新・脂肪肝② その2 | 東大阪病院 人間ドック・健診センター ブログ

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大阪市城東区にある東大阪病院の「人間ドック・健診センター」スタッフによるブログです。


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前回は『新・脂肪肝② その1』と題して肝臓の機能についてお話させていただきました。

今回は「健康な肝臓」と「脂肪肝の肝臓」をイメージ図で比べるところからはじめてみたいと思います。

 

 

 

    健康な肝臓                        脂肪肝

                            

 

 


脂肪肝は、健康な肝臓に比べ白っぽい色をしています。

これは脂肪が沈着している為です。
“フォアグラ”を思い出して頂けるとよいかと思います。
また、肝臓は腫大し、全体に丸みを帯びています。
下は肝臓の細胞のイメージ像です。

 



         正常な肝細胞    

 

 

   脂肪肝(脂肪滴が沈着している)


脂肪肝では、肝細胞に脂肪滴がたくさん沈着しています。
イメージではありますが、正常な肝細胞と比較すると、

細胞が随分働きにくそうにしているのが伝わりますでしょうか?

たかが脂肪肝、されど脂肪肝。

 

脂肪が過剰に蓄積すると、先に紹介した「代謝・合成・解毒」といった体にとって重要な肝臓の働きに影響を及ぼします。

菌やウイルスをやっつけるために必要な免疫に関わる物質の産生が低下すると、感染症のリスクが高まります。

凝固因子の産生が低下すると、血が止まりにくくなり、脳卒中等出血のリスクが高まります。

アンモニアが分解されないと、アンモニア脳症といって脳がダメージを受ける事もあります。

脂肪の消化を助ける胆汁の産生が低下すると、脂肪分の多い食事をした際に胃腸がもたれることが多くなるかもしれません。
他にも、影響の大小はあれ全身に様々な影響が及ぶのです。

肝臓自体に痛覚はないので、肝細胞がダメージを受けてもなかなか気づくことができません。

 

身体がだるい、疲れやすい、掻痒感(そうようかん:体がかゆい)といった症状が出ることもありますが、気付いた時にはかなり肝障害が進んでいる場合も多いのです。

肝臓は体にとってまさに

「肝心要(かんじんかなめ)」、大切な臓器です。

人間ドックでは、血液検査で中性脂肪や肝機能を調べる事ができます。
また、腹部エコー検査では脂肪肝を画像で確認することができます。

「脂肪肝」と聞いて、ドキッとした方は、

ぜひ一度人間ドック受診をお勧めいたします!

 

 

 

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