翔べ! 必殺うらごろし
おばさん 演-市原悦子
旅の傍ら生き別れた子供を捜しているが、記憶喪失であり、以前は殺し屋(名称不明)だったらしい。
悪人に先回りして現れて、隙を突き、油断している所を匕首で刺す。
無害な中年女にしか見えぬ自分の外見を利用し、まったく無警戒な相手の腹をえぐるのですね。
記憶を失っているとはいえ、殺しに関しては、絶妙なタイミングで成功させる感覚だけは忘れていなかったようです。
然る後に印象的な捨て台詞を吐く。
この様々な台詞に視聴者は気を取られすぎだが、刺した後の血を拭き取る手ぬぐいがだんだんと赤く染まっていくのも印象的ですよね。
最終回近くでは、手ぬぐいは完全に真っ赤に染まっている。
先生と若がお金をほしがらず、正十は金にだらしないため、必然的に一行の財布係となってしまった。
普段ののんびりした姿と殺しの様子のギャップが激しすぎて、今でも語り草となっていますよね。
第22話において記憶を取り戻しました。
記憶を失った原因が、幼い息子に正体を知られたことのショックだとわかる。
そして最終話にて、息子がそば屋を営む夫婦に拾われて、我が子のように育てられていることを知る。
しかしその夫婦が外道達に狙われていることを察知し、息子を拾って育ててくれた恩人を守るために行動を起こした末、命を落とした。
死後は息子が暮らす町が見える丘の上に、正十らの手により埋葬された。