ハイジャン男の大学では今日が仕事納め。明日28日が土曜日で休みだから、30日の月曜日が仕事納めにしても良かったのかなと思うが、それは少し引っ張り過ぎになったのだろう。仕事始めは翌年6日になり、これまでで最長の九日間の正月休みとなる。一般の企業では考えられない大型冬休みになった。

さて、休みの間に何を為すべきか?明日は、墓参りに行く。墓は福岡県三井郡にある。ハイジャン男の家では先の戦争で父は出征し、母をはじめ家族は三井郡に疎開していて、ハイジャン男はこの地で生まれ、2才の時に福岡市へ出てきた。故郷意識は全くない。

ハイジャン男の家の先祖が何故この地に居着いたのか?墓が手掛かりになる。一番古い墓は宝暦年間。宝暦年間とは1753年から1761年まで。江戸時代の八代将軍の徳川吉宗の死後の時代だ。黒田藩の分家の秋月藩から移り住んだらしい。代々医を業としてこの地で暮らしてきた。明日、墓の一つ一つをもう一度よく見てみたい。ハイジャン男にこの家を守っていくという意識は少し欠けてきている。家よりも個人が優先されているのが現代だ。ハイジャン男は最後の家を守る気持ちを持つ代になりそうだ。東京で働いている息子が果たして家を守っていけるだろうか?日本人のどの家庭にも存在している葛藤に違いない。

「家を取る個人を取るか冬休」

ハイジャン男