原始神母「THE DARK SIDE OF THE MOON 50th ANNIVERSARY狂気50周年記念イベント 番外編〜PINK FLOYD TRIPS 2024〜」@Zepp Shinjuku。

 

『狂気』50周年で昨年から続いていたライヴの集大成。1部『ポンペイ』、2部『狂気』という再現ライヴだったんですが、今回はプロジェクション・マッピングを使用するってことで、どんな演出になるんだろ?って思ってたら、これまたびっくり!想像してたのと全然違って凄かった。

 

これまでの照明も素晴らしかったんですが、今回はステージ背景と、会場をぐるっととり囲んだスクリーン(なのかな?)にこのために制作されたと思われる様々な映像が投影されて、特にポンペイは遺跡の中に入っていくような感じで、置かれた機材ケースや柱などがCG?で360度見えていくかのような映像(当時のPFの機材ケースに書かれていた「PINK FLOYD LONDON」が「PINK FLOYD TRIP 原始神母 TOKYO」になってたりして)。絵は違いますけど、『狂気』プラネタリウム・ショーで見ることできたような動き、雰囲気も感じました。

 

音と映像の融合がこれまで以上にイマジネーションが掻き立てられるというか、エンターテインメント要素が増してはいたんですけど、とはいいつつ、「やりすぎてない」のがこれまた演出としては素晴らしかった。ずっと映像バンバンではなくて、バンドの音にもしっかりフォーカスしてましたしね。

 

アンコールは今年30周年の『対(TSUI)』からの曲や当時のツアーでもやってた「天の支配」とかも聴けて、30年前サンディエゴとLAで見たあの究極のショーの再現も見てみたいなあと(あのツアーでは日本来れませんでしたし)。「コンフォタブリー・ナム」ではお約束のミラーボウル、ラストは「ナイルの歌」(こうして聞くとなんてライヴ映えする曲なんだろうって!)。約3時間、いいものたっぷり見せてもらいました。おなかいっぱいです。

 

歌舞伎町東急タワーの地下にあるZeppですが初めて行きましたが天井高いし、音もよかった。ただ、終演後階段(一か所?)で上がるしかないのと、これまた大渋滞でへとへとに・・・。