いつも食べているごはんと同じ重さ、

70グラムのもち麦を食べたときの血糖値を調べてみたら、

血糖値の上昇が予想以上に低く抑えられていた。

本当にもち麦は血糖値を上げにくいのか?

これを確認するために、

今度はいつものごはんと同じ糖質量にして血糖値を測定してみた。

 

もち麦92グラムの成分は、およそ以下の通り。

カロリー 131.7 kcal

糖質 24.8 g

食物繊維 5.2 g

タンパク質 3.9 g

脂質 0.8 g

 

測定条件は、今までと同じで以下の通り。

 

負荷試験は、朝に行った。

前日の夜から12時間の絶食状態にある。

(寝る前のチーズを除く)

1回のテストでは確信が持てないため、

同じ条件で3回繰り返して血糖値(mg/dl)を測定した。

 

1回目

摂取前 101

30分後 120

60分後 129

90分後 119

120分後 120

 

2回目

摂取前 112

30分後 118

60分後 151

90分後 150

120分後 141

 

3回目

摂取前 86

30分後 113

60分後 155

90分後 150

120分後 143

 

分かりやすいようにグラフにしてみた。

 

 

またしても、1回目の測定時は目を疑う結果となったが、

2回目、3回目はそれなりに血糖値が上昇した。

しかし、同じ糖質量のごはんに比べれば上昇が緩やかなようだ。

そのかわり、下降速度もゆっくりのように見える。

食物繊維が豊富なために、消化吸収に時間がかかるのかもしれないし、

持効型インスリンが2単位減ったためとも考えられる。

実験条件が変わってしまったので、なんとも言えないのである。

 

少なくとも、血糖値の上がり方が緩やかであることは間違いなさそうだ。

血糖値の実験をいろいろされているブドゥ党の党首サマも

もち麦の結果を公表されている。

それによると、やはり白米よりも血糖値を上げにくく、

下がりにくいという結果となったようだ。

 

この結果を知ってしまうと、心が揺れる。

いや、かなーりぐらついている。

精白米を食べているのは地元産であることと安価であることなのだが、

栄養面では純粋なデンプンに近くメリットは少ない。

もち麦だと血糖値の上昇も抑えられ、

玄米よりも食物繊維をたくさん摂れるというのは魅力的だ。

緩やかに下がるのも、わたしにとっては好都合。

もし夜中に無自覚の低血糖をおこしているとしたら、

もち麦を食べることで回避できるかもしれない。

たとえば夕食時に60グラム食べて、

寝る前に30グラム食べるという分食をしたらどうだろう。

 

今ある精白米とロウカット玄米を食べきったら、

もち麦オンリーに切り替えてみるかな…

(党首サマのように、もち麦を食べたあと人間ガス発生器にはならないようだし)