ケアマネとは一体、何者か?  柴口 里則のブログ -4ページ目

ケアマネとは一体、何者か?  柴口 里則のブログ

ケアマネージャーとは一体何者か? 
  介護保険制度が生み出した、このバカげた職種をぶった切る

 ケアマネージャー・・・。

 白澤政和という大バカものが作りだした、ばかげた制度。

 

 最近、この仕事をする人の資格の取り方が、また、変わるそうですね。

 

 いつだったか、有識者の懇談会、たしか、「ケアマネの在り方検討会議」では、国家資格保持者のみに受験資格を与えるという話がありましたが、今は、どうなったのかな?

 

 今度は、「相談員経験者でないと、受験させない」という話ですが、・・・、本当ですか?

 

 相談員といっても、現実には、雑用係でしかないのは、有名な話。ショートステイの送迎要員であることはよく知られた話。

 こんな人がケアマネになると、今までと何が変わるのでしょうか?

 

 だいたい、居宅サービスであれば、どんなサービスがあり、それをどれだけ使うかは、利用者が決められる。施設サービスであれば、現場の人がその人を見れば、どんな支援が必要かはすぐわかる。

 

 一体、何のためにケアマネージャーっているんですか?

 

 

 

 元大阪市立大学の白澤政和という大バカ者が考え出した、ケアマネジメントという馬鹿げた仕事。

 しかし、この仕事をするには、業務独占の資格を必要とする。そして、この資格は5年ごとに研修を受けて更新するしくになっている。

 今回2回目の更新研修を受けたが、計32時間、5.6回、都心に出向いた。しかし、何と無駄な時間と労力を費やしたことか・・・。

 

 この研修での 「現実の介護現場」とはかけ離れた、「空想」をもとに作られた仕事の「研修現場の実態」をお知らせしよう。

 

<現実の介護現場>

  例えば、利用者が「デイサービスを利用したい」と言う希望を言った。ケアマネは「それにあったサービス計画書」を作成して、印鑑をもらいファイリングするのが、業務である。

 ケアマネはそのゴミになるだけの書類(サービス計画書)をつくるだけで、そこに何が書いてあるかなど、全く意味をなさない。だから「ケアマネ不要論」なのであるが・・・。

 

<ケアマネ更新研修(仮想現実)の現場>

  利用者に「どんな生活をしたいか」「何を困っているのか」などを言わせて、それを解決するためにどんな介護サービスを利用するのかをケアマネ様に決めていただく。

 

 利用者には、「数ある介護サービスの中からどんなサービスを利用するかは?」の選択権を与えていない。もっと言えば、「利用者はバカで何もわからないから、サービスの取捨選別はできないから、ケアマネが指南してやる」という前提から始まっている。

 

 このような「そもそものボタンの掛け違え」から始まっているケアマネジメントという馬鹿げた手法。

 

  しかし、「どんなお困りごと」があるか?そしてそれを解決するためには「どのようなサービスを利用」すれば解決できるか?を議論するのであれば、それはそれで、仮想現実の中での「一つのおままごと」ということで理解できる。

 

 ところが、今回の研修は、全く訳がわからず、何をしていたのかさっぱりわからない。

 

 例えば、

1時間目

 「課題があると考えられる『アセスメント項目』について、その理由と課題解決のために働きかけを行うべき相手方及び課題解決に向けた具体的な対応方針を記入(議論)してください」とあるが、・・・・・・。

 

2時間目

 「課題があると考えられる『ケアプラン第2』について、その理由と課題解決のために働きかけを行うべき相手方及び課題解決に向けた具体的な対応方針を記入(議論)してください」とあるが、・・・・・・。

 

 この二つの課題で、ケアマネージャーの皆さんが議論するのが、今回の研修のメインだった。

 

 皆さん、意味がわかりますか?

 

 高校生でも合格できるケアマネの試験に合格したケアマネさんには、この難解で現実離れして研修課題をもらっても、到底理解できない。

 もっとも東大卒でハーバード大学に留学した人でも、もちろん、到底理解できないのは自明の理である。

 

 講師やファシリテーターとしてきている人達も、恐らくは、自身に向けられたら、何をして良いか、わからないと思う。

 

 結局、何をしてきてのか?この研修では?

 

 

 さぁ、明日から、現実のケアマネ業務が再開する。

 

 そこにあるのは、併設のデイやヘルパーなどへ客を呼び込む営業活動と、利用者の選んだサービスの利用理由書などという、馬鹿げたゴミになる書類を作るだけだ。

 

 がんばろう。

 

 こんな仕事、いつまであるのかな?と不安をもちつつ。

 

 

 

 

<地域ケア会議をやったら、要介護認定者数が減った>

 

 「地域ケア会議をやったら要介護認定者数が減った」  「???   嘘だぁ~」

 

 ケアマネ資格の更新研修1回目に行ってきましたが、このような振り込め詐欺まがいのお話を聞いてきました。

 内容は、例によって、呆れるばかりの机上論。

 ある市の介護保険給付担当という人が講師でしたが、恐らくは現場の実態は何も分かっていない人なのでしょう。

 

 その話とは、ある自治体での紹介事例。

 

 「地域ケア会議で、ケアマネの作ったプランを他職種が再検討したところ、デイの入浴が、「ただ風呂にお入れしているだけの押しつけサービス」だった。これを地域ケア会議で、「リハビリを兼ねた入浴サービス」にしたら、要介護度が下がって自身で風呂に入れるようになった」

 

 これがいかに作り話であるかは、現場の方々であればすぐに気がつくことだと思います。

 

 まず、こんなもの(入浴の自立に向けたリハビリ支援)、わざわざケアマネがプランに記述をしなくても、現場の職員が、その方を見て、

 

 ・ご本人のやる気

 ・ご本人の判断能力

 ・ご本人の体の状態

 

 などなどを見た上で、「これは、行けるかな?」と感じれば、ご本人様とご相談の上、現場の判断でどんどん実施するものなのです。

 

 にもかかわらず、「書類の作って」、「会議をして」、という無駄な仕事を増やして、自己満足にふける。

 

 この事例で言いたいことは、「プランを他職種で検討して自立に向けた支援を行えば、介護の負担が減る」ということなのでしょうが・・・。

 

 何も、専門職じゃなくても現場がおもいつことなんじゃないの?

 

 作り話もはなだしい。

 

 少し、バッカじゃない?????