昨日の延岡大師祭のパレードは今年も大変な賑わい・人出だった。ざっと5~6万人くらいの人出だったのではないだろうか。行列のほぼ先頭を行く自衛隊ジープに乗って一生懸命手を振らせて頂いた。同時に、大変多くの方々から声援を頂いた。励ますつもりで行ったのだが結局励まされた形になった。市民の方々には、心から御礼を申し上げたい。県北の核となる延岡には何とか元気になって頂き、活性化を図らなければならない。


 自転車に乗った中学生の女子に「知事!延岡は遊ぶところがあんまり無いので宜しくお願いします」と自転車に乗ったまま何気に陳情された(笑)。中学生に気軽に陳情される知事って(笑)。後、「パチンコ屋さんが多過ぎです」だって。子供達の目線は確実に大人や社会を捉えている。


 今日開催した県内市町村長による自治懇話会や先日開催された市町村教育委員会委員長・教育長会議等でも言わせて頂いたが、「宮崎は、今後、子供達の学力・体力・総合力で日本一を目指すべきではないか?」

 現在、小中学校の学力・体力等、概ね良好で、九州でもトップクラスである。これは偏に自動・生徒の努力や関係各位のご尽力の賜だと思う。共立総合研究所の調査では、「良い子が育つ都道府県ランキング1位」である。だからこそもっと上(日本一)が狙えると思う。そのポテンシャルは十分備えている。

 宮崎牛が日本一になり、数々の農産品が天皇賞や農水大臣賞等を獲得した。県は街づくり大賞も受賞した。まさに宮崎のポテンシャルである。スポーツ・文化活動等でもきっと日本一になれると思う。


 宮崎はメジャーになった。次のステップアップと宮崎の定着定番化へ向けて、小中学校の学力・体力・総合力等で日本一を目指すべきであると思う。

 地域・地方・国家の活力・繁栄は、人材育成と産業育成が2本柱であると僕は考えている。

 県行政の長たる自分が教育行政に物言うことは越権・逸脱行為かも知れない。勿論、市町村教育行政や自治体との連携、学校現場や地域や家族の十分な協力・連携も必要不可欠である。正しく県民総力戦である。こういう明確でかつ重要な目標を県民全体で共有し、少なくともそこを目指して邁進すること等が、今、この国や地域に必要とされているのではないだろうか?