やはり、素晴らしい大会だった。大会運営の様々な部分で、大変勉強になった。

 ネットタイムは3時間39分22秒。今回、Cブロックからのスタートだった。グロスタイムが3時間42分だったので、スタートゲートをくぐるまで、3分くらいかかった計算になる。最も後方からスタートした方は、恐らく、スタートゲートをくぐるまで20分くらいはかかっているのではないだろうか? いやはや、マンモスレースである。


 スタートして6~7km地点で谷口浩美監督に追いついた。監督はあまり練習していない足をしていた。「今日は東京見物ですよ~」と笑った顔は現役の頃そのままの笑顔だった。

 前半から、1km5分30秒のペースを刻んだ。ハーフ過ぎて、股関節等に痛みが出なければ、少しペースを上げようと思っていた。


 品川折り返し地点(15km)の手前で、猫ひろし君とすれ違った。彼は、顔を真っ赤に凄いペース(恐らく、1km4分くらい)で飛ばしており、僕より、距離にして5km、時間にして25分ほど前を走っていた。先日、テレビ番組で一緒になったとき、随分絞り込まれた身体になっていて、結構練習している感じだった。

 猫君は、去年、青島太平洋を走ってくれた。そのときは風邪で体調が悪かったみたいで4時間くらいかかっていた。

 その後、今年1月に薩摩川内市の東郷梅マラソン、南九州駅伝を一緒に走ったが、そのときより数段走りこんでいる感じだった。

 猫君のタイムは、3時間10数分だったみたいである。さすがである。


 雷門折り返し地点(27km)に近づき、鈴木宗男先生とすれ違った。その地点で鈴木氏は僕より約2km先を走っておられた。「よ~し!鈴木先生に追いつくことを目標に・・・・・」と思い、頑張った。

 37km辺り、佃大橋を過ぎて、アゲインストの風雨になり、右股関節だけでなく、左膝にも来た。「もう駄目かな~?」と思ったが、何とか歯を食いしばり、途中何度もストレッチを入れ、踏ん張った。

 結局、ゴールしてみると、鈴木氏が僕より約6分遅れだったという。「あれ?変だな」と思った。「どこで追い越したのだろう?」

 僕は、鈴木氏に追いついたらご挨拶をしようと思って、追い抜く人を一人ずつ注意して見ていたが、鈴木氏はその中にいなかったので、てっきり、僕より先にゴールされたのだと思っていた。

 もし、見逃したのなら、大変失礼なことをしたと思う。


 品川辺りと銀座辺りのそれぞれのすれ違いで、佐藤選手、尾方選手、高岡選手、女子の土佐選手、弘山選手等の走りを目の当たりに出来、感動した。

 僕等一般市民ランナーが内外の一流選手と一緒のコースを走れるというのも魅力である。数々の有名な走り愛好家も参加していた。

 是非、また走りたいと思わせる大会である。恐らく、今回、世界の市民マラソン・ベスト10に入るのではないだろうか?

 「青島太平洋マラソンも頑張らなくては!」


 東京マラソンが終わり、「せんたく・地方創造会議」に出席。夜の便で宮崎に帰った。

 23日(月)は勿論朝から公務であった。どうも、左膝が思わしく無い。暫く走れないかもな~