15年1月25日 雪のち晴れ 気温－3度 風、山頂付近５～１０ｍ
5時半に目覚ましが鳴った。昨夜から湯元の公共駐車場で仮眠をとっていた。
夜は寒くなかったが、窓ガラスの内側が凍っていて外が見えない。
ドアを開けてみると、、、、、雪が降っている。
一気にテンションが下がった。
今回も白根山は姿を見せてくれないのか。。。。。
白根山チャレンジはこれで何回目になるだろうか。
悪天候で出発前に中止にしたのも入れれば５回以上だと思う。
のろのろと起き出して、お湯を沸かして朝食の準備をする。
ゆっくりと準備していたら出発が7時過ぎになってしまった。
ますますテンションが下がる。
湯元から奥白根山の日帰りはロングルートだ。
届くだろうか？
去年の白根山レポはこちらです。
夕べからの積雪は１０ｃｍくらいだった。
スキー場の入り口からスタート。 7：10
今回も山頂までスノーシューで目指します。
スキー場は整備の圧雪車がゆっくりと動いていたが人影はまだ無い。
最後のリフトの終点の左側が登山口だった。
スキー場からの登り始め。 7：40
急登が始まる。 スノーシューで問題無い傾斜。
先行者２人+１人に追いついた。
ここからはトレースの無い斜面を登る。
スキー場の標高約１５００ｍ 前白根山が２３７３ｍなので標高差約９００ｍ。
累積標高は約1200ｍ。
この最初の急登は標高差約５００ｍを一気に登る急勾配だ。
稜線に出た。標高約２１００ｍ 8：50
稜線上は防火帯なのか木が無い。
スノーシューの独壇場だ。
気持ちの良い尾根歩きができる。
あっ、湖面が光っている。 中禅寺湖？
よく見ると、湖が二つある？ ？？？
さらによーく見ると、左の湖面に見えたのは、戦場ヶ原だった。
右が中禅寺湖だ。 男体山は雲の中で見えない。
まだ雪が降り続いている。
天気予報では９時過ぎから天候が回復する予報だが、、、、。
下の方は見えるが、上空は黒い雪雲が渦巻いている。
雪は舞っているが、それでも雲のあいだに晴れ間が見え始めた。
この辺で避難小屋から帰る３人組とすれ違った。
この時間からすると、山頂はあきらめたのだろうか？
それとも昨日のうちに登ったのだろうか？
昨日は天気が良く山頂が見えていた。
薄く着いた樹氷が青空に栄える。
前白根山に近づいていく。
締まった雪だ。
奥白根山が見えてきた。
山頂は雪雲の中だ。
あの中に飛び込みたくないな。
前白根山までが意外と長かった。
道はアップダウンの少ない快適な稜線だ。
眺めも良い。
前白根山で引返す日帰りの人も何組かいたようだ。
さまようように前に進む。
前白根山が見えてきた。
前白根山に とうちゃこ。 9：45
風が冷たいが飛ばされるほどでは無い。
今日は奥白根山まで行けないかもしれないから、ここで山頂ケーキ。
見ているあいだにも雲が変化していく。
五色沼が見えてきた。
初めて山と沼の形が見えた。
去年はほとんど視界が無くわからなかったが、沼の奥の弥陀ケ池からあの辺を登ったのかな？ などと推測する。
とにかく前へ進もう。
前白根山からは少し下る。
沼が火口でこの辺は外輪山なのだろうか？
気持ちの良い稜線を歩くにはスノーシュがぴったりだ。
雲が激しく動いているが山頂の雲は取れない。
雪はほぼやんだ。
木の腰掛けで一休み。
避難小屋へはさらに下る。
五色沼の近くにあるようだ。
白根山へ登らなければ行けないのに、その前にさらに下るとは精神的にきつい。
りっぱな避難小屋が見えてきた。
窓が入り口になっていた。 10：25
わりと広く、整理すれば２０人以上泊まれるだろうか？
ここは アレが出る！と噂の小屋だ。
小屋で一休みしながら考える。
ここから山頂までまだ２～３時間かかるかもしれない。
そうすると小屋に戻ってくるのが１３時か１４時？ 帰りは１７時過ぎてしまう？
ヘッ電か？
山頂が雪雲の中で嵐だと登ってもつらいだけだし？
やめようか。。。。。
そんなことを考えていたら、単独の女性登山者が降りてきた。
今日山頂へ登った人のトレースが着いているとのこと。
登りが２時間くらいかかったそうな。
うーん。どうする どうする？
あっ、山頂付近が見えてきた！
行くしか無い！！
ヘッ電 上等 
つづく。