木のおもちゃ、工作

テーマ:

今日9日までのイベントで恐縮だが、
氷見市海浜植物園で、「木育キャラバン」というものがあるということで、
6日、ちょっと覗いてきた。

四谷の東京おもちゃ美術館の、
木のおもちゃや、アート作品を並べてある。
ワークショップとして、実際にそれらで遊んでみることもできる。


造形的に凝ったもの、技術的に考えられたものがいろいろあって、
なるほどと感心はさせられるが、

おもちゃは、各家庭にあってこそ、であろう。
 

カタログで値段を見ると、ううむ、と思わざるを得ない。

 

 



ガイドとしていらっしゃった、青森の染色作家さんと話す機会があって、
木のおもちゃ、作る側も、
「簡単に壊れるものではないので、定期的には買ってもらえない」
ということで悩んでいるという。

理屈はその通りだが、いやいや、まだまだ、
木のおもちゃは知られておらず、知れば欲しい人は多いと思う。


ただ、買う側は、「おもちゃ」にも「コストパフォーマンス」を求めてしまうのだ。
こども本人が欲しがらないものを、
高いお金を出して買い与えようという人は限られている、というだけではないか。

「積み木」が売れず、プラスチックのブロックばかり、というが、
作る側が「高く売れるもの」を考えてしまうことがミスマッチで、
子供たちは、単なる杉の端材の方が、よっぽど想像力を膨らませるのではないか。

 ◇ ◇ ◇

昨日8日は、地元の小学校の学習発表会。
前日、教頭先生からわざわざお電話いただいて、
先だって届けた端材で、3年生がいろいろ作品をつくったので、
ぜひ見てくれ、とのこと。
 

小学校には駐車場が少なくて、行事ごとのたびに困っていたのだが、
この春、向かいに「こども園」ができて、児童数に近い駐車スペースができた。
そこで「まかなえているのか」も気になったので、ちょいと見学してきた。


3年生の作品展示は、音楽室。
 

 

 

 

顔、風車、ロボット、公園、鳥のエサ箱など、

材料を見ての、子供ならではの見立てもあって
そういうところには感心した。

 

中で一番多かったのは、とにかく端材をどんどんつないでしまって

たぶん後になってから、「へび」や「ドラゴン」にした作品で、

やたらと釘打ちに夢中になったであろう、3年生の様子が
ほほえましく思い浮かんだりした。

 

家や家具など、

木材から、大人が発想するものはほとんどない。

製品になる前、
材料としての本物の木に触れる機会も、たぶん、とても少ないのだろうと思う。

 

 ◇ ◇ ◇

 

去年、イベントに誘われて、
子供の工作用に
「ロ木ット(ロボクット)」というものを作ってみた。

 

 

 


 

これも、木の部分の多くは、ベニヤのような建材を使った。

そもそも、自然素材は大量生産に向かないのだ。
そして、自然素材といいながら、
高価であるということは、それだけで「不自然」なのではないか。

教材も、おもちゃも、

業者の揃える安価な輸入ものでもなく、
作家さんの血と汗の結晶でもなく、

地元の業者が、
端材で片手間に作るもので、なんとか、まかなえないものか、

シンプルに、そう思うのである。

 

 

 

 

 

 

 

AD