1)28日(水) Vシネマの撮影で朝から八王子界隈をうろうろ。撮影が思ったより早く夕方に終わり、授業は予定としてはどうせ休むつもりだったので、予定通り欠席しようかと思ったが、授業の最後だけでも出ようと思い直し、速攻で学校へ向かう。撮影の合間にクリスチャン・メッセの記号学の論文を読み、折角後読メモを書いたのでそれだけでも提出しようと思ったのだ。大正解だった。クリスチャン・メッセの論文は長い上に難解なので、提出している学生は何と3人しかいなかったみたいだ。しかも、僕のメモでは先生が提示された疑問点と僕のそれとが全て一致していた。これは大きなポイントになるに違いない。 2)文化人類学のレポートの時期がきつつある。恐らくこれまで誰もやっていない「漫才と文化とinfluenceの相関関係」を取り上げようと思った。このテーマなら読まなきゃいけない参考文献は恐らく少ないと、高を括って先生に意見提出すると、まぁ、律儀と言うか、大迷惑と言うか、先生が親切にも関連文献を調べて来てくれたのだ。そのファイルを見て仰天。あるはあるは、中には柄谷行人さんの漫才の評論などもあって、それらを読まなければならない羽目になった。今更、テーマを変える訳には行かない。どうしよう? まいったな~ 3)文部科学省が、教育基本法の見直しを中央教育審議会に諮問した。内容は、国への忠誠心・道徳教育の強化、伝統・文化の尊重、家庭の役割の明確化などである。今更遅いくらいである。三島先生も草葉の陰から、さぞかしお喜びであろう。 小生、個人的には、1970年11月25日に、日本の近代文学と近代国家は消滅したと思っております。三島由起夫先生がお亡くなりになった日であります。その命日、小生と山口君は軍歌を聞き、歌いながら印度常食キャリィを食み、先生の31回忌を偲んだのであります。「先生! 神国防衛軍、自衛隊の総決起でありますよ。 自衛隊は元気に颯爽と印度洋に向け、出撃したでありますよ」