骨粗鬆症(骨粗しょう症)について⑤ | 東大阪病院 人間ドック・健診センター ブログ

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大阪市城東区にある東大阪病院の「人間ドック・健診センター」スタッフによるブログです。


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今回も引き続き、骨粗鬆症(骨粗しょう症)について紹介しますニコニコ

骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは、骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。

 

<今までの骨粗鬆症(骨粗しょう症)記事>

 骨粗鬆症➀ テーマ「骨粗鬆症とは?

 骨粗鬆症② テーマ「骨粗鬆症の原因

 骨粗鬆症③ テーマ「骨粗鬆症の原因 その2

 骨粗鬆症④ テーマ「骨粗鬆症の症状

 

骨粗しょう症は、自覚症状が乏しく症状が徐々に起こるため、『病気』と気が付かないことが多い病気です。よって、気が付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありませんえーん

まずは、早めに自分の骨の現状を把握することが大切です。
特に女性の場合は、骨量が減少しはじめる40歳くらいから定期検査を受けましょう。(ブログ「骨粗鬆症の原因」参照)
男性は、特に病気がなければ遅くても70歳ぐらいからは定期検査を受けるとよいでしょう。
また、早めに検査を受けた方が、骨粗しょう症の早期発見だけでなく、予防のための骨の健康管理に役立ちます。


骨粗しょう症の検査

 

【画像検査による骨量(骨密度)測定】
 X線(レントゲン)を使用する検査と、超音波を使用する検査があります。

<X線を使用する検査>
 特徴:精度が高い。放射線被ばくがある。
 ・DXA(デキサ)法
  2種類のX線をあてて全身(主に背骨、太ももの骨、手首の骨など)の骨量を測ります。
  もっとも正確な検査です。

 

 ・q-QCT法
  CT(コンピューター断像撮影)装置で、手首の骨などの骨量を測ります。
  被ばく量が大きく、使用頻度はあまり高くありません。

 

 ・X線検査
  主に背骨のX線撮影によって、骨の状態や骨折の有無などを確認します。


<超音波法:かかとに超音波をあてて、骨量を測ります。>
特徴:検査時間が短い、簡易に実施できる、精度が高い、放射線被ばくがない。

当院では、この超音波骨塩(こつえん)測定装置により、骨量測定を実施しています。
放射線を使用しないので被ばくがなく、装置に片足をのせて約10秒間で測定できます。
痛みは全くありません。

骨粗しょう症による背骨のつぶれ(脊椎圧迫骨折)や、足の付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)は海綿骨(かいめんこつ)がスカスカになってしまうことが大きな要因です。(ブログ「骨粗鬆症とは?」参照)


超音波検査で測定するかかとの骨は、この海綿骨を90%以上含むため、背骨や大腿骨の状態をよく反映するといわれています。
よって、超音波による骨量検査は大腿骨頸部骨折(足のつけねの骨折)、手首骨折等の骨折リスクを予知することができ、骨折危険性が高い人のスクリーニング検査として意義があるのです。


<測定方法>
右足の踵(かかと)の骨の骨量を調べます。
(右足で測定できない場合は左足で測定)


➀靴下を脱いでもらいます。


②装置に足をのせます。

③上写真の通り、かかとの両側の風船がふくらみます。
 風船の部分から超音波が出ます。
 かかとに約10秒間超音波をあてて終わりです。
 痛くみは全くありません。



【血液や尿による検体検査】
・骨代謝マーカー
血液検査や尿検査で、骨がつくられたり溶け出したりする「骨代謝」のバランスを調べます。
健康な骨では、古くなった骨が壊される量と新しく作られる骨の量が等しく、骨の量が一定に維持されています。このバランスが崩れ、古い骨を壊すペースが速くなったり、新しい骨を作るペースが遅くなったりすると、骨の量が減り、もろい骨になってしまいます。
骨代謝マーカーの高い人は骨量の低下速度が速いことから、現在の骨量にかかわらず骨折の危険性が高くなっています。
○骨吸収マーカー:骨を壊す破骨細胞の働きを調べる。
デオキシピリジノリン(DPD)、Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)
         Ⅰ型コラーゲン架橋C-テロペプチド(NTX)
○骨形成マーカー:新しく骨を作る骨芽細胞の働きを調べる。
         骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)、オステオカルシン(OC)
         Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチド(PINP)、
         Ⅰ型プロコラーゲン-C-プロペプチド(PICP)

骨代謝マーカーは、次のような場合に検査します。
①薬による治療が必要かどうか決める時
②使用する薬を決める時:骨を壊すペースが速い場合はそれを抑える薬を、骨を作るペースが
遅い場合はそれを助ける薬を選択する。
③治療の効果を確認する時


各検査により骨粗しょう症が疑われる時、他の病気が原因ではないか(続発性骨粗しょう症)鑑別するため、さらに血液検査を行う場合があります。(ホルモンの検査等)
男性の骨粗しょう症は、半数近くは続発性骨粗しょう症だといわれています。
続発性骨粗しょう症の原因となる病気:糖尿病、動脈硬化、慢性閉塞性肺疾患、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症、関節リウマチ等
 

以上が、骨粗しょう症の検査です。

骨量は20代から40代くらいまではあまり変化をしませんので、その間に1度検査を受けて自分の若い時の骨量を知っておくのもよいでしょう。
骨量が低下していく40代以降に検査を受けた時、骨量がどのように変化しているのか比較することができます。

 

まずは、自分の骨の現状を把握することが大切です。

 

東大阪病院では、超音波骨密度装置による骨量検査を実施しています。

足のかかとの骨に超音波を通し測定します。放射線を使用しないため被ばくの心配がなく妊娠中の方でも測定可能です。
測定時間は5分ほどです。痛みは全くありません。
人間ドックや健診にて、オプションとして追加することができます。

 

自分の骨の強さを確認し、“これから先できるだけ健康に過ごすためには何が必要か”確認しましょう!!

 

 

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