早い者勝ち

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商店街の新規のイベントなどで、道路を通行止めにしようと思えば、関係者への根まわしと、政治的なキャンペーンなどが必要になるが、
初詣をはじめ、伝統的な寺社の祭であれば、スムーズに道路の使用許可が出て、警察から警備が出たりする。

踏切で、道路を拡幅しようとすれば、行政側は鉄道会社に多大な補償をしなければならないし、
逆に道路のあるところに新たに鉄道を通そうとすれば、高架など大きな投資が、鉄道会社の方に必要になる。

商標や特許など、日本では基本的に、先に出願した者に権利が生ずる。「先願制」と言われている。

人気タレントのライブチケットなど、数量限定商品が、プレミア価格で転売されることは、社会問題にもなった。

とかくこの世は「早い者勝ち」なのである。

みな、人を出し抜こうと、あくせくしている。

富山県美術館の開館記念展、第2弾は「素材と対話するアートとデザイン」というもので、
これまでの概念を覆すような新素材、
既存の素材の、思いがけない使い方など、
さまざまなイノベーションを見ることができた。

アプローチの考え方はさまざまだが、結局は早い者勝ち、
誰がいち早く「イノベーション」にたどり着くのか、世界の才能は、時を惜しんで競争している。

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それこれ、人を批判するつもりはない。

ただ、自分は昔から、競争をしたくないタチである。
体が小さく、スポーツが苦手だった。
勉強は嫌いではないが、受験勉強は、この国に生まれた者の義務でしかないと、当時は思っていた。
就職の時には、企業によってこんなに生涯賃金が違うだなんて知らなかった。

早い者勝ちの思想は、
強い方が勝ち、
美しい方が勝ち、
より多く持っている方が勝ち、
単純な勝ち負けへの、こだわりに結びつきやすい。

そして勝ち負けは常に、プレイヤーより胴元が有利で、プレイヤー同士なら先手必勝である。

重ねていうが、否定はしないし、悪いと言っているわけでもない。

ただ、自分は、あまり巻き込まれたくないと思っている。


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