骨粗鬆症(骨粗しょう症)について⑭ ~薬物治療について~ | 東大阪病院 人間ドック・健診センター ブログ

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大阪市城東区にある東大阪病院の「人間ドック・健診センター」スタッフによるブログです。


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今回で骨粗鬆症(骨粗しょう症)に関する記事は14記事目となります。
 
 <これまでの骨粗鬆症(骨粗しょう症)記事>

  骨粗鬆症① テーマ「骨粗鬆症とは?

  骨粗鬆症② テーマ「骨粗鬆症の原因

  骨粗鬆症③ テーマ「骨粗鬆症の原因 その2

  骨粗鬆症④ テーマ「骨粗鬆症の症状

  骨粗鬆症⑤ テーマ「骨粗鬆症の検査

  骨粗鬆症⑥ テーマ「骨粗鬆症の治療について

  骨粗鬆症⑦ テーマ「骨粗鬆症の食事療法について

  骨粗鬆症⑧ テーマ「骨粗鬆症の食事療法について その2

  骨粗鬆症⑨ テーマ「骨粗鬆症の食事療法について その2 続編

  骨粗鬆症⑩ テーマ「骨粗鬆症について ~運動療法~
  骨粗鬆症⑪ テーマ「骨粗鬆症について ~転倒予防~

  骨粗鬆症⑫ テーマ「骨粗鬆症について ~転倒予防2~

  骨粗鬆症⑬ テーマ「骨粗鬆症について ~転倒予防3~

 

前回の骨粗鬆症の記事は8月1日でした・・・
久しぶりの投稿です。
 
長々と続いた骨粗鬆症(骨粗しょう症)についてのお話しは、
ひとまず今回のテーマで最終回です。
最後は、
 骨粗鬆症(骨粗しょう症)の薬物治療について
題してお伝えします。


 
 「薬は使いたくない」
  「自分の体の力だけで治したい」 
思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、薬には副作用があり絶対に安全であるとはいえません。
しかし、薬は医師・薬剤師の指導のもと服用する事で副作用の
危険性を減らすことができます。
また、薬を飲むことによって、骨折による長い入院やリハビリ、
不自由な生活、寝たきりになる危険性を回避することができる、
または減らせるとすれば、薬を飲むことによる欠点より
利点の方が大きくなるのではないでしょうか。




私達の体の中で、古くなった骨は、
常に新しい骨に作りかえられています。
これを、『骨の新陳代謝』といいます。
 
「破骨(はこつ)細胞」が、古くなった骨を溶かし≪骨吸収≫、
「骨芽(こつが)細胞」が骨の溶けた部分にカルシウムを
くっつけて新しい骨を作ります≪骨形成≫。
 
この『骨の新陳代謝』のバランスが崩れると骨の量が足りず、
骨が弱くなり骨折しやすくなります。
これが『骨粗しょう症』です。

薬物治療では、この『骨の新陳代謝』のバランスを整え、
骨の量を増やす為にいくつかの作用をもった薬剤を使用します。
以下に、代表的な薬について紹介します。

骨が壊れるのを防ぐ薬(骨吸収を抑える)

 ビスホスホネート薬

   破骨細胞の働きを抑えて、骨を壊れにくくする。

 カルシトニン製剤

   骨のカルシウムが血中に溶け出すのを抑える。

   痛みを和らげる。

 デノスマブ 新薬 

   破骨細胞が働くために必要なたんぱく質を壊す



骨を作る薬(骨形成を促進する)

 

 副甲状腺ホルモン薬

   一般名テリパラチド 新薬 

   商品名:テリボン、フォルテオ

   骨を作る「骨芽細胞」の働きを高めて、新しい骨を
   つくる。

 

 

その他の薬

 カルシウム薬

   カルシウム摂取量の少ない場合に使用。

   骨量の減少を予防する。

 活性化ビタミンD薬 

   腸からのカルシウム吸収を助ける。骨を強くする。

 ビタミンK薬

   骨が作られるのを助ける。


 

 

上記のうち、近年開発された新薬は、それ以前の薬よりも

骨折予防の効果がかなり期待できます。

 

ただし、副甲状腺ホルモン薬は

 1割負担の方で月約5,000円

 3割負担の方で月約15,000円 と高価です。

薬を使用するかどうか、またどんな薬を使用するかは、

患者さんの状態によって異なります。


◎薬は医師・薬剤師の指導のもと服用する事で

   効果を発揮し、また副作用を減らせるものです。
   以下注意して使用して下さい。


  ・病院でもらう薬は、医師・薬剤師の指導を守って使用する。
  ・市販薬は添付文章をよく読み用法・用量を守って使用する。

   不明な点は、薬店の薬剤師に相談する。
  ・複数の病院で薬を処方してもらっている、または病院薬・

   市販薬やサプリメントを複数種類使用している方は、

   一緒に使用してはいけない薬もあるので

   必ず医師・薬剤師に相談する。
  ・古い薬は使用しない。
  ・他の人に処方された薬を飲まない。

   他の人に自分の薬を与えない。

 

☆薬に関する注意事項はまだまだ沢山あります。

  医師・薬剤師に積極的に相談しましょう。
  また、お薬手帳の活用をおすすめいたします。

  手帳は複数冊持たずに1冊だけ使用しましょう!

 

最後に、当院リウマチ・骨粗鬆症外来を担当している
仲田医師よりメッセージがあります。
こちらをご覧ください。
 

 

 

 

 

 

 

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