青森県から、青森県の伝説の種牛(第一花国)の冷凍精液100本を本県に寄贈させて頂きたいとの申し出があった。大変有難いことである。基本的には、第一花国の精液は県外には出さないとされており、青森県のお心遣いに心から感謝を申し上げたい。

 第一花国は種雄牛の中では、本県の安平と並び、東の横綱と言われた大変優秀な種牛である。本県が今回殺処分し失った、県所有の種雄牛の中には、第一花国の子供もいた。

 本県畜産界に、また一筋の光明が射した感じである。


 それにしても、南九州地域の集中豪雨が心配である。当然、防疫対策にも影響がある。

 本県内では、都城市、小林市、高原町、串間市等で、床上・床下浸水等の被害が出ている。行方不明の方(高齢者1名)の安否も気掛かりである。

 県は、危機管理局長をトップにした情報警戒本部を設置し、対応に当たっている。とにかく、これ以上の被害が出ないことを祈りたい。

 また、それぞれの地域住民の方々は、今後とも土砂災害・河川決壊等にはくれぐれも注意して頂きたい。


 昨日まで、口蹄疫の新たな患畜・擬似患畜の確認は無い。県民の皆様、関係各位の皆様、引き続き、気を緩めることの無いよう、消毒等防疫対策は万全にお願い致します。