3/28はディラン東京6日目、通算13回目となるツアー終盤…。
にも関わらず、なんと日本公演初登場5曲も!!!

おとといの「風に吹かれて」初登場も驚きましたが、初っぱな2曲が
初登場曲の連発で1979年『スロー・トレイン・カミング』からの
「ゴナ・チェンジ・マイ・ウェイ・オブ・シンキング」、1965年
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホ-ム』からの
「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」。更には1975年『血の轍』
からの「運命のひとひねり」、そして、2005年『モダン・タイムズ』
からの「ワーキングマンズ・ブルース#2」と「ネティ・ムーア」。

初登場曲5曲のうち、「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」と
「運命のひとひねり」は昨年はたった1回しか歌っていない超レアな曲。
それを日本でこの日両方披露してくれた、ある種神がかり的なセット
リストでした。

これで日本公演トータルで60曲突破!今日までで64曲の異なる曲を演奏!
おとといのセットリストと比べると17曲中9曲も変更。
東京のみで考えると6日間で54曲の異なった曲を演奏ということに…。

「風に吹かれて」がおととい日本初演された時イントロではまったく
何の曲がわからず、歌詞を注意深く聞いてて、ようやくわかった!
という感じだったのですが、今日も同じくゆったりとしたブルージーな
ヴァージョン。一方で「ライク・ア・ローリング・ストーン」は日増し
にわかりやすくなっていく…。今日だけ聞いた方はオリジナルに近い
なあと思ったかも。東京初日のあのアレンジはいったいなんだったのか???
本当に不思議。

そして、今日のトピックは、ディランが“ガッツ・ポーズ”!

最終曲「風に吹かれて」のあと、メンバー全員がステージ前方に整列
して不動のポーズを取っているとき、なーんとディランが客席に
向かってガッツポーズを見せたのです!?それも客席を煽るように何度も!
これは驚きました。当然それを見た観客もディランに応えて
「ウォー」と大歓声をあげ盛り上がる。それに応えてくれたのか、
今度はディランがそして、深~く一礼、お辞儀です!(これまで
で一番深く頭をさげました!)

最終曲のあと一瞬暗転し、その後パッと明かりがつくとステージ中央に
ディラン&バンドが一同に整列。これまでは見栄を切るみたいに
会場見つめ続け、それでサッと帰ってしまうのがほとんどだったのですが、
おとといの26日にはちょっとお辞儀、そして今日はガッツ・ポーズ&
深く一礼。ん~本当に不思議な人です!
今日はお客さんの歓声も凄く、「ボビぃ~~!」って各所から掛け声連発。
(でも「ボビィ~」って呼んでいいの!?)、バンドの演奏も素晴らし
かったので、それが嬉しかったのかなあ??こんなこと言うと怒られ
ちゃうかもですが、ちょっとオチャメに見えたのは僕だけでしょうか?
全くわけがわかりません!

迎合せず、媚びず、ぶれず、挑戦、変化し続け、我が道を行く!
長いようで短かったボブ・ディラン2010 JAPAN TOUR、
日本公演最終公演は29日。残すところ遂に1回のみ!
チロル・チョコも売れてます!!

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★ボブ・ディラン:3月28日東京6日目、日本公演13日目セットリスト!
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本日も菅野ヘッケルさんからのレポートです!!

3月28日
ZEPP東京

ボブは考え方を変えたのだろうか。日本公演13日目、東京公演6日目
となる今夜のセットリストには、2010年初登場曲が5曲も含まれる。驚きだ。

19時8分、ステージにミュージシャンたちが姿を現し、紹介アナウンスが
はじまった。今夜のボブは黒の上下、パンツのサイドにゴールドのストライプ。
白のスペイン帽子。白色のシャツを着ている。バンドも黒の上下。

1.Gonna Change My Way Of Thinking/ゴナ・チェンジ・マイ・ウェイ・オブ・シンキング*
(1979『スロー・トレイン・カミング』)
 
ボブ:キーボード。ドニー:ラップスティール。
2010年初登場曲。2009年秋の全米ツアーでもオープニング曲として
登場したゴスペル時代のレアな曲が、東京でも登場した。ヘヴィー&
ファンキーなリズムをバック、ボブのヴォーカルにはパワーが
あふれている。昨日の休みがよかったのだろう、オープニングから
伸びのあるヴォーカルだ。

2.Love Minus Zero/No Limit/ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット*
(1965『ブリンギング・イット・オール・バック・ホ-ム』)

ボブ:ステージ中央、ハーモニカ。スチュ:アコースティックギター。
ドニー:ペダルスティール。
2010年初登場曲。昨年は1回(11月5日)しか歌っていないレアな曲。
ペダルスティールが「新しい夜明け」を連想させるリフを繰り返し、
ゆったりとしたテンポでボブはやさしいヴォーカルを聞かせる。
3番の歌詞まで歌い終わると、つづいてハーモニカで美しい間奏を
たっぷり聞かせたあと、4番の歌詞に移った。ハーモニカとヴォーカル
のすばらしさに、ただ酔いしれるしかない。

3.I'll Be Your Baby Tonight/アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト
(1967『ジョン・ウェズリー・ハーディング』)

ボブ:ステージ中央、ストラトキャスター。スチュ:アコースティックギター。
ドニー:ペダルスティール 。
13日大阪、15日大阪、21日東京に続いて4度目の登場。間奏で
ボブとチャーリーがツインリードを披露。ボブがローポジションで
弾くギターソロは魅力的だ。ボブのようなギターを弾く人はいない。

4.Simple Twist Of Fate/運命のひとひねり*
(1975『血の轍』)

ボブ:ステージ中央→キーボード、ハーモニカ。
スチュ:アコースティックギター。ドニー:ペダルスティール 。
2010年初登場曲。ペダルスティールのイントロが流れた瞬間、
耳を疑った。予想しなかった「運命のひとひねり」の登場だ。
2009年は3月29日に1度歌っただけのレアな曲。ヴォーカルと
ハーモニカのインタープレイをはさみながら、曲の後半は
キーボードに移った。

5.Tweedle Dee & Tweedle Dum /トゥイードル・ディー&トゥイードル・ダム
(2001『ラヴ・アンド・セフト』)

ボブ:キーボード。ドニー:ペダルスティール。
12日大阪、13日大阪、18日名古屋、21日東京、26日東京
に続いて6度目の登場。ステージ中央のスタンドマイクで歌ったり、
今夜のようにキーボードを弾きながら歌ったり、日によってちがう。
ジョージが叩くヴードゥー風リズムのドラムが体に響くなか、
スチュとチャーリーがリードギターで掛け合いバトルを展開する。

6.Shelter From The Storm/嵐からの隠れ場所 
(1975『血の轍』)

ボブ:キーボード&ハーモニカ。トニー:ウッドベース(弓)。
ドニー:ペダルスティール。スチュ:アコースティックギター。
13日大阪、18日名古屋、21日東京に続いて4度目の登場。
もちろん2010年版の、チャーリー、スチュ、ドニーがソロパートを
取る新アレンジ。

7.Summer Days/サマー・デイズ
(2001『ラヴ・アンド・セフト』)

ボブ:キーボード。トニー:ウッドベース。ドニー:ペダルスティール。
16日大阪、21日東京、23日東京、26日東京に続き5度目の登場。
早口で歌う時のボブのリズム感の良さに脱帽。だれにもまねできない。
チャーリーがすばらしいギターを聞かせる。後半のジャム大会では、
ボブが3連音を強調したオルガンソロを披露。客席から大歓声が沸き上がる。

8.Workingman's Blues #2/ワーキングマンズ・ブルース#2 *
(2005『モダン・タイムズ』)

ボブ:キーボード、ハーモニカ。ドニー:ペダルスティール。
スチュ:アコースティックギター。
2010年初登場曲。スチュがアコースティックギターでイントロを
弾き始めた瞬間、熱望していた曲だとわかる。ボブはていねいな歌い方
でことばをクリアに伝える。後半はステージ中央に移り、ハーモニカ
を演奏。ボブの低音のヴォーカルが艶やかに響く。

9.High Water (for Charlie Patton)/ハイ・ウォーター
(2001『ラヴ・アンド・セフト』)

ボブ:ステージ中央、ハーモニカ。ドニー:バンジョー。
トニー:ウッドベース。
11日大阪、15日大阪、25日東京に続いて4度目の登場。
ジョージが叩くフロアタムがパワフルに響く。ベースが手を休めて演奏
されたバンジョーソロもすばらしかった。センターステージのマイクの
前で歌うボブはじつに魅力的だ。

10.Tryin' To Get To Heaven /トライン・トゥ・ゲット・トゥ・ヘヴン
 (1997『タイム・アウト・オブ・マインド』)

ボブ:キーボード、ハーモニカ。ドニー:ペダルスティール。
15日大阪、21日東京に続いて3度目の登場。雪模様の照明の下、
スローなテンポで歌われる「天国への扉が閉じられる前に、たどりつきたい」
ということばが身にしみる。エンディングはハーモニカで決める。

11. Highway 61 Revisited/追憶のハイウェイ61
 (1965『追憶のハイウェイ61』)
 
ボブ:キーボード。ドニー:ラップスティール。チャーリー:ボトルネック。
毎日歌われるが、少しずつちがう。だから何度聞いても飽きない。
今夜は炸裂するリズムのジャム大会だ。ボブが聞き応えのあるすばらしい
オルガンソロを披露。

12. Nettie Moore/ネティ・ムーア *
 (2005『モダン・タイムズ』)
 
 ボブ:キーボード。ドニー:ヴァイオリン。スチュ:アコースティックギター。ジョージ:ブラシ。
 2010年初登場曲。イントロがはじまった瞬間、「エイント・トーキン」かと早とちりしたが、すぐに「ネッティ・ムーア」と判明した。ボブのリズム感の良さと、早口でことばを入れる歌い方に感激させられる好演だ。後半には、まるで踊っているような自由なヴォーカルを聞かせてくれた。トニーのスライドベースも効果的。「ぼくはクレージーマンの長男、カウボーイバンドの一員だ」のくだりで歓声が上がったのを聞き、日本のファンもみんな聞き込んでいることがわかってうれしかった。


13. Thunder On The Mountain/サンダー・オン・ザ・マウンテン
 (2005『モダン・タイムズ』)
 
ボブ:キーボード。ドニー:ラップスティール。
スチュ:アコースティックギター。
明るい照明に照らされ、今夜も興奮のジャムが繰り広げられる。
ボブが「これならどうだ」とでも言いたげに、オルガンソロで
ミュージシャンたちを駆り立てる。6分間、わくわくしっぱなしだ。

14. Ballad Of A Thin Man/やせっぽちのバラッド
 (1965『追憶のハイウェイ61』)

ボブ:ステージ中央、ハーモニカ。ドニー:ラップスティール。
いつものように黒幕にシルエットが映し出され、ドラマチックな効果
を生み出す。ボブは一瞬左手を頭上高く上げて歌い始める。3番からは、
ハンドマイクで歌う。みごとなハーモニカソロに、観客が大歓声を上げる。

メインセットが終わり、10分後にアンコールセットがはじまる。
バックに大きなアイロゴの幕が飾られる。

15. Like A Rolling Stone/ライク・ア・ローリング・ストーン
 (1965『追憶のハイウェイ61』)
 
ボブ:キーボード。ドニー:ペダルスティール。
コーラス部分で、客席にスポットライトが当てられる。ボブのヴォーカル
の崩しは少なかった。これなら観客もいっしょにコーラス部分を合唱できる。

16. Jolene/ジョリーン
 (2009『トゥゲザー・スルー・ライフ』)

ボブ:キーボード。トニー:ウッドベース。ドニー:ラップスティール。
チャーリーがギターで、ボブがオルガンですばらしいソロを聞かせる。
今夜もクールなジャムを展開。

(メンバー紹介)
この夜、歌以外でボブが声を発したのは、このときだけ。

17. Blowin' In The Wind/ 風に吹かれて
 (1963『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』)

ボブ:キーボード→ステージ中央、ハーモニカ。ドニー:ヴァイオリン。
今夜もメンバー紹介の時、バックでドニーがヴァイオリンを弾いていた
ので、26日に続いて「風に吹かれてだと、すぐにわかった。
ロックビートを強調したメリハリのあるヴァージョン。

アンコールが終わって、全員がステージ前方に整列して不動のポーズを
取っているとき、ボブはめずらしく小さくガッツポーズをするように
何度も両腕を振り、最後にお辞儀をして去っていった。
14公演の日本ツアーは残すところあと1日となってしまった。
早く明日のコンサートを見たいという気持ちと、明日が来なければいい
という気持ちが入り交じり、複雑な心境だ。
 
(Reported by 菅野ヘッケル)

メンバー:
BOB DYLAN,
TONY GARNIER (bass),
DON HERRON (steel guitar / mandolin / violin / trumpet),
STUART KIMBALL (guitar),
GEORGE RECILE (drums / percussion),
CHARLIE SEXTON (guitar)

http://www.sonymusic.co.jp/bobdylan


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★ディラン・チロルチョコ売れてます!
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ロック史上最重要アーティスト、ボブ・ディランと日本の伝統チロルチョコ
がコラボ!ディランの名盤50枚のジャケットを使ったチロル・チョコが
日本ツアー会場限定発売中!会場では「チロルチョコ買った?」が
合言葉のように皆さん口々に語ってます。とても評判がいいようで
いろいろなブログやサイトでファンからも良い評判ばかり。

たとえばこんなことを語るファンの方々も!
http://twitpic.com/1b0gp7
http://tweetbuzz.jp/entry/14919960/www.barks.jp/news/?id=1000059359&p=1

果たして最終日29日どれくらい売れるのでしょうか??
でも皆さん買っても食べられないだろうなあ。。。

*ボブ・ディランがデビューした1962年、チロル・チョコも誕生。
一つ一つ手作りでセットされた日本の職人芸的チョコと、ロックの神様との
何か運命的な結びつき・・・。

詳しくはこちら
http://www.dylan07.jp/special/tirol_choco.html
http://www.sonymusic.co.jp/bobdylan

*このバックカバーの絵柄は超貴重!オフィシャルのTシャツの絵柄の一部など
しか使用されておらず、何はともあれ今回のツアーのアンコールの際に
バックの垂れ幕にどーんと入ってる、現在のディランの貴重なロゴなのです。
(それをディラン側がわざわざチロルチョコのために使用を許可したんです)


●最初で最後のライヴ・ハウス・ツアー全14公演!いよいよあと一日

*終りなきツアーには、日本だけ特別にライヴハウスが用意されていた!
3月11日の大阪初演から29日の東京最終公演まで19日間でなんと14公演!

大阪:3月11日(木)・12(金)・13(土)・15(月)・16(火)/
名古屋:3月18(木)・19(金)
東京:3月21(日)・23(火)・24(水)・25(木)・26(金)・28 (日)・29(月)
http://www.udo.co.jp/Artist/BobDylan/


●ボブ・ディラン:『DYLANがROCK』3/10発売!

17年越しの企画が実現!来日記念ディランの直撃ロック盤『DYLANがROCK』
(みうらじゅんイラスト・選曲) 3/10に限定発売!
*1993年に一度プロモーション盤として企画=>商品化目指すも  
そのときは残念ながらNG=>17年の月日を経て遂に実現!!

http://www.sonymusic.co.jp/high-hopes/
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/high-hopes/release/bob_dylan_1003/index.html


●来日にあわせたスペシャル・サイトも完成

来日公演に合わせてスペシャルサイトも展開中!
最速セットリストをアップ中!他日本のファンが選ぶドリーム・セットリスト
募集他、BBSの方でも熱いレポートがきてます!
セットリスト速報、チロルチョコ・ページも!

http://www.sonymusic.co.jp/bobdylan