21世紀の吉田松陰を目指します!そのためにまず読書から!
2006-07-18 12:07:09

なんとなく思うこと

テーマ:日記

・ゴッホやピカソを忠実に模写した絵。下手だけど、精一杯自分の感性で書いた絵。
どっちが人を感動させる絵なんだろう。

・夢は叶えるもの。夢はさらに大きな夢に向かうための踏み台。
どっちが魂を熱くさせるんだろう。

・自分を裏切って、不本意だけど安定した人生。自分を信じて、不安定な、だけど己の道を己の足で歩む人生。
どっちが幸せなんだろう。


「何が君の幸せ 何をして喜ぶ 答えられないなんて(わからないまま終わる) そんなのは嫌だ」



言葉(会話)は意思を伝えるための1つの手段にしかすぎない。 

文章でも、ジェスチャーでも相手に伝わるなら方法は何でもいい。

世の中では無口な人や言葉で表現するのが苦手な人を軽視したり、バカにする傾向があると思う。

言葉(会話)という1つの表現方法の形式にとらわれたら、物事の本質がわからなくなるかもしれない。





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2006-07-03 11:57:32

項羽と劉邦

テーマ:
司馬 遼太郎
項羽と劉邦 (上)


『項羽と劉邦 上・中・下』司馬遼太郎 新潮文庫
一応、主人公は後に漢の高祖となる劉邦だと思うんですが、敵の項羽のほうが僕は好きです。
もっと言うと、劉邦の配下にありながら強大な勢力を持つ天才軍師、韓信が1番好きです。
項羽は劉邦の可愛げ、徳、人望には及ばないが、孤高の獅子的な男としての魅力を感じます。兵糧の調達や外交・策略の能力は皆無といってよく、間違いなくそれが劉邦に敗れた要因でした。
ただ勝ち負けを越えた魅力を項羽にはあるのです。


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2006-06-26 11:56:51

読んだ本いろいろ

テーマ:
新渡戸 稲造, 奈良本 辰也
武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える 知的生きかた文庫

『武士道~人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える~』 新渡戸稲造 訳・解説奈良本辰也 三笠書房


日本には、世界に誇れる優れた精神文化がある。代表的なものがこの「武士道」だろう。
現代ではとっくの昔に忘れ去られた精神のような気がする。
武士の心構えは強く、優しく、潔く、爽快だ。自分の生き方を顧みて、すこしでも武士の境地に近づこうと思う。


「もっとも剛毅なる者はもっとも柔和な者であり、愛ある者は勇敢なる者である」


「義に過ぐれば固くなる。仁に過ぐれば弱くなる」 伊達政宗


・敗れたる者を慈しみ、傲れる者を挫き、平和の道を立つること―これぞ汝が業


・武士道は損得勘定をとらない。むしろ足らざることを誇りにする。


「武人の徳とされている功名心は汚れをまとった利益よりも、むしろ損失を選ぶ」

ヴェンティディウス


・ドンキホーテは黄金や領地よりも、彼の錆びついた槍や、骨と皮ばかりのロバに誇りをもっている


・名誉の失われしときは死こそ救いなれ、 死は恥辱よりの確実なる避け所


・憂き事のなほこの上に積れかし 限りある身の力試さん

 
蔡 志忠, 和田 武司
マンガ老荘の思想  

『マンガ老荘の思想』蔡志忠作画 和田武司訳 野末陳平監修 講談社+α文庫


老子、荘子の思想は、孔子のものとはかなり趣が異なる。自由、自然を基本スタンスにとっているところが特徴である。


荘子
大地の簫声
「本来一個の自然存在でありながら、知に拘束されて、自然から遠ざかってしまったところに人間の悲劇がある。
人は自らの自然を回復しなければならない。思惟を去り、作為を捨てて、無心になりきる、限りない調和の世界に入る。
その境地を天籟を聞くという」


かごの中の雉
「山林に住む雉はかごの中に飼われようとしない。かごの中なら、食う心配はないし、羽もつやつやしてくるが、野外の自由には変えられないのだ。・・・自由の代償に物質上の欲望を求めるなんて、くだらない。」


筌を忘れる
「魚をとったら、筌は棄ててもいい。うさぎをつかまえたら、わなは棄ててもいい。
意志を伝えたら言語、文字は棄ててもいい。・・・言語、文字は目的ではなく、それに至る過程。こだわりすぎると、大事なものが置き去りにされてしまう。」
老子
上善は水のごとし
「水は柔らかく弱く、どこにでも流れていく。人々も水のように争わず下に立つことができてはじめて、道に近づくのである。」


 
安田 佳生
採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長  

『採用の超プロが教える 伸ばす社長つぶす社長』 安田佳生 サンマーク出版



まず、社長はできる人という先入観を持たないことが大事だそうです。
僕も、当然社長になるぐらいだから会社で1番仕事が出来るんだろうって思ってました。

他の2冊の著書にも書いてありましたが、安田さん(ワイキューブ全体?)は社員のモチベーションのためにオフィスには金をかけるべきだという考えのようです。
率直にいって僕はそんな会社では働きたくありません。
先進国特有の贅沢気質というか・・・。そんなことやってたらハングリー精神もなくなるし、
能力があって、しかも人件費の低い中国人やインド人にぶっちぎられると思います。


社員教育について
社員教育によって社員は良い人材に成長すると勘違いしている社長が多い。
成長できるかどうかは、本人の資質、やる気などに左右される。成長できる環境を会社に求める姿勢ではダメで、
結局は本人の意思と能力次第である。


変化について
できる社長は、変化を受け入れる資質を持ち、絶対に譲れないものが極端に少ない。
1番大事なのは、会社が継続していくことであり、社員の生活を守ること。
社名や会社の場所、さらには事業内容も根本を揺るがすものではない。

 
岩橋 文吉
人はなぜ勉強するのか―千秋の人 吉田松陰  

『人はなぜ勉強するのか~千秋の人吉田松陰~』岩橋文吉 財団法人モラロジー研究所


江戸時代、各藩には藩校が設置され、江戸にはそれら藩校の総元締の大学として、湯島聖堂があった。教授は天下に名を知られた学者で、学生も各藩から選ばれた秀才で、教育組織もよく整っていた。

一方我らが松陰先生の松下村塾は、松陰が幽閉されていた粗末な部屋。
生徒は近隣の青少年や松陰を慕う青少年が集まっただけで、秀才ではないし、整ったカリキュラムもなかった。


しかし、幕末・維新の国難に国の命運を賭ける課題に立ち向かい、課題の解決に己が生命を賭けて活動し、
歴史に名を遺した人物は湯島聖堂からではなく、松下村塾から出たという事実がある。


湯島聖堂での学問が死んだものであったのに対し、松下村塾の学問は時代の課題に立ち向かう活きた学問であった。

死んだ学問とは、たくさんの知識は身につけるけれども、その志はよい就職口にありつきたいとか、学者として名声を得たいとか、
つまり経世済民の志を欠いた学問である。
活きた学問とは、名利の心を捨てひたすら天下万民を安んずる大志を堅く持ち、現実の活きた課題に立ち向かい、その解決のために基本の学問に全力を尽くすことだ。


万巻の書を読むに非ざるよりは 寧んぞ千秋の人と為るを得ん 
一己の労を軽んずるに非ざるよりは 寧んぞ兆民の安きを致すを得ん

(一万巻に及ぶたくさんの書物を読まないでは、どうして千年の歴史に名を残す人となることができようか。
自分1人の苦労を進んで負うのでなくして、どうして天下の人々を安らかにすることができようか。)
 
この文字は松下村塾に掲げられ、塾で学ぶ門人に示されたものだが、松陰自身の覚悟、夢であったといえる。


「人間僅か五十年、人生七十古来稀、何か腹のいえる様なことを遣って死なねば成仏はできぬぞ」

これは品川弥二郎からどのように生きたらよいか問われたときの言葉だ。



松陰の優れた教育力、学問観を支えていたのが、万人平等の人間観だ。
「人はだれでもその内面に天性の純金を含んだ金の鉱石のようだ。だから、人がまことの人として生きるためには、
わが身を精錬して私欲の不純物を取り除いて天性の純金の輝きを発揮さなければならない」と例えている。


松陰の存在は、同時期に活躍した坂本竜馬、勝海舟、西郷隆盛らと比べて、地味な印象になっているが、
僕の中では、唯一といっていいほどのヒーローであり、勇者であり、真の求道者である。

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2006-06-19 11:41:29

臥龍鳳雛

テーマ:日記

今日は普通の日記です。


・人間が動物をペットとして飼うことに関して思うことがあります。


根本的に生物がほかの生物を飼うことに違和感を感じます。人間は特別だから飼っても良いのでしょうか?

僕は猫が大好きです。飼いたいですけど飼おうとは思いません。自分がそうされたら嫌だからです。

生物として生まれて来たもの最低限の権利を守らなければいけないと思います。


・アフィリエイト・・・。ブームぎみに盛り上がってますが、賛否両論あるみたいですね。

「簡単!アフィリエイトで月10万稼ぐ方法」的な本とかサイトとかもあって、
楽して儲けようなんてけしからん!って声もあります。


確かにそれを本業にしてしまうのは違うのかなって思います。
しかし、一生懸命知恵をしぼってサイト運営をされている方もいらっしゃいます。
そういう方とごっちゃにしてはいけないと思います。

何事もやるからには全力を傾け、商売なら顧客に優れたサービス、商品を提供しようという気持ちが大事です。
それがアフィリエイトという方法であったとしても、問題はないと思います。


「完璧」って言葉使わないようにしてます。
完璧だったらそれ以上のものはできないし、そんなに人間は良く出来てないですよね。
夢とか目標も低く設定してしまうと、逆効果になる恐れがあります。
向上心は不可能を可能にするし、生きる力が湧いてきます。


・弱さを認めることから強さは育まれていきます。

自分を分析する能力って大事だと思います。
現状がとても頼りなく、何の実績もなく、取り柄もないなら落ち込みます。(自分がそうです)


だけど現状がわかったら、スタートラインに立てている。
勝負をあきらめなければ奇跡が起こるかもしれないんです。人生メラメラ


・三国志名言より

臥龍鳳雛・・・隠れ伏している龍と鳳凰のひな=埋もれていて  未だ世に出ない英傑のたとえ




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2006-06-16 11:17:13

いい本ありますね

テーマ:
ロバート・A・グーラ, 山形 浩生
論理で人をだます法   

『論理で人をだます法』ロバート・J・グーラ著、山形浩生訳 朝日出版社

おすすめ度:★★☆☆☆ (今回からおすすめ度表示します)


・かなり過激なタイトルですよね(笑)

ぼくはそういう方面な人ではないですからね。


この本では、日常的に使われるインチキ論理の手口のあらゆる手法が紹介されてます。
くだらないといえば、くだらないんですけどたまにはこういうのも。


P23,33で紹介されてる
「バンドワゴン・アピール」・・・みんなやってますよ。だからあなたもやったらどうですか。
これよくありますよね。日本人はこういう論法に弱いです。汗


P79、「人格攻撃」・・・Aという人物はBと主張しているけれど、Aはろくでもないやつだ、もしAやその行為がイヤならば、Aの発言も嫌うべきだ。したがってBを認めてはいけない。
ろくでもない人物でもよい意見を持つことはある。メラメラ


P103、「パーセントの悪用」・・・コード市長の時代に汚職は半減しました。
でもそれは、逮捕された汚職犯罪者が、4人から2人に減っただけかもしれない。パーセントで言うと実数よりすごく感じる。

これは知らず知らずのうち、だまされてるかもしれませんね。


まとめとして重要な原理を2つ。
「客観的で事実に基づいた応答ではなく、感情的なことばや評価的なことばに頼る人は警戒しよう」

「何か権威が引き合いに出されたら、その権威者の持っている資格や技能が目下の問題と関係あることを見極めるまで、それを鵜呑みにしないこと。」

こうやって見てみると、身近なところに論理の悪用が案外あったりします。
小泉総理の演説とかにもありそう(笑)

ロバート キヨサキ, 白根 美保子
金持ち父さん貧乏父さん

『金持父さん 貧乏父さん』ロバートキヨサキ、シャロン・レクター 筑摩書房

おすすめ度:★★★★☆ 

1年前に初めて読んだときは、衝撃を受けたことを憶えています。
当時ファイナンスに関する知識が無く、このままいくと貧乏父さんになってしまう!って思ってました。
しかし、微々たるファイナンシャルリテラシーを身に着けた今、違った感想が出てきました。


金持父さんは[「ラットレース」から抜け出すんだ!そうしないと一生人に使われる人生を送ることになるぞ!]
と、脅迫めいた(?)ことをキヨサキ少年に告げるのです。


ラットレースのどこが悪いんですか?そもそも世界の経済は労働者によって成り立ってますよね。
みんながラットレースをやめるとだれが米を作るんですか?別に社会主義を標榜してるわけじゃないんですが、
読んでから1年程経って、自分の考えも変わってきたのだと妙に感心しました(笑)
ただファイナンスの知識は絶対必要です
学校で1番とはいわなくても重視して教えるべきです。今の教育は実践的な教えが少なすぎます。
実学と知識、教養としての学問のバランスが悪いと思います。
将来的には教育の改革もやってみたいな~て思ってます。


中里 至正
成功のためのフランクリン13の徳目


『成功のための フランクリン13の徳目』 中里至正 ごま書房

おすすめ度:★★★★☆ 


まず、ベンジャミン・フランクリンについて僕はまったく知りませんでした。
一般的には避雷針を発明し、アメリカ独立のとき活躍した人物として有名です。
しかし、その肩書きは実業家、科学者、文筆家、政治家、外交官などなど。しかも、どの分野でも一流の成果を残しているのです。


さらにフランクリンは貧しい移民の家に生まれ、正規の学校教育は2年間しか受けていません。
いわゆるアメリカン・ドリーム体現者第1号で、アメリカでは象徴的な存在なのだそうです。

またフランクリンは自伝で、「富を得る」を堂々と人生の目標の1つに挙げています。
かの村○ファンドの村○氏や、堀○氏を思い浮かばせる率直さです(笑)


13の徳目は実践のための方法論であり、実践してなんぼというものである。

ここで13の徳目のうちいくつか記しておきます。


節制・・・飽くほど食うなかれ、酔うほど飲むなかれ。
現代の人間には自分の欲求をコントロールできない、またはしようという気持ちがない人が多いと思います。
豊かになったと同時に失うものの代表がこれでしょう。


・節約・・・自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。浪費するなかれ。
お金は自分が価値がわかるものに使うべきであり、流行っているからとか、ブランド物だからとか
といった理由で、本当の価値がわからないものに無駄に浪費してはいけない。


・勤勉・・・時間を空費するなかれ。つねになにか益あることにしたがうべし。無用の行いは全て断つべし。
人生は運により動くことが多い。しかし、幸運の女神は努力する者を好む。
努力や根性はダサくないし、むしろかっこいい。


・平静・・・小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ
これは、僕自身1番大事だと思います。常に平常心を保てる精神力は大きな武器になりえます。
この能力を身に着けるのは、かなり困難だとは思いますが、がんばりたいです。


・謙譲・・・イエスおよびソクラテスに見習うべし。
これは、日本的な謙譲とは意味が異なり、
自己主張をして0になるよりそのばは人に譲っておいても、最終的に自分にプラスにできればいいではないか。という考えのようです。
ちょっと利己心が強いような考えなので、これには僕は否定的な立場です。


昔の人が言った名言はすっきり短くて好きです。短くまとめてキャッチコピーにすると、印象に残るものですね。

B-ing編集部
プロ論。

『プロ論。』 B-ing編集部編 徳間書店

おすすめ度:★★★☆☆ 


いろんな分野で活躍されている方の考え方がまとめられている、話題になった本です。
全体を通じてうかがえるのは、まず自分の好きなことに対し最大限努力すること。
それが基本で、努力なしにはなにも始まらないのです
そしてもう1つ。人生は厳しいのがあたりまえであり、楽しさは厳しさを超えたところにある。
いろいろ参考になったのですが、特に心に残ったフレーズを2つ。


なにかを犠牲にしないで、夢を見てはいけないby横山秀夫
今を自分らしく生きない人には、次の道は開けないby平尾誠二


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2006-06-14 12:29:46

面接×2

テーマ:日記

昨日は福岡に面接2社受けてきました。ぞくぞくと内定者が現れている最近。

僕はまだまだこれから勝負です。

最初のはグループ面接。

「わが社への志望度は何%ですか?」という質問。

ウソか本当かわからへんけど、みんな軒並み80%越えビックリマーク

僕だけ50%ビックリマークだから落ちるんかな~あせる

福岡遠征恒例になった本調達。 4冊ゲットメラメラ

本紹介は後日。

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2006-06-12 11:57:12

本3冊

テーマ:
海原 徹
吉田松陰―身はたとひ武蔵の野辺に

『吉田松陰~身はたとひ武蔵の野辺に~』 海原徹 ミネルヴァ書房


著者は京都学院大学学長で、松陰研究の第一人者である海原氏です。
海原氏の松陰評は、教育者としての才能を高く評価しておられるようです。


・教師の顔を離れた一個人としての松陰は、趣味や遊びとはまるで無縁のあまり面白くない、真面目一徹の人物だったらしい。
女性にはおどろくほど潔癖、というより臆病であった。


・他人との付き合い、社交面では、お世辞らしきものが全くできない、世渡り下手の典型のような人間だった。


・早くから孟子の「至誠にして未だ動かざるものなし」の言葉を好んだ。最晩年には李卓吾の「焚書」を読み、その童心説に心酔した。


・外国船による密航を企て、獄につながれた松陰は読書や思索三昧の日々を送った。
約1年に及ぶ在獄中、総計618冊に及ぶという。倫理哲学、歴史伝記、地理紀行、兵学、詩文、時務、医学など様々な分野の本を読んでいる。   また獄中教という試みも興味深い。


・村塾には諸方を遊歴する門生や友人知己から寄せられた情報を集めた「飛耳長目帳」と題する、
今日の新聞風に書き綴ったものが備え付けられていた。
全国各地から戻った塾生や出入りの商人たちが直接もたらす情報は聞き書きであるが、これに旅先から送られてくる手紙や風説書の中から、必要と思われる箇所を抜粋し1冊にまとめたものである。必要に応じて教材としても使用された。


・いったん決断すると猪突猛進してしまい、状況判断しながら進退する柔軟性や融通性に欠けるところがあった。


・松下村塾は教える自由と学ぶ自由があった。松陰側からいえば官定の教育課程、上から与えられたカリキュラムなどは一切存在しなかった。予め与えられたテキストなど一切なく、また場合によっては徹夜で教えたこともあった。
塾生は塾で学ぶことを誰からも強制されていない。
学習の全てを自らが決定した。
「人は実行が弟一である」ことを強調した松陰自身がそうであったが、塾の教育において知識の授受は大して問題ではない。


・規制がなく自由に学び、自由に教えるという教育関係を再現することは不可能のようにみえるが、
例えばフリースクールの刺激的な実践がおげられるように夢物語ではなく、
教育を志すものには是非がんばってもらいたい。


・海原氏は、現状の公共教育の限界を指摘し、理想の教育像を松下村塾にみいだしているのだと思います。


渋沢 栄一, 石井 浩
雨夜譚余聞

『雨夜譚 余聞(あまよがたり よぶん)』 渋沢栄一 解説石井浩

雨夜譚の書き出しはこうだ。


「今晩はかねて約束してありましたとおり、自分が今日まで経過してきた一身上の履歴をお話いたします。」


以下生誕から大蔵省退官までの記録です。
そのためこの本では、実業家に転身してから喜寿までの経歴を『青淵回顧録』より抄録し、栄一の人生を概観できるように構成されています。


・栄一の生涯はまさに波乱万丈といえるものでした。
幕末の動乱期に青春期をすごした栄一は過激な攘夷思想を抱くようになり、横浜の外人館焼き討ちという暴挙を企てるまででした。
しかし断念し、あろうことか敵対視するであろうはずの一橋慶喜(徳川慶喜)の家臣となりました。


この栄一の変わり身には評価が分かれるところです。


・そんな栄一の転機となったのが、パリ万博に際しての渡欧でした。
欧州各国の産業文化に触れ、四民平等や株式会社組織などに対する関心を抱き、
後年の企業設立や社会福祉などの精神が培われたのでしょう。
帰国すると、日本は大きく変わっていました。ペリー来航により開国し幕府が倒れ、
江戸が東京に変わり、新明治政府により明治維新が進められていたのです。
その明治政府から、栄一のもとに出仕するよう命が下ります。
栄一は大蔵省に仕え、多くの実績を残しました。


・しかし、政府の側からの殖産興業に限界を感じ、大蔵省を辞し、実業界に身を投じることとなります。
その当時の産業界は、官尊民卑の世情が激しく、商工業者は蔑まれていたのです。
この現状を栄一は憂い、「人間に階級があってはならぬ。国を強くし富ますには、商工業を発達させねばならない。」
として、商工業に従事し国家の隆盛に力を尽くそうと考えたのです。
まず、従来の個人経営ではなく資本を集め合本組織を組織しなければならないと考えました。
また商人に精神面でも向上することを求め、特に孔子の『論語』の精神を行き渡らせました。


・実業界を改革するために、まず銀行制度の改善、貨幣制度の確立が必要だとし、
日本最初の本格的な株式会社である第一国立銀行の創立に尽力し、初代総監役となりました。
その他、500ともいわれる会社設立に関わったといわれています。
また社会福祉、教育、民間外交に活発に携わりました。


まさに栄一は日本の実業家を改革し、近代資本主義の基礎を築き
「資本主義の父」の名に相応しい生涯でした。

久恒 啓一, 知的生産の技術研究会
伝える力―各界トップランナーが講師をつとめる自己表現の教室

『伝える力』久恒啓一+NPO法人知的生産の技術研究会 すばる舎


・コミュニケーション力は大事です。自分の考えをうまく表現できなければ、いくら良いアイディアを持っていても無駄になりかねません。


表現の前にまず、「相手と出逢う」という段階があります。
この本ではホンダの名コンビ、本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の出会いの有名なエピソードが紹介されています。
・出会いは基本的に運であり、「運は志に対する賜物」なのです。
志は遠大な、感動を伴う、ひたむきな意思を抱き念じ続けた末に叶うほどの目標です。

不思議なことに志は同志を引き寄せる力(運)があるようです。


次に「聞く」 聞くというより聞き出す能力が必要だということです。
P50より引用
宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』に「自分を感情にいれずに」というフレーズがありますが、インタビューするときのコツはこれです。
「私の肩書きはこれ」「私はこういう会社の者だから」と気負ってしまうとうまくいきません。

「発想力」 アイディアを生み出すには、
・広い知識はアイディアの源泉である。
・何か1つ極めた知識がないとアイディアを具体化することが出来ない。広い知識と深い知識の両方が必要だ。
・アイディアを出す「癖」をつける。
・他人に進んで評価を受ける。
・目標、テーマを明確にする。

「図で考える」
・日本の経済成長の過程で、企業においても学校教育の場においても、ものごとを深く考える能力が求められなかった結果、
理解する能力は高いけれど、伝達する能力が低く、企画する能力がない人が多い。
・文章だけで完璧に相手に理解されることは限界がある。そこで図解コミュニケーションを取り入れよう、というわけです。
図解は基本的に、マルと矢印でできていて、マルは構造を表し、矢印は関係を表します。
ということは矢印の使い方が上手いと関係をよく理解している。となるわけです。
・普段、左の論理脳ばかり使っている人は右脳を使う、図を描くという行為はとても有効なのです。

「書く」
・タイトルと文章の書き出しは離れた表現にする。
・魅力的な文章は自由な発想から生まれる。
・何を書くかに困ったら先人の文章から学ぶ。・・・あのイエス・キリストが十字架にかけられ最後に叫んだ言葉、
「神よ。なぜに我を見捨てたもうか。」は旧約聖書の言葉から引用して叫んだのだそうです。
・客観的に思いを表現すると、力のある文章になる。・・・新聞記者に特に求められることです。

「演出する」
・日本でしか通用しない旧来のコミュニケーション表現では国際社会に取り残される。
・相手の反応を正確に受信して、初めて表現が発信できる。
・空間の取り方が重要
・アイコンタクトの活用・・・ある調査では、会話している時間のうち、60%くらい目線が合っていると、相手は良い印象を受けるという結果が出ているそうです。


以上のような内容でした。わかっていることが大半だったのですが、あらためて確認することは大事だと思いました。

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2006-06-09 12:30:39

ホラーで感動

テーマ:
吉村 達也
樹海

『樹海』 吉村達也 角川ホラー文庫


一時期ホラーのはまっていた時期がありました。


20冊くらい読みましたが、1番のお気に入りがこれです。

吉村さんの作品には他にも良い作品がありますが、これが1番です。

ホラーなのでもちろん怖いんですが、メッセージ性が強く、

考えさせられることが多い良作です。


ホラーは怖いから読まない。というような人にも是非一読をお勧めします。


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2006-06-08 12:42:45

組織論って難しい

テーマ:
松井 道夫
好き嫌いで人事

『好嫌いで人事』 松井道夫 日本実業出版社


・証券業界の革命児、松井証券の社長、松井さんの本です。


全体を通じて感じたのは欧米型企業観、経営スタイル色が強いなということです。

典型的な例として、社員1人1人の価値観、存在を広く認め、個人が組織に従するのではなく、

あくまで組織は個人の目的を達成するための道具であるという組織論です。



それに対し、従来からあるいわゆる「日本的経営」の組織論があります。

会社は家であり、社員は家族。

会社は家族である社員を生涯雇う約束をし、固い絆で結ばれあい、団結して1つの目標に突き進むといったような組織観です。



私は一概に旧来の日本的組織論が悪いとは思いません。

何でもかんでも合理的に、打算的なものの考え方に進んでいくのはいかがなものかと思うのです。

日本人特有のチームワーク、連帯意識は恥じるものではなく、強みとして生かしていったほうが良いと思います。

そのうえで、欧米や新しいしシステムの長所を取り入れ、うまくバランスがとれたら、

世界に誇れる日本の企業になるのではないでしょうか?



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2006-06-07 11:57:49

W杯始まるけどあんま見れん!

テーマ:日記+本

・もうすぐワールドカップが始まります。サッカー

個人的には就活が終わってないので、あまり見れないと思います。とりあえず大好きなオランダ代表の試合だけは全部ビデオに撮って見たいと思います。

実を言うと僕の優勝予想はオランダです。半分は希望的観測ですが・・・。やっぱブラジルかな~。頑張れオランダ!!目指せ初優勝!メラメラ
オランダ代表の中でもロッベンのプレーは最高ですね。まさに神の子の名にふさわしい、世界一のウィングです!メラメラ
前にはニステル、カイト、中盤にはコクー、ファンデルファールトなど要所に良い選手が揃ってる!個人的にはマカーイをスタメンで出して欲しい!!

 伝説のプレイヤー、ファンバステン監督の采配にも期待したいです。


・5・29日のNHKで、サッカーW杯に出場する選手のドキュメントをやってました。
中でも、印象に残ったのがブラジル代表アドリアーノ。

以前NUMBERで見て知ってたけど、彼はリオの貧民街、絶望の町の出身です。
彼の強靭なプレーは、家族を養うために、生きる手段として努力を重ねた結果だと思います。
他のブラジル人選手と異質な雰囲気をもつのは、強い精神力からきてるのでしょう。


・日本代表。

松井選手、落選残念です。現状では俊輔、小野と並ぶ日本屈指のテクニックを持つ松井選手。
トリッキーなドリブルをドイツで見たかったです。
南アフリカW杯では是非、彼の活躍を楽しみにしてます。


今日は本1冊です。

山村 竜也
真田幸村 伝説になった英雄の実像

『真田幸村~伝説になった英雄の実像~』山村竜也 PHP新書


・真田幸村は戦国末期の武将です。信長や家康などのヒーローと比べると、たいした事績は遺していません。
しかし、武士としての筋を通し、主君のために潔く戦場に散った幸村はひそかにファンが多いです。
巨大権力に反抗する勇者というのは、今も昔も変わらず人気を得るものです。
幸村は時代の覇者に翻弄された生涯だったようです。


弱小な真田家は、武田・織田・北条・徳川といった周囲の強大な大名を渡り歩きくことになる。
徳川と武力衝突になり、父昌幸は上杉景勝に支援を求め、人質として幸村を差し出しだす。
そして秀吉が天下人に確実という情勢になると、臣従の証に幸村を人質に出す。
関が原の合戦。

ここで真田親子は、東軍の3分の一に及ぶ秀忠軍を上田合戦において苦しめ足止めし、ついには合戦に秀忠軍は間に合わなかった。
しかし真田親子の活躍も西軍は敗れ、高野山に流され、14年の月日を過ごす事となった。
幸村にとって最後の活躍の場が大阪の陣であった。 その際家康は、武名高き知略家、幸村を味方に取り込もうと領地を与える交渉をしているが、

幸村は

「日本国中の半分をいただけるとしても、私の気持ちは変わりません。・・・私ははじめから討ち死にを覚悟しています」


と、拒否した。恩賞の多寡では幸村は動かないのだ。

強大な敵、徳川家康にあくまで抵抗し、滅びゆく豊臣家のために命を賭けて戦った、真田幸村は忠義に生きた、見事なであった。

今日は本に合わせて「その時歴史が動いた」口調でした。


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