新・脂肪肝① | 東大阪病院 人間ドック・健診センター ブログ

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大阪市城東区にある東大阪病院の「人間ドック・健診センター」スタッフによるブログです。


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みなさん、あけましておめでとうございます門松絵馬
本年もよろしくお願い致します(*^_^*)

今日は、年末年始を楽しく過ごした皆様に、ちょっぴり耳の痛いお話しです(>-<)。

年末・年始で食べ過ぎ・飲み過ぎの方、いらっしゃるのではないでしょうか?

食べ過ぎ・飲み過ぎが引き起こすものと言えば、

 

  『胃もたれ』

 

  『二日酔い』 等々ありますが

 

今回は   “脂肪肝”  について紹介していきます。


さて、当院の人間ドック腹部エコー所見で一番多くみられる異常所見が、脂肪肝です。
肝臓に脂肪がたまりフォアグラ状態になる脂肪肝。
日本人の4人に1人が脂肪肝と言われています。

では、脂肪肝とはどのような病気なのでしょうか?


≪ 原因は? ≫
肝臓に中性脂肪が蓄積することによって起こります。
食事で摂った脂質は、小腸で吸収され肝臓で脂肪酸に分解され、中性脂肪に変化します。
また、糖質はブドウ糖に分解され、小腸から吸収された後、肝臓で中性脂肪に変化します。


摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが取れていればよいのですが、脂質や糖質を摂りすぎていて、さらに運動不足の場合には、使いきれなかった脂肪酸やブドウ糖が中性脂肪として肝臓に蓄積されます。

アルコールの飲み過ぎでも肝臓に中性脂肪がたまります。 これは、アルコールが分解される時、中性脂肪が合成されやすくなるからです。また肥満になると、肝臓での脂肪酸の燃焼が悪くなるので、やはり肝臓に中性脂肪がたまります。
  

≪ 診断方法は? ≫

超音波検査やCTスキャンなどの画像検査と一般的な血液検査とをあわせて診断します。

血液検査では、肝臓の機能を表すAST(GOT:正常値10~40)や、ALT(GPT:正常値5~45)、の値が50~100前後に上昇する場合が多く、γ―GTPやコリンエステラーゼ(ChE)の値なども高くなります。

また、血液検査で異常がみられなくても画像検査によって脂肪肝が認められることがあります。(次の写真をご覧ください)

  
       ↑これが脂肪肝の超音波画像です。
                  
写真では、肝臓の色が腎臓より白っぽく映っており、肝臓と腎臓の色の差(コントラスト)がはっきりしています。
肝臓に脂肪が蓄積することによって、肝臓が白っぽく表示されているのですえーん

肝臓と腎臓の色は、正常であればほぼ同じです。
下図は、正常な人(私自身!)の肝臓と腎臓です。
肝臓も腎臓もほぼ同じ色合いであることが分かります。

 

 

脂肪肝自体は自覚症状がありませんが、気付かないうちに全身に影響を及ぼしている場合が
あります。2~3㎏体重が増えただけでも、脂肪肝が進行する事もあります。
また、痩せているからと言って脂肪肝でないとは限りません。

「脂肪肝」と聞いて、ドキッとした方は、ぜひ一度人間ドックでの 超音波検査 をお勧めいたします!


次回は、脂肪肝が体に及ぼす影響について紹介する予定です。

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