鴻池朋子×八谷和彦

昨夜は、午後7時半から9時まで、飯田橋のミヅマアートギャラリーで開催された、現代アーティストの鴻池朋子さんと、八谷和彦さんのトーク・イベントに参加。

現在開催中の、鴻池朋子さんの個展に合わせたトーク・イベントながら、同展開催中に起きた東日本大震災を踏まえ、復興支援に向けて、アーティスト＝人として、何が出来るかが、その主なテーマとなった。八谷和彦さんは、あの「PostPet」の生みの親として知られる、メディア・アーティスト。

私個人としては、鴻池さんの生んだキャラクターであるみみおが、「日の丸」をギュッと抱きしめる姿に象徴される、「HUG JAPAN」という鴻池さんの支援イベントに、正直にいえば、違和感がないわけではないが、突然、こうした未曾有の事態に直面した時、まずアーティストとしてというより、一個人として、自分に何か出来ることがないかを、真摯に模索する彼女の姿勢に共感はしたので、協力できることは、協力することにした。

また、そうした活動が、アーティストとしての鴻池朋子の、今後の仕事に、どのような影響を与えていくのかについても、一ファンとして、長いスパンで、見ていきたいと思う。

日本人は、今回の震災の被害者ではあるが、福島第1原発からの汚染水の海洋投棄という事態は、同時に、日本人を海洋汚染の加害者にもしている、そうした視点を決して忘れてはならないという、ミヅマアートギャラリーオーナーの、閉会の言葉も、ずっしり、心に響いた。