【ダブル・ファンタジー展あとわずか!】ジョンとヨーコが最も幸せだった最後の5年間。「家族の映像」では日本での映像も!
残りいよいよ一週間を切ったジョン・レノン&オノ・ヨーコのダブル・ファンタジー展。ジョンの80回目の誕生日2020年10月9日から始まって、オノ・ヨーコの88回目の誕生日(米寿!)2021年2月18日まで、約4か月半に渡って開催してまいりました。たぶん、もう二度とこの規模でのジョンとヨーコの展覧会は日本でできないと思うので、あと残り僅かな時ですが、思い残すことのないように、この目でじっくり見て、ジョンとヨーコの歩んだ人生を追体験して、忘れることのないように、しっかりと心に刻み込みたいと思っています。
なかなかコロナ禍ということで、「行きたいけど行けない・・・」というお声もいただいております。10日前からカウントダウンとともに、コーナーごとのダイジェスト映像も毎日公開していますので、こちらで少しでも味わっていただけると幸いです。
●ダブル・ファンタジー展公式FACEBOOK
今回の展覧会で改めて知ることもたくさんあって、こうやって時系列で2人がやってきたことを観ると、知ってたと思ってたことも全く違って見えたり、何より2人が出会ってから悲しい別れまでたった14年間(実際には2人は出会ってから18か月ももじもじしてたということで正式なカップルとなってからだと12年!)ということに本当に驚きます。この展覧会では、その2人の愛と闘いの記録が彼ら自身の言葉と作品で綴られていくのですが、こんな短期間にこんな濃密な出来事の数々・・・凄い人生です。2人の人生そのものが「アート」だということがわかります。
ビートルズ現役世代の方々はヨーコさんに拒否反応を示す人たちも多いのですが、今回改めて展覧会を見てヨーコさんに対する考え方が変わったとおっしゃる方々がとても多いです。また若い方々はそんな先入観がないため、ヨーコさんのアートにスッと入っていけることもわかりました。
単なる珍しいもの、貴重なものがあるだけの展覧会じゃないところが、展覧会を見た皆さんすべての心に響いているんだと思います。2人の実際の言葉で綴られているので、余計な脚色がない(バイアスかかった意見が入っていない)、言葉を読み、映像や写真を見ながら展示を辿っていくと、あっという間に2,3時間たってしまいます。
個人的に一番大好きなコーナーは、ショーンが生まれた1975年から1980年『ダブル・ファンタジー』をリリースするまでの幸せな家族生活のところです。「ショーンの抱っこ紐」や日本へ来た時の写真、「JAPAN EXCLUSIVE」コーナーの軽井沢での衣服やジョンの日本語練習帳などなど、たぶんジョンとヨーコの人生の中で最も穏やかで幸せな毎日だったことでしょう。
このセクションに、2曲のビデオが流れるコーナーがあります。「家族の映像」と題され、プライベートなホームビデオで構成されたその2曲は「スターティング・オーヴァー」と「ウォッチング・ザ・ホイールズ」。いずれもミュージックビデオなので、動画サイトでも見れるんですが、ダブルファンタジー展でそれまでの一連の流れを辿ってきた上で、あのコーナーで見ると、なにか違う見え方、感じ方をしてしまうんです。
ジョンとヨーコが出会って、世間から叩かれ続け、世の中と戦い続け、そんな二人も一時期は別居して、また再会し、復縁し、ショーンが生まれ、ジョンは主夫、ハウスハズバンドとして家族と過ごすことを決めた・・・
たった5年間ではあるけど、ショーンの子育て、3人の家庭生活、幸せな様子が様々な展示から伝わってきます・・・そんな一連の流れを見てきた中で、自分もモニターの前で立ち止まって、じっとこの映像を観ると、何かとってもホッとしてジーンと来るともに、自分自身も幸せな瞬間を感じてしまうというか・・・とても言いようのない感覚を覚えます。PCやスマホの画面で見るのと、あの空間で見るのとでは全然違うんです。そのあと起こることがみんなわかってるだけに、グッときてしまうのかもしれませんが・・・。
特に「ウォッチング・ザ・ホイールズ」は赤ちゃんのショーンちゃんがとても愛らしく、異常に可愛いすぎるのと、家族でいろいろなところへと行った際の映像が映し出されます。
なんと、その中で日本の映像があるんです。よーく見てもらえるとわかりますが、
●ホテル・オークラのプールで遊ぶジョンとショーン
●よみうりランドで遊ぶジョンとショーン(乗り物に乗ってる時に「よみうりランド」の文字が見えます)
●お買い物をするジョンとヨーコとショーン(たぶん1979年銀座ソニービルではないかと思います)
今回ジョンとヨーコと日本の関わり合いを調べている中で、一つの発見がありました。上記の買い物をしている3人の事実関係をソニーの広報の方に確認したみたら、79年のことはわからなかったのですが、ソニーの社内報で77年9月初旬ソニーショールームを訪れていたということがわかりました。
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この世界最大の32型トリニトロンにほれてほれてほれぬいてしまったもう一人の男がいる、英・エリザベス女王からサーの称号を与えられ、世界中に旋風をまき起こしたという、かのビートルズ。
そのビートルズのリーダーであったジョン・レノン(現在、米国在住)がその人だ。
今月初めソニービルへふらりと立寄り、たちまち三二型のとりことなってしまったという次第。
離日するときどうしても持って帰りたいとのたっての要望に、関係者一同も何とか期待に応えてやりたいと奮闘、やっと間に合わせた。
いまごろはジョン・レノン氏、32型テレビの前で大満悦といったところだろう。
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もちろん上記のYouTubeで見ていただいてもいいんですが、是非ダブル・ファンタジー展にお越しいただき、じっくりそれまでの2人の人生を辿ったあとに、先に「抱っこ紐」や「JAPAN EXCLUSIVE」コーナーまで見てから(「ライターのエッセイ」もQRコードで読み取っていただければ訳もみれますので。とってもいいお話です)、もう一度あの「1975-1980」のコーナーのモニターのところに戻って、この映像をじっくり最後まで見てほしいです。
PCの画面でみるのと、あの場所で体験するのとでは、全く違う感覚になるということがわかってもらえると思います。そして、全てを見終わったら、きっと皆さんの心に何かが深く刻まれると思います。最後是非お越しいただき、体感してください
一番最後の最後、Wish TreeとRemenber Loveのコーナーの出口のところにさりげなく、こんなジョンの日本語練習帳からのイラストで皆さんを見送ってくれます・・・。
「OWARIMASU」 終わります
「DOZZO O DAIJINI」 どうぞお大事に
*Photo by Nishi F. Saimaru
■【DOUBLE FANTASY - John & Yoko】 東京展 会期延長後 開催概要
『DOUBLE FANTASY -John & Yoko』 (ダブル・ファンタジー ジョン&ヨーコ)
ジョンの故郷リバプールで開催され、驚異の70万人を動員。
ジョンとヨーコの公私に渡る「愛と平和」のストーリーを二人の「言葉」や貴重な展示品で追体験できる、今だからこそ体験したい心に響く、愛にあふれる展覧会。
会期:2020年10月9日(金) ~ 2021年2月18日(木) (休館日:12/31、1/1)
開館時間:(入館は閉館時間の30分前まで)
[日~木]:10時~18時 [金・土・1/11・2/18]:10時~20時
場所:ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
オフィシャルサイト:https://doublefantasy.co.jp/
チケット詳細:https://doublefantasy.co.jp/tickets/
※状況により変更の可能性がありますので、最新情報はオフィシャルサイトにてご確認ください。
■展覧会公式グッズ オンラインショップに関して
新型コロナウイルス感染症対策の一環として、チケット購入者限定のオンラインショップとして運営してまいりましたが、全国の皆様からのご要望を受け、12月25日(金)より、チケットの有無に関わらずどなたでもご購入いただける形に変更いたしております。
本件に関する主催者からのお知らせはこちらをご覧ください。
https://doublefantasy.co.jp/news/news-814/
■本展における新型コロナウイルス感染症対策に関して
お客様の安全を守るため以下の感染症対策を実施しております。
詳しくはこちらをご覧ください:https://doublefantasy.co.jp/#faq_covid
◎ダブル・ファンタジー展公式グッズ オンラインショップ:https://shop.doublefantasy.co.jp/
ショップではジョンとヨーコのメッセージから生まれたグッズを始め、公式図録、展覧会開催を記念して特別に復刻された『ジョン・レノン&ヨーコ・オノ特別インタビュー』<東京編>と<NY編>といったインタビュー・レコードなどを取り扱っています。
・『ジョン・レノン&ヨーコ・オノ特別インタビュー』<東京編>と<NY編>他、展覧会開催記念特別復刻アナログ盤情報はこちら
https://www.110107.com/john_yoko