【ご相談】倉庫をスタジオとして使用して良いのか | 『不動産』と『建築』のご相談【備忘録】

『不動産』と『建築』のご相談【備忘録】

一級建築士/宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー
福祉住環境コーディネーター/一級建築施工管理技士
日ごろお客様にアドバイスをしている内容の一部や、専門家として日々思うことを、ここで発信しております。

【相談】
倉庫として賃貸募集している物件を、スタジオとして借りて使用しても良いのでしょうか?

【回答】
良いかと聞かれれば答えはNGですが、貸主と要相談となります。

【詳細】
今回のご相談は、不動産の賃貸借契約ならびに建物用途についてのご相談でした。

「事業としてスタジオ運営を行なっており、このたび新たな拠点としてのスタジオを増やしたいと思っています。
ところが、気に入った物件の募集要件は「倉庫」となっていたので、これをスタジオとして借りても良いのでしょうか?」
というご相談でした。

上記しましたが、良いかと聞かれれば専門家としての回答はNGとなります。
ただし、貸主側へ相談をした後にOKとなる場合もあります。

そもそも建物には、新築時に決めた「用途」があります。
そしてその用途以外で使用することは、原則「不可」なのです。

例えば、用途が「居宅」の場合には、居住用の建物として利用されるように造られております。
その建物を他人へ賃貸する場合でも、その用途通りに使って貰う必要があります。
勝手に店舗などとして使うことは、原則不可です。

ところが、これはある意味で杓子定規な答えとなります。
建物の用途変更手続きをした後に可能となる場合も、実はあるのです。

この、一見融通がきかない「建築基準法」や「都市計画法」の仕組み自体が、建物の利用価値を制限しているといっても過言ではありません。
将来的には改善の余地ありと、個人的には思っております。

しかし、建物利用する場合には建築基準法だけでなく、他にも様々な法令が関連してきます。
例えば消防法などです。これらの関連法令にも一緒に対応させていく必要が生じます。
よって、建物の用途を変更して利用するということは、簡単に出来そうでなかなか難しいことが多いのも実情なのです。

もちろん数多世間の不動産は様々な使われ方をしておりますので、それぞれが適宜に対応している場合もあります。

もし建物の使い方を再検討したいのであれば、一級建築士などの専門知識が必要になってきます。

既存の建物を有効利用して違う用途として活かしたい場合には、まずはお近くの建築士へご相談されることをお勧めいたします。

----------

◆経営理念
「先を見据えた建築計画と不動産経営で、明日の安心と快適な暮らしを提供し、豊かな長寿社会の実現を目指します」

株式会社 柴総合計画
 宅地建物取引業 東京(2)第95857号
 一級建築士事務所 東京 第60403号

・ホームページ https://www.shiba-sougou.com/

 

・フェイスブック情報発信 https://www.facebook.com/shiba.total.planning/

 

・専門家向けYoutubeチャンネル → https://www.youtube.com/channel/UCnI4PWEJ1c1kgyH5QZJ4a3A

 

◇松下幸之助の"経営の神髄"を学ぶ 60分オンライン勉強会

次回:5月13日(木)18時30分から

「注意事項」をお読み頂いてから、お申し込みください
・東京中小企業家同友会会員 参加登録はこちら
→ http://tokyo-doyu.shikuminet.jp/events/1094/ (ログイン後)
・会員外 一般の方のご登録はこちら
→ https://tokyo-doyu.shikuminet.jp/events/public/1094/ 

 

◇【第5回】不動産の評価に欠かせない「不動産鑑定」と「事前調査」の勉強会
~『相続専門税理士』向け勉強会~

次回:6月16日(水)15時から