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わるくない場所

あまり人が注目しない場所や物を紹介したいと思っています。あくまでも「良い物」ではなく「悪くない物」です。

 みなさんごきげんよう。

 天岩戸から更に行くと、ハイキングコースになっているらしいので歩みを進めました。

 結構険しい山道ですが、20分も歩いた頃でしょうか、道しるべがあらわれました。

 右に行くと元の場所に戻る道、左に行くと南禅寺。

 『南禅寺いうたら駅の方やな。ほな左にいったろ』

 

 ここで宣言しておきます。私はこれまでの人生、かずかずの分岐点を誤ってきた人間です。

 この選択が後に大変な事になるとは((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 歩き始めるとどんどん険しい道に入り込んで行きます。

 苔が生えててツルツル滑る。

 実際何度か尻餅つきました。(ひょっとしたら人が歩いてない?)

 いや、これ歩ける道ちゃうやん。(なら、引き返せよ)

 時間にして30分くらいでしょうか。蜘蛛の巣をかき分け何とかお寺の墓地に出ました。

 『あ~やっと山道から開放される』

 と、思ったのもつかの間。墓地を覆う高い金網。

 入れる所もないし、とても上れない。

 

 肩を落とし、仕方が無いので長い時間をかけて引き返すことに。

 歩き出してしばらくしたころ異変に気づきました。

 『アレ?こんな道通ったっけ?あの苔だらけの道がないやん???』

 

 わー迷ってもうた~

 えらいこっちゃ。どこに行ったらええねん。googleマップ見てもわからへんやん。

 しばし歩くのをやめその場に立ち尽くし考える。

 辺りを見回すと、木々の間に建物の屋根が見える。

 もう、あそこに行くしかない。誰かいたら助けてもらおう。

 更に険しい道を、何度も転びながら、その建物を目指して下へ下へとおりていきました。

 

 そして何とか建物が眼前に。

 ちゃんとした道もある。助かった。

 と思ったんですが。問題が一つ。

 道と山の間には川が流れている。まあ、川は浅いので余裕で渡れる。

 しかし、その川と私の立っている場所の間には、高さ3~4メートル程の急な斜面。多分70度から80度くらい。

 

 もう、これを降りるしかない。木も生えていてつかまりながら降りれば大丈夫。

 

 2,3歩降りたところで、いきなり足を滑らす。これはまずい。しかし幸い斜面は柔らかい土。

 靴のかかとを思いっきり地面にき食い込ます。かかとでスピードを殺しながら斜面を落ちる。

 実際は1,2秒だったのでしょうが、体感的には1分くらい。何とか下に到着。

 幸い両腕に軽い擦り傷と、着地した時に手をついたらしく左手首にねんざだけですみました。

 当然、泥だらけ。取りあえず腕の泥を小川で洗い、道に上がって帰路につくことに。

 どうやらここが南禅寺だったみたい。

 放心状態のまま、みんなが歩いている方向について行くと蹴上駅の側に出ました。

 

 それにしても、周りの人になんかジロジロ見られているような気が。

 当たり前ですよね。泥だらけですもの。

 お盆だからってあっちの世界につれて行かれるとこでした。お迎えはもうちょっと待ってね。

 

 おかしい、天岩戸くぐって厄除けしたはずやのに。開運してるはずやのに。

 そうか、これは私に課せられた試練なのだ。この試練を乗り越えた私は、きっと良いことが起きるに違いない(取りあえず宝くじあててください)

 

 ということで、お盆に死にかけた話でした。これからはちゃんとした道しか歩かないと心に誓う。

 

 それではまた。

 

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