さて、今年から我社では休暇を申請し、他所の農家の仕事を手伝う
『農家間人材交流』を開始している。
本日はここ
『野辺山高原』で夏野菜圃場の準備を手伝うことに・・・
東京からはこのくらい、自分の住む佐久市からはこのくらい
日本一標高の高い駅『野辺山』である。
標高は1300メートル
ちなみに、1000メートル上がると、諸説あるが5度から10度の温度差がある。
この温度差を利用して、夏の葉物野菜『レタス、キャベツ、白菜、ほうれん草』等の栽培を行っている地域です。
レタスにおいては、夏秋の7割は長野県と言われており、文字通り大産地です
いけば分かるがなるほどとにかく寒いwwwww
そして空が近い
きけばこの土地は、第二次世界大戦時に、満蒙開拓の避難者や復員軍人、戦災避難民の方々が入植し、土地を開墾し切り開いた経緯があるそうだ。
命からがら戦地を逃れ
開墾はマイナス15度にもなる冬の寒さ等や厳しい土壌環境下により熾烈を極め
150組いた方々が二年後には半分以下になってしまったそうだ。。。
今と違い、昔は機械がない、切り株を掘り起こし引き抜き、石を拾い集め、そして冬場は極寒の、食料すらままならない
そのような激しい土地を切り開いた人々の子孫である彼らは、自分の祖先に対する畏敬の念と農地に対する思い入れが非常に強いと感じました。
本日は、農業仲間の家にお邪魔しました。
おうちの皆さん、揃いも揃ってサングラスをしていまして、不思議に思いましたが作業をしていてなるほど納得
マルチと言われる白いビニールに穴を開けて野菜を植えるワケなんですが、この白いマルチが日光を反射し、雪のゲレンデをはるかに超える照り返し。これではサングラスが必要ですね。。。
何より感動したのが、本当に空が近いこと。。。手を伸ばせば届きそうとはこのことだ。
ここで見る虹は圧巻だろうと思ってみる。
残念ながら写真はない、写真では伝わらないと思うからだ・・・
もう一つ、書くとすれば農家なら、誰もが気になる アレである
アレとは『トラクター』の事だ。
自分の『トラクター乗り』の端くれやはり興味がある
とにかくここ野辺山高原に走るトラクターは、普通ではない
ほとんが外車である。
ジョンディア、マッセイファーガソン、ニューホーランド等の超弩級サイズが、あちこちにある
黒塗りのトラクターや、ランボルギーニなどのトラクターもあるらしく。ちょっとした農家の『ビバリーヒルズ』だ。
新しい外車はそこらじゅうにあるが、今日きた青木農園は恐ろしい事に
古く珍しいトラクターが集結していることだ
、これほどまでに古いトラクターが現役で働いているのは見たことがない。
一言で言えば博物館クラスだと俺は思う、これもマメな手入れの賜物だろう
その中でも特筆すべきはインターナショナルハーベスターと言われるメーカーだ。
この旧車感と、四角い独特のフォルム。馬車のような外見に魅了されてしまった。
驚くことに、言質は取れなかったが、恐らくこの四角い運転席は後付け加工をしたような形跡が多数見られた。
ホントに勉強になりました、と言うより、この素晴らしいマシンが動く事にワクワクしっぱなしの一日でした。。。
オマケ
部品取りの機械置き場に柳の林を発見
標高が高いので断言できないが、、、カブトムシポイントかと思われる。
調査の結果をまて