今日は、11月定例県議会閉会日であった。

 知事就任以来、約4年間、思えば、あっという間だった。この間、県民の皆様とのお約束だったマニフェストを実現すると共に、様々な行政課題に取り組み、県勢の発展・県民福祉の向上等を図るため、精一杯、自分なりに精励恪勤・刻苦勉励して来ました。


 特にマニフェストの最大の目標であった、県民の皆様の県政に対する信頼の回復と郷土宮崎への自身と誇りを高めること、派閥抗争や政争の政治風土の一新等については、様々な県政改革とともに、宮崎を全国に情報発信して参ったこと、柵の無い政治スタイル・スタンスを貫いたこと等、概ね県民の皆様のご理解を得られたのでは無いかと思っております。

 

 これもひとへに、県議会の皆様をはじめ、県民の皆様、そして職員の皆様のご支援・ご協力のお陰であり、心から感謝を申し上げる次第です。

 就中、議会においては、議員の皆様方に、大所高所からご意見・ご指摘・ご提言等を賜り、お心広く、また時には叱咤激励し、鍛え育て薫陶を頂いたと思います。ここでの経験と学習は、今後、必ずや僕の人生の糧・支えになることと確信しております。


 以前から主張させて頂いている通り、今後、あらゆる機会を通じて、この国の在り方、国家の統治システム、国の仕組み等を変えることで、宮崎を始めとする地方が抱える行政課題を抜本的に解決し、地方の衰退、延いては国家の衰微・衰退に歯止めを掛けなければならないと思っているところであります。

 退任後、どのような立場になるかは分かりませんが、常にこの国の在り方・行く末を考え、真の地方分権を確立することで、分権国家を樹立し、延いてはそれが宮崎への恩返しになると信じ、全身全霊を尽くす所存であります。


 残された任期は僅かでありますが、口蹄疫からの再生・復興などキチンとした道筋を付け、次の県政への橋渡しが出来るよう、最後の一日まで全力を傾注し取り組んで参る所存であります。

 引き続き、皆様方のご指導・ご協力等を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 最後に、郷土宮崎の限りなき発展と、その発展の礎になっておられる県議会議員の皆様方、温かく県政をお支え頂いた県民の皆様方のご多幸・ご活躍・ご健勝等を祈念し、甚だ意を尽くしませんが、これまで頂きましたご厚情とご高配に改めて深く感謝を申し上げます。