《神道の心を伝えるより転載》
若い頃『徳を積め』という言葉をよく聞かされた。
その大切さはなんとなく分かっていたが、一体どのようにしたら良いのか、分からなかった。
徳を積む為の器とは何なのか?
どうやってその器を大きくすれば良いのか?
思い起こせば、徳がない事を沢山やってきた。
そして、多くの人に迷惑をかけてきた。
それでも、徳を積むことが大切であると自分に言い聞かせた。
そして、少しづつではあるが、何となく分かってきたことがある。
私は何のために生きているのか?
この世に生まれてきた訳は何なのか?
目先の為、自分の為、家族の為、仲間の為、地域の為、国家の為、世界の為、未来の為
これが今の自分の器である。
目先に惑わされることなく、自分の身は修め、家族を守り、仲間を大切にし、地域に貢献し、国家の為に働き、世界平和を願い、未来の子供達の為に仁慈を尽くす。
ある宮司が言った。
『徳とは世の為人の為に仁慈を尽くすこと』
その為の道を【道徳】と言った。
しかし、決して恥じることはない。
いつかはそこに…
その志さえあれば、気づけば徳を積める人間になる。
与えられる人間から、与える人間へ
得ることに執着せず、与えることの出来る人間になる。
それが、私達の子供達の未来を作る。
出来てなくても良い、今から始めれば…