先日、ある番組でお化け話しの特集をやった。皆それぞれに恐い話しや恐怖体験を持っているのである。中でも、稲川淳二さんの話しはやはり本物である。実際、稲川さんが出演しているYTRの後ろに霊のようなものが映っていたりするのだから、俄然信憑性がある。面白かったのが、山田の邦ちゃん。彼女、深夜、家の近所を歩いていて、突然、侍に会ったのだそうだ。本当に時代劇で出てくるような侍であったらしい。侍の生首とか、不当に殺された武士の怨念などの幽霊話はよく耳にするが、彼女の見た侍は、きちんとした旗本風の侍なのだそうだ。その侍が、邦ちゃんに「南町奉行所はいずこか?」と聞いたらしい。邦ちゃんは、恐かったので、でたらめを適当に教えたら、そのまま教えられた方に歩いて行ったのだそうだ。その邦ちゃんの話しで、昔、島田紳助さんは、深夜の山道で、大勢のおかっ引きに追っかけられたことがあったらしい。これには大笑いした。デーブスペクターは、深夜人気のない山道を一人で運転している時、黒い子猫を轢いてしまったらしい。悪いなと思いながらもそのまま運転して、ふっとルームミラーを見たら、後ろにその黒猫の姿が映ったらしい。良く見ると、さっき轢いた子猫の死体をくわえた親猫が、必死で彼の車を追っかけて来ているのだそうだ。恐くなって、ぐんぐんスピードを上げても、まだ追っかけて来るらしい。その内、明るい所に出てよく見たら、クロネコヤマトの宅急便の車だったらしい。途中まで真剣に聞いていただけに、このオチにはガッカリさせられた。今年は、冷夏で怪談話が少なかったように思うが、夏の怪談話はやっぱり面白いのだ。