干尽物語 エル、奪還11周年♪あの日、あの時 | 干尽物語

干尽物語

干尽出身の犬12匹との家族模様と、子犬保護と里親さん捜し奮闘記。    某サイトでブログ公開していましたが、そのサイトが消滅><
                 過去ブログを、2006年4月から、ボチボチ、貼り付けています。

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2000年12月8日。


書類上は、


「干尽で


散歩中、



行方不明になった飼い犬」


エルを殺処分場から、奪還クラッカー





当時の


保健所生活衛生課は、、


飼い犬以外、



特に、


野犬の引き取りは、



決して、させなかった。



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2000年12月6日夜・・



保健所が、


サンアイの駐車場に、



強力な麻酔剤入りの肉をばらまいた。


役所仕事は、


普通、午後5時で終わる。


それがどうして、


夜に


決行したかというと・・






私が夕方、、


この場所で、


銀達に


食事をあげるのを、


事前に調べていたから。


私は、


干尽町内の回覧板で、


この件を、すでに知っていた。


回覧板には・・


野良犬退治に


12月6日夜、、、


麻酔剤入りの肉を蒔くので、


飼い犬を、、、


この時間帯には、


必ず、


係留するようとの


注意事項が記されていた。


「エル奪還、6周年の記念日♪」より抜粋本
http://ameblo.jp/hidukushi/entry-10081070935.html  



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当時、



世話していたノラ犬は・・


金(エルの父)・


銀(エルの母、未だ現役)・


チャ(エルの姉)・


エルの4匹。


2000年12月5日、


決行前夜、


配食の光景。


この光景が、


消えてしまう恐怖に包まれていた星空


これが、


最後の一葉になるかもしれない。


手前から、


エル、チャ、金、、、



その辺に銀もいる。



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麻酔薬散布前の数日間・・


私とカズは、、、


何とか、


この4匹を、



保護しようと、協議を重ねる。


なついていても、


決して、触らせない


干尽犬達。





保健所の魔の手の前に、


犬たちを眠らせて、


4匹を


連れ去るしか方法がないドンッ


人間用の睡眠導入剤は、


犬に効くんじゃないだろうかと、



前日、試みた。


全く、効果なしガックリ



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なんの手だてもないまま、


12月6日を迎えた。


私がサンアイの駐車場で、



銀達と一緒にいたら、、


強い口調で


私に、


退去を命じる職員達むかっ


そのくせ、


私がいないと警戒するから、、、


麻酔薬入り肉を食べるまで、



4匹の傍にいてくれドクロ



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今は・・


場数も踏んだ、


対処法も会得している


こんな真似は、


決してさせないのだが、



当時は、


全くの初心者。


抗議のひとつも、反論も出来ない


初心者は、初心者なりに・・


仲間 6人で、、、


麻酔剤で倒れた犬達を、


先に


奪還する作戦をたて、



食堂に待機パンチ!



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保健所のバンは、、、


深夜になっても、


駐車場から、



いっこうに立ち去る気配がないむかっ


保健所との根比べ。


子供だった


エルが生け捕られる叫び



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金・銀・チャは、


薬で


足下をふらつかせながら、



山へ逃げ込んだ馬


保健所も1匹を捕獲したから、


対面を保ったのだろう。


エルだけを乗せて、


やっと、立ち去った。



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残りの3匹を保護しようと、


6人で、


真夜中の山狩りサーチ


見つからないあせる


真夜中に、解散。


倒れて当然の麻酔剤で、



歩くのもおぼつかないはずなのに・・


捕まれば殺される危機感が、



麻酔剤に勝った合格



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翌日、保健所に電話。


昨日、



干尽で


捕獲された犬は、



私の犬だから


引き取りに伺うと。


自分の犬と言い張ることひらめき電球


南さんから、、、


野犬、



引き取りのコツを教えてもらっていた。


「佐賀・長崎保険金殺人事件&崖っぷち犬 」メモ
http://ameblo.jp/hidukushi/entry-10082666722.html  



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当時、、


私は、


医療法人の事務職。


翌々日の昼休みに、


収容所へエルを引き取りに行った。


収容所では、


他の犬達と、


眼と心を合わせまい・・と、


努めるのに必死・・


眼があうと、


心が押しつぶされてしまう・・



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エルは、、、


真ん中の部屋に、


同じくらいの年格好の犬と、


2匹で、


小さく、うずくまっていた。


手続きを済ませ、


登録と宿泊費2日分の代金を払う。








牢屋の中で


エルに、


用意した首輪をつけて、



初めてエルを抱いたラブラブ



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エルを、


連れ出すとき、、


隣の犬に対して、



すまない気持ちで、いっぱい・・


たまらなかった・・


ごめんね、ごめんね、、



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11年経った、今でも、、


悔いが残っている。


どうして、


あの子も、あの時・・


エルと一緒に、



連れて帰らなかったのか・・


もっと、



勇気を出していれば、、


あの子も一緒に、、、


この画像の中にいたはずなのに。。



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11年前の


あの日、あの時を、共有した・・


(左)銀と(右)エルしっぽフリフリ


家族として暮らしている。


せめて、、


救えなかった命の分まで、



幸せになろうね星