子牛の競り市の年内取引が終了した。口蹄疫の影響で、競り再開後は値を上げたが、その反動で一時下がり、11月後半からはまた値が上がっていた。県外購買者の回復や枝肉相場の上昇等により、最後の競り値は県内各地で軒並み高くなった。市場経済のルールはいつでもそうだが、需給バランスや景気等の複数要素によって取引価格が決まる。当たり前のことだが、子牛高値は、売り手からは歓迎だろうが、買う側からしたらちょっと問題であろう。


 また、韓国では、口蹄疫の発生・被害が拡大している。県や市町村、関係団体等は勿論のこと、県内・国内の畜産農家や関係者を始め、一般県民・国民の皆様も注意警戒を一層深めて欲しい。特に空港や港湾等での水際対策、外国との交流、畜産農家への出入り、監視、消毒、防疫対策の再度確認、情報収集等、万全を期して頂きたい。

 山陰・北陸地方では、一部野鳥に高病原性鳥インフルエンザが感染・確認されている。こちらも十分な警戒をして頂きたい。


 週明け、県知事選の世論調査が各新聞で報道されている。

 選挙中、県内を回って見て、県民の皆様から「盛り上がっていない」とか「関心がない」とか「投票率下がるのでは?」等の意見を多く耳にしていたが、調査によると(これが事実なら)そうでもないみたいである。どの新聞でも「関心がある」が8割を超えているみたいなので、そういった意味では、ちょっとホッとしている。

 

 とにかく、住民自治の基本である「政治行政への関心」が重要である。

 これは、僕が就任した時からずっと言わせて頂いているが、政治行政の最大の敵は「無関心」である。それを打破するために、僕もこれまであらゆる手段を講じて来た。ある意味、マキャベリズムである(笑)。時には、リスキーで自分にとって不利益なこともあった。多くの方々に関心を持って頂くために自分を犠牲にした部分もあった。

 

 「県民総力戦」とは、正に身近な政治行政(税金の使われ方・地域のガバナンス)に関心を持って頂き、地域づくりに参加・参画をして頂きたいというメッセージでもあった。

 まずは、多くの方々(有権者・特に若い方々)に投票に参加して頂き、その後の政治行政運営・経営に関心を持って頂き、十分チェックをして頂き、県政や地域づくり(街づくり)に積極的・自主的に参画して頂きたいと思います。宜しくお願い致します。