くっそー💢


潤が来てから雅紀がつれない


いつでも潤がぴっとり引っ付いてて


俺が雅紀に近寄ったり話しかけたりすると

潤がびーびー泣きやがる



「翔ちゃん 潤ちゃんが怖がるから

 あっち行ってて」

「潤ちゃん泣いちゃたから後でね」



潤のやつーー!

雅紀を一人占めしたいから

ぜってーわざとだろ!

雅紀も雅紀だ!甘やかしすぎじゃね!



あ~イライラする💢



一緒に食べようと隠しておいたひまわりの種

全部食ってやるーーー!


カッカッカッカ ガツガツガツ コリコリコリ




「翔やん メタボまっしぐらですねぇ」


「はっ!!💢」


「まぁ君が相手してくれないからって

 ウジウジやけ食いなんて情けないわぁ」


「うっせーな ほっとけ💢」


「あー怖い怖いw」



いつもは丸太ハウスに籠りっきり出てこねぇ

くせに和がぐちゃぐちゃうるせぇ



「翔やんには言ってなかったですかねぇ

 まぁ君の元いた家ってめっちゃ大家族で

 その上に先輩🐹達が結構威張っててさぁ

 遊びに行くとまぁ君はいつも隅っこに居て

 膝を抱えて座ってて

 遊具で遊んだり追いかけっこしたりしてる

 他の🐹達をただ見てるだけだったんですよ

 ね」


「えっ…」


「だから どうしても潤君の事が気になって

 しまうんでしょうね

 過去の自分を投影してしまうのかな」


「……」


「さぁてと~私は昼寝でもしましょうかね」


ヒラヒラと後ろ手に振りながら

和は丸太ハウスへ歩いて行った




ふと雅紀の方を見ると


目があった


けど


直ぐ様


そらしてしまった