ネタバレ注意ということで。ちょっと長くなっちゃいましたが、ご参考までにもしよろしければ。セットリストは最後にまとめてありますので。


東京3連発のあと1日開けて、小雨まじりのジャクソン・ブラウン名古屋公演。会場はディランもやったZepp Nagoya。今日は椅子席を置いたので約1000人のキャパでしたが、この距離でジャクソン・ブラウンを見れるなんて、ホント世界中のファンがうらやむような近くて親密な空間。1F席は前が椅子席、一段高くなっている後方の方がスタンディングという形式で、2Fも含めて本日も場内満杯。

 

 

本日のセットリストで初登場曲は「Red Neck Friend」(1973『フォー・エヴリマン』収録)1曲でしたが、おとといの東京最終日からは7曲も入れ替え。毎回新鮮な気持ちで演奏したいんでしょうね。そして、リクエストの声で東京2日目に続いて、オールマン・ブラザーズ・バンドの「Melissa」再び!東京ではアンコール一回でしたが、名古屋ではもう一回でてきてくれて、約2時間半、全22曲演奏しっかりやってくれました。こんな近距離で、ライヴハウスでジャクソン・ブラウン!超贅沢で大変貴重な体験でした。

 

台風がちょっと心配ですが、このあとの大阪、広島でどんな曲が登場するかな?大阪、広島の皆さん是非楽しみに待っててください。特に最終公演の広島公演は凄いことになりそうな予感。楽しみです!

http://udo.jp/concert/JacksonBrowne

 


<第一部>

いつもはちょっと押して始まるので即売の手伝いをしていたら、今日はなんと開演時間17時きっかりに登場。あわてて場内へ。3日目で遂にオープニング変えてきましたね。東京では3日間トム・ぺティの「The Waiting」でしたが、名古屋は「Some Bridges」でスタート。2曲目は「The Long Way Around」。頭のこの2曲は変わらず、決めているんでしょう。

 

「The Long Way Around」は最新作『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』収録曲ですが、この曲のイントロは「These Days」に似てますよね。ジャクソンは「These Days」でも同じ茶色のセミアコのギターを使っていて、アルペジオで弾く曲はこのギターを使うことが多いようです。ちなみにグレッグ・リーズはアコースティック・ギター、ヴァル・マッカラムのギターはテレキャスター。イントロでホワ~ンみたいな、フィードバック的な音が入ってくるんですが、どうもグレッグのアコギでやってるみたいです。

 

「Farther On!」「Shaky Town!」とかリクエストの声が飛ぶ中、3曲目で『レイト・フォー・ザ・スカイ』収録、「The Late Show 」が東京2,3日目に続いて登場。setlist fmによるとこの曲はジャクソンの長いライヴの歴史の中でこれまでに66回しか演奏されてないので比較的レア曲なんですが、3日連続この曲を。日本でリクエストが多いのであえてやってくれるのかもですね。もしこのあと大阪、広島でやったら、ピアノのジャクソンが「Hey!」って叫ぶところは是非皆さん「ウォー」とか反応してあげてくださいね。グレッグのペダルスティールのソロがたまらないのと、ドラムが「ドン!」とブレイクする時にジャクソンがドラムを指差したり、身体でリズムとってアクションするところがいいですね~。


「NAGOYAの皆さん来てくれてありがとう!」と語って、4曲目は「Looking East」。何回も書いてますが、この曲はライヴで生まれ変わった、今や欠かせないハイライト曲。ジャクソンの黒のストラトのリフで始まり、最後のヴァルのギター(ファイアーバード弾いてましたね)とグレッグのペダルスティールとのギター・バトル的な絡み合うギター、が最高です。最後はジャクソンが手をあげて相図するとエンディング。


またまたリクエストが飛ぶ。「Fuse!」って声がかかると「とても古い曲だね・・・覚えてないよ(笑)」とジャクソン。5曲目は「These Days」。会場中大きな拍手が。続いてリクエストが飛ぶ中、誰かが「Red Neck Friend!」と叫ぶと、「やってみよう」とジャクソン。6曲目は今回の日本ツアー初登場曲「Red Neck Friend」。軽快はロックン・ロールで、いい流れになってましたね。

 

リクエストで「Paloma!」の声が飛ぶも、低い野太い声で「NO~~~」とジャクソン。まあ、いろんないわくつきの思い出のある曲なのかもですから。7曲目は「Just Say Yeah」。チューニングがあってなかったのか?これ曲の途中でギターを変えてましたね。一時ジャクソンがギター弾かずにヴォーカルだけになってましたが、これは珍しい。


ジャクソンはギターをドブロ?(ボディが金属製のリゾネイターギターっていうんでしたっけ?)に変え、スライドでフレーズを弾きながら8曲目「Your Bright Baby Blues」へ。まずはジャクソンのギター1本で1ヴァース歌い、バンドが入ってくる。東京3日間はこの曲で前半終わったので、休憩かと思いきや、ピアノの移ってもう一曲。ピアノのイントロで大歓声、拍手・・・前半のラストの9曲目は「For A Dancer」。今回の日本ツアー、第一部は9曲もしくは10曲演奏されています。

 

15分の休憩を挟んで後半戦へ。

 

 

<第二部>

15分の休憩をはさんで 後半戦へ。第二部の1曲目は「The Birds of St.Marks」。この曲はいいですね~。The Byrds的なグレッグのキラキラ・リッケンバッカー・ギターにヴァルのテレキャスのクリアで堅い音のソロがたまりません。オープニングにぴったりの曲です。

11曲目はマイナー超のアコースティックな楽曲「I'll Do Anything」。その後リクエストが飛ぶと、ジャクソン、グレッグ、ヴァルでひそひそと話し始める。次に何をやるか相談してるのか??「Crazy!」声が飛ぶと、さわりのフレーズをギターでチラッと弾くも(Willie Nelsonの"Crazy"という曲だそうです)、12曲目は「Lives In The Balance」。 

ピアノに移って、13曲目は「Fountain Of Sorrow」。続いてバンドのみんなにジャクソンが「For Everymanをやろう」と言って、アコギに持ち替え14曲目は「For Everyman」。この曲も素晴らしかったですね。最後のリフレインのところで、ドラムがタムでだんだん盛り上げていくところがあるんですが、うち寄せる波というか、嵐が迫ってくる感じというか。「いつまでも終わらないでーっ」て思っちゃう感動的なリフレイン、グッときました。(スプリングスティーンのライヴでの「レーシング・イン・ザ・ストリート」とかの最後のリフレインのような感じにも似ているかもと)。

15曲目の「I'm Alive」のあと、リクエストで「Melissa!」と声が飛ぶ。

「Gregg Allmaが聴きたい?」とジャクソン。歓声があがると、「よし、Gregg Allmanをやろう」。アコギ(アコースティックのボディにエレキのネック?を付けてるようなギターに見えました)を受け取り・・・


16曲目はオールマン・ブラザーズ・バンド『イート・ザ・ピーチ』収録「Melissa」のカバー。東京2日目の前半最後に演って、びっくりしましたが、再び名古屋で聴けるとは!!Setlist.fmによると、ジャクソンがこの曲を演奏したのは、今年急逝したグレッグ・オールマンとの2014年に共演、今年の追悼イベント「Laid Back Festival 2017」での9月21日と23日の2回、先日の10月18日オーチャード・ホール公演で披露したのと、ジャクソンとしてはこれまでにたった4回しか演ってない曲。名古屋が5回目という貴重な瞬間でした。これもヴァルのテレキャスの音が抜群によくて、グレッグのほんわかペダルスティールとオルガンとも相まって、とにかく天にも昇るが如くのキモチイイ~って感じのたまらんヴァージョンでしたね。


ピアノへ移動し、17曲目は「Pretender」。大歓声。終了後「Thank you so musch  NAGOYA! Thank you.  ありがとうナゴヤ」と語ると、アコギへ。ジャクソンが黒のアコギでリフを引き出すと、バンドが入ってくる。18曲目、本編最後の曲は「Running on Empty」。場内総立ち。この曲でもグレッグのペダルスティールとヴァルのファイアーバードが掛け合い、最後の方のギターおなじみのフレーズのカッティングはヴァルが。

 

一度引っこんで、アンコールで登場。「Take It Easy」「Our Lady of the Well」をメドレーで。この2曲は1973年のアルバム『フォー・エヴリマン』の1曲目と2曲目に収められている曲ですが、アルバム同様ライヴでこの2曲はメドレーで演奏されることが多く、近年のジャクソンのライヴはこれで終わることが多いです。「Take It Easy」で盛り上がって、「Our Lady of the Well」でクールダウンして、静かに家路へついてもらいたいということなんでしょうかね?「Our Lady of the Well」の最後でバンドメンバーがソロをとっていくのですが、ソロをとる各人をジャクソンがそれぞれじっと見つめているのにも、なんかグッときてしまいます。

 

鳴りやまぬ拍手・・・。東京3日間ではアンコールは1回だけだったので、これできっと終わりなんだろうなあ、と思ってたら・・・。

 

ジャクソンとバンドが再度登場!名古屋では二度目のアンコールに応えてくれましたね!デビュー作収録の「Doctor My Eyes」、そして、「もう一曲やろう!」と言って東京2日目にもやった「I Am  A Patriot」をラストに演奏してくれました。

 

「I Am A Patriot」はブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドのスティーヴ・ヴァン・ザント(リトル・スティーヴン)の1984年のセカンド・アルバム『ヴォイス・オブ・アメリカ』収録曲のカバー。ジャクソンは相当この曲を気に入ってるようで、1989年『ワールド・イン・モーション』で取り上げ、よくライヴのアンコールで演奏しています。この曲の歌詞はこんな感じ。

 

正しい人々のために川は開く

正義を求める人々のために川は開く
いつの日にかきっと

 

僕は共産主義者ではない
僕は資本主義者ではない
僕は社会主義者ではない
僕は帝国主義者ではない
僕は民主党員ではない
僕は共和党員ではない
僕は一つだけ(所属すべきものを)知ってる
それは「自由」ってことなんだ

 

僕は愛国者
自分の国を愛してるんだ
だって僕はこの国しか知らないから

 

正しい人々のために川は開く

正義を求める人々のために川は開く
いつの日にかきっと

 

と歌われるこの曲。日本だと「愛国者」というと右寄りというか、ネガティヴなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、この歌はそういった意味ではないことはきっとわかりますよね?自分たちの国、今の政治や権力に対して危機感を持って、正しい方向へ導きたいと思っているわけですね。

 

折しも翌日日曜日は日本は衆議院選挙。そんな意味も込めて、日本の人々の前であえてやってくれたんでしょうか・・・??皆さん投票行きましたか?絶対行ってくださいね。Vote For Changeですから。

 

こちらは2004年10月13日のVote For Changeのライヴでのジャクソンとスティーヴ2人の共演映像

 

ジャクソン・ブラウンの日本公演も残すところ10月23日(月)大阪と10月24日(火)広島公演のみ。台風が近づいてきている中ちょっと心配ですが、コンサートが始まる頃は大丈夫かな?きっと素晴らしい夜となると思います。大阪、広島の皆さん、是非見逃さないでくださいね。なにが飛び出すかわからない、何だって起こりうる、「エニシング・キャン・ハプン」コンサートです!

 

(下記はZepp Nagoya楽屋エリアの写真です)

 

●10/21(土) ジャクソン・ブラウン名古屋公演@Zepp Nagoyaセットリスト

 

<第一部>
1    Some Bridgesサム・ブリッジズ(1996『ルッキング・イースト』収録))
2    The Long Way Around ザ・ロング・ウェイ・アラウンド(最新作『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』収録)。
3    The Late Show ザ・レイト・ショー(1974『レイト・フォー・ザ・スカイ』収録)
4    Looking East ルッキング・イースト(1996『ルッキング・イースト』収録)
5    These Days 青春の日々(1973『フォー・エヴリマン』収録)
6    Redneck Friend(1973『フォー・エヴリマン』収録)
7    Just Say Yeah ジャスト・セイ・イェー(2008年『時の征者』収録)
8    Your Bright Baby Blues ユア・ブライト・ベイビー・ブルース(1976『プリテンダー』収録)
9    For A Dancer ダンサーに(1974『レイト・フォー・ザ・スカイ』収録)
     
<第二部>
10    The Birds of St.Marks ザ・バーズ・オブ・セント・マークス(最新作『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』収録)
11    I'll Do Anything アイル・ドゥ・エニイシング(1993『アイム・アライヴ』収録)
12    Lives In The Balance ライヴス・イン・ザ・バランス(1986『ライヴス・イン・ザ・バランス』収録)
13    Fountain Of Sorrow 悲しみの泉(1974『レイト・フォー・ザ・スカイ』収録)。
14    For Everyman フォー・エヴリマン(1973『フォー・エヴリマン』収録)
15    I'm Alive アイム・アライヴ(1993『アイム・アライヴ』収録)
16    Melissa メリッサ(オールマン・ブラザーズ・バンド『イート・ザ・ピーチ』収録曲のカバー)
17    Pretender プリテンダー(1976『プリテンダー』収録)
18    Running on Empty 孤独なランナー(1977『孤独なランナー』収録)
 

<アンコール1>      
19    Take It Easy テイク・イット・イージー(1973『フォー・エヴリマン』収録)
20    Our Lady of the Well 泉の聖母(1973『フォー・エヴリマン』収録)
 

<アンコール2>      
21    Doctor My Eyes ドクター・マイ・アイズ(1972『ジャクソン・ブラウン・ファースト』収録)
22    I Am  A Patriot アイ・アム・ア・パトリオット(1989『ワールド・イン・モーション』収録)

 

 

●ジャクソン・ブラウン10/17東京初日公演セットリストと曲間トークざっくり訳はこちら
https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12320516864.html 

 

●ジャクソン・ブラウン10/18東京2日目公演セットリストと曲間トークざっくり訳はこちら

https://ameblo.jp/high-hopes/theme-10088801249.html

 

●ジャクソン・ブラウン10/19東京3日目公演セットリストと曲間トークざっくり訳はこちら

https://ameblo.jp/high-hopes/entry-12321099773.html

 

【来日公演情報】

10月17日(火)東京:Bunkamuraオーチャードホール

10月18日(水)東京:Bunkamuraオーチャードホール

10月19日(木)東京:Bunkamuraオーチャードホール 【追加公演】

10月21日(土)名古屋:ZEPP Nagoya

10月23日(月)大阪:オリックス劇場

10月24日(火)広島:広島文化学園HBGホール

公演情報リンクURL:

ウドー音楽事務所 udo.jp   

 

【来日記念盤】

詳しくはこちら↓

http://www.sonymusic.co.jp/artist/JacksonBrowne/

 

デビュー45周年。ジャクソン・ブラウン初のライヴ・イン・ジャパン!前回2015年の日本公演より10曲収録。ジャクソンが日本のファンのためだけに許可してくれた日本のみのリリース。メンバーは今回と一緒で、今回のツアーでも演奏されている曲も収録。

 

最新オリジナル・アルバム『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』と『ライヴ・イン・ジャパン』をカップリングした限定2枚組パッケージ。こちらには今回のコンサート告知ポスター絵柄の「特典ポスター」付(封入)!『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』をまだお持ちでない方はこちらがお得。

 

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