今日の「ふいに無性に」は…
マドンナ
♫ クレイジー・フォー・ユー
怪人…
なんて言ったら怒られるか⁇
しかし、今なお美しく、今なおアーティストである自身を最大限に輝やかせ続けているその気概と矜持は破格の極み…
普通の人間とは思えない領域に君臨し続ける女神…
1985年公開のマシュー・モーディン主演の映画「ビジョン・クエスト」のサウンドトラックに収録されたマドンナ初のバラードナンバーでNo.1を獲得…
…まぁ、こっちの1990年発売のベスト盤の方が馴染みがあるかなぁ
で、この曲、何度かこのブログにも貼ってますが、とにかく、好きなんですわ
当時のライバル、ホイットニーなんかには歌唱力では及ばないけど、存在感では負けてなかった
当時、まだ中学生だった僕には 等身大のラブ・ソング だった
ふいに、ラジオから流れてきたこの ♫クレイジー・フォー・ユー に、思わず、片想いの女の子の面影を浮かべていました
つまり、まだ、不純物のない恋愛感に生きていた時代、そんなウブな時期にときめいたラブ・ソング…ってこと
通学路や廊下ですれ違っただけで胸が高まる…
あの、あまりに敏感な時代…
わかりますよね?
あぁ、よかったなぁ〜
でね、実は、僕はその片想いしてた子に告白されたんです
マジです
で、僕は初めてお付き合いしました
毎週木曜日の午後8時から長電話して親に怒られたなぁ
携帯なんかない時代
一家に一台固定電話の時代だから、日時を決めて連絡を取り合わないと、お父さんとかお母さんが受話器をとっちゃう
(^^)
ね⁇
だから、毎週木曜日の午後8時…だった
で、あの子は毎週、その決まりの時間ぴったりに電話を鳴らしてくれました
かわいいなぁ〜
でも、恥ずかしがり屋の僕は、2人のことを学校では秘密にしてました
男友達に、からかわれたくなかったし、あの子が僕なんかと付き合って馬鹿にされたりしたら嫌だったし…
ややや
やばい
懐かし、恥ずかしいなぁ、おい
^^;
大好きだったんだけど、まだ人生経験の少ない僕は、あんなにかわいい女の子を振ってしまった…
潔癖過ぎたんです
あの子が他の男子とちょっと仲良くしてる場面を見て、許せなかったんです
あ〜
本当に、地獄級の馬鹿だったなぁ
どうしても、許せなかった
あの子はなんにも悪くないのに…
僕が未熟なばかりに、許せなかったんだよなぁ
甘くて、苦いなぁ
でも、自分でも誇れることもある
僕はあの子の手さえも握らす、最後まで汚さなかった
まぁ、たぶんだけど、僕が望めばあの子はあらゆる要求に応えてくれたと思う
僕が臆病だったこともあるけど、でも、僕はあの子をメチャクチャになんかせずに、ただ、残酷にも拒絶したのだ
よくぞ、耐えた…
で、今でも、ふいに思い出しては、あぁ、あの時、あの子を穢さなくて本当によかった…と、胸を撫で下ろしてしまうのだ
心底、お恥ずかしい話ですが、僕の初恋はこんな感じだった
んで、あの時、大ヒットしていた曲が、この ♫クレイジー・フォー・ユー で、今でも、ふいに無性に どうしても聴きたくなる
恋愛の困惑、その入り口にあったラブ・ソング…なんです
で、気持ち悪いって言われちゃうかもしれないけど、今でもあの子のシャンプーの香りが僕の脳髄に鮮烈に刻まれてる
あの、シャンプーの香り と、♫クレイジー・フォー・ユー は一体なんです
まさに、甘く切ない、未熟なる青春の香り…
大好きなくせに、触れられない
ごめんね…の、一言が言えなかった苦しさ
いやぁ、我ながら、信じられない
(^^)
でも、危なかったなぁ
あの時、感情に身を任せてあの子を我がものにしてしまっていたら、きっと、今の自分はなかった…と
で、あの子には本当に悪いことをしちゃったけど、でも、それは結果的にはよかった、と信じたい
あ、それってズルい
罪の意識あるくせに、逃げてる…って言われちゃうと思うけど、でも、無理だよ、だってまだ14歳だったんだもの
ただ、あの子がいま幸せであることを祈っております
どうしてるかなぁ
きっと、いまでも、かわいいに違いない
きっと、かわいいおばさん に違いない
ごめんなさい、そして、ありがとう
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