ふくろう(2003) | とし104の気ままに映画プログ2

とし104の気ままに映画プログ2

ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。



 ふくろうだけが知っている🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵
 (黄金バット風)















 本作は大御所新藤兼人監督作で脚本や美術も担当しています。新藤監督は90代になってもこうやって現場を監督したそうで、凄いバイタリティーですね。





 1980年頃のこと。東北地方の寒村にある希望ヶ丘開拓村。ここは全ての財産をなげうって満州に移住した人たちが敗戦後満州から引き揚げ、親方日の丸にそそのかされ夢よもう一度とばかりに最後の希望で入植した開拓村であった。しかしそこは土が死んでいる不毛の地であり、決して作物が実ることはなく、入植者たちは次々に出て行った。


 最後に残った親子のユミエ(大竹しのぶ)とエミコ(伊藤歩)も、生きているのもやっとのルンペン状態であり、餓死寸前であった❗❕


 「も~う木の根っこは飽きた❗何が違うもんが食いてえェェ~昔食べたドブネズミは旨かったなァァァ~」とユミエはぼやいていた。
 このままじゃ飢え死にだ!どげんかせんといけん!ユミエは一念奮起する。先ずは身体をキレイサッパリ洗い流す。ルンペンからたちまち美白オンナへと変貌する。服装も開拓団の大段幕をチョキチョキ✂切り裂いて、埃をかぶった年代物ミシンを使って二人のお洋服をこさえる。これで「ふたりはプリキュア」ならぬ二人のオンナの誕生である。



 彼女たちの生きるための取った行動とは❔…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………



 




 夜、裏の山からふくろうの「ホホホホホホー」と寂しげに鳴く声が響く。



 「こんばんわ🎵」と訪ねて来る男(木場勝己)がいる。男は35年勤めた会社をリストラされ鬼嫁に出稼ぎに行って来い!と命令され言われるがままに希望ヶ丘開拓村の近所のダム工事現場に来ている土方のオッチャンである。グチッぽいナヨ男なオッチャンにユミエは見透かすように二万円を要求する。はははぁぁ~んとにやける男はユミエと共に襖の奥へとしけこむ…………………………………………………………

 一戦交えてすっかし満足の男はユミエと部屋に戻って来ると、エミコから「特別サービスです✨」とばくだん焼酎をふるまわれる。一気にそれを飲み干した男は口からカニバブラーみたいにアブクをゴボゴボ吹き出しバタッと倒れ死んでしまう‼ばくだん焼酎には一服盛ってあったのである。ユミエとエミコは大八車に男をどっこいしょと載せると「泣きなーさーい。笑い~なーさーい🎶」と歌いながら外に運ぶ。





 二人は男の現生を奪い、久々のまともな食事にありつく。鰻丼とカレーライスをてんこ盛りで食し、しめは瓶のコーラをグイッと飲み干す。

 そこへ「こんにちわ😃電気屋です」と電気屋のオヤジ(六平直政)がやって来る。滞納していた電気代をまとめて払ったので、新たに電球をつけてもらう。ブレーカーを上げると部屋の照明が一斉に点灯する。電気屋オヤジも飯をごちそうになり、ユミエの身の上話を聞いて、そのうちに42才にもなって独身貴族なのを小バカにされる。だがユミエは肩にしだれかかるようにして電気屋オヤジを誘惑する。
 「おまいら電気を止める時は真っ黒クロンボの豆狸だったのに、今は色白の女狐だな…」とたじろぐ電気屋オヤジを奥の部屋に引っ張り込む。

 「サンキューベリーマッチラブラブアイアムソーハッピイえがったえがったaaa~」と満足顔の電気屋オヤジもばくだん焼酎をふるまわれる・・・・直ぐに泡を吹いて卒倒する‼‼



 次いで現場監督の助手にあたる主任さん(柄本明)が最初にここに訪れた土方の行方を訊ねに来たのであった。彼もまた最初はおとなしかったが酒とつまみが入ると陽気に語りだしユミエたちのペースにまんまと陥る。そして「君と寝たい😍ヤりたい衝動を抑えられなくなったww」と入ったばかりの五万円をポンと支払う。
 一発ヤりきってスッキリしたところでばくだん焼酎をふるまわれ、同じくアブクをボコボコ吐き出してぶっ倒れる‼‼



 今日はエミコの誕生日。ユミエは母直伝の巻き寿司を作り、エミコに食べさせていた。そこへ電気屋オヤジの上司(魁三太郎)が訪ねて来る。一緒に巻き寿司をごちそうになる。電気を通すのは大変なんだぞ~と説教を垂れる。最初は有り金を隠してユミエにタダ乗りしようと企んでいたが二人に見透かされてズボンのポッケに隠しておいた有り金を取られ奥の部屋にしけこむ。



 ひとしきり終えたその後に例によって例のごとくばくだん焼酎を「ササッグイッとどうぞ」と促されグイッとやると電気屋上司は泡を吹き出し壁パントマイムをしながらぶっ倒れる‼‼




 滞納していた水道代もキッチリ払ったので水道も復旧する。ユミエとエミコは水浴びをしていた。エミコ役の伊藤歩さん。マッパ❗ですハートマフラー+(・へ・)神々しいまでに美しいです。ある意味この映画での一番の見所かもしれません。

 そこに水道局のオジサン(田口トモロヲ)がやって来る。狙ったわけではないが、エミコの生まれたまんまのマッパを見れちゃったのである意味ラッキーかもしれません。水道局のオジサンもユミエに水をぶっかけられて気持ち良さそうに戯れる。

 水道局オジサンもユミエたちに誘われる。大事そうに抱え持っているセカンドバッグのことを訊ねられる。中には滞納していた材木屋など数件から集金してきた現生五十万があると聞いてユミエの目がキラ✨✨~ンとする。「さ~あ上がって上がって。お金持ってる人ダイスキ😆💕」とホッペチューをしてキャバクラなサービスをしてメロメロな水道業者オジサンを奥の部屋に引っ張り込む。
 「あー🎵も~う死にたい❗❕最高だ❗❕天国だ❗❕」とご満悦の水道局オジサンにも「特別サービスです✨」とばくだん焼酎を・・・・・・・・・・・





 ある日のこと。ユミエとエミコは暑い真っ昼間なので大の字で昼寝をしていると、麓の駐在所の巡査(池内万作)が月一の定例見廻りにやって来る。巡査から近頃相次いでダム工事の土方、電気屋水道局の人が何人も行方不明になっている⁉しかも水道局のオジサンは集金を持ち逃げして逐電したのでは❔❔という疑惑まである。女子二人しかいないから戸締まり等用心して気をつけなさいと言われ、さすがに地元お巡りさんを毒殺するわけにはいかないので、よく冷えたビールをふるまい制服を脱がしてパン一スタイルで身体をかいがいしく拭いてあげる\(^^)/満足げな巡査をユミエが奥の部屋に連れ込む。
 
 お巡りをたらしこもうとしていたときに、不意に来訪者が現れる❓❗
 県の福祉課引き上げ者援護係の水口(蟹江一平)が神妙な顔つきをして入って来る。エミコが何事もなかったかのように応対する。巡査とユミエは慌てて服を着て何事もなかったかのように出てくる。巡査はそそくさと退散する。

 水口は深々と頭を垂れて、土下座🙇をする。
 「申し訳ありません❗色々と計り知れないご迷惑をおかけしました。父の推奨した開拓村の失敗を私が償いあなた方を救うために一人で援護係を務めております」と説明をする。ユミエはやり場のない悔しさと怒りを水口にぶつけるがどうすることも出来ない。この失われた時間をどうしてくれるんだ❗失った時間を返してくで❗❗❗
 となじるが水口は近々役所をクビになると言う。ユミエが水口を奥の部屋に引っ張り込もうとする時、エミコが自ら「お母さん。今回の役目はワテシに引き受けさせてください。いずれはワテシも引き継いでいかなければならんし、ちょうど稽古台にはちょうどいいでしょでしょ」と買って出る。エミコは水口を奥の部屋に引きずって行く…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 水口は腰を抜かすようにヘロヘロで出てくる。水口は感謝の意を込めて五十万ポンと払う。恥ずかしながら童貞でしたので歓喜に登りつめる絶頂であると告白する。水口は死ぬつもりだと言う。五十万のうちの二万円を交通費に貰い、深々とユミエとエミコにお辞儀をして「ありがとうございました✨」と言い去って行く。 




 思わぬ高額な臨時収入にすき焼きとビールでディナー中のユミエとエミコのもとに「こんばんわ」とダム工事の現場監督(原田大二郎)がやって来る。現場監督はこの母娘が胡散臭いいかがわしさを漂わせていることを見抜いていた。行方不明になった二人もここに来ていると確信していた。彼女たちを見下しているような感じもあり、その図々しいふるまいにムカついたΣ( ̄皿 ̄;;エミコは現場監督を鎌で脅して追っ払う‼
 現場監督は慌てて逃げ出す。しかしこの希望ヶ丘開拓村の七曲峠は電灯も何もない真っ暗闇のダークゾーンで一寸先も見えないような有り様である。結局、ユミエの家に戻って駆け込んで来る。そしてユミエとエミコに非礼を土下座して詫びる。
 そして和解と、本来の目的のための三万円を支払い、エミコとともに奥の部屋に……………………………… 

 若いエミコとチョメチョメしてすっかりご満悦の現場監督は「よ~しッ明日は熟女なおまいさんをいただこうかしら☺」とにやついていたが、ユミエは「次の機会なんざあるかわかりませんよ。特別サービスです」とばくだん焼酎を飲ませる。
 現場監督もアブクならぬシェービングクリームのような泡を消火器のように勢いよく吐き出してぶっ倒れる‼‼
 
 現場監督は社員たちの給料を持ち合わせていたのか?三十万もの大金を所持していた。これでユミエとエミコの野望にますます近づいて行けるのであった。世界地図を広げブラジルがエエか?アンコールワットにでもいぐが~などと語り合っていると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 また再び戸をノックする音が聴こえる❓❗


 ズタボロな格好の水口がまた舞い戻って来たのであった⁉水口は青函連絡船や十和田湖で飛び込み自殺をしようと考えていたが十和田湖での親のすねかじりのリア充たちを見てると死ぬのがバカらしくなって、かつて童貞卒業を果たしてくれたエミコが恋しくなって帰って来てしまったのだ❗❕
 勝手に一人で盛り上がっている水口はエミコに「結婚してください❤👫❤」と求婚をするがシラケているエミコは全くアウトオブ眼中なのでユミエに「お母さん❗焼酎w」と水口の毒殺を目論む。

 そこに先日のお楽しみふわふわ時間を中断させられた巡査が夜回りパトロールのついでにユミエのところにお邪魔にやって来てしまったのだ!エミコは慌てて水口を奥の部屋に隠す。

 そこへまたしても予期せぬ来訪者が❓❗⁉

 巡査を別の部屋に隠す。

 今度は腹を抑え込んで苦しそうに入って来るのはエミコの幼馴染みで恋人でもあった浩二(大地泰仁)である。彼らの家族は三年も前に希望ヶ丘開拓村から出て行っていたのだ。しかしながら浩二の家族は極貧の不幸の連鎖続きで、浩二は警察官の拳銃を奪い殺人事件を起こして指名手配中の身であった。
 しかも腹に銃弾を撃ち込まれ瀕死の重症を負っていたのであった!!!

 エミコは麓の病院へ連れて行こう❗と浩二を揺り起こそうとするが、もうグッタリヘロヘロで立ち上がることさえままならない状態であった。

 隣室にいた巡査が踏み込んで来る。「飯坂浩二❗おまいの手配書はこっちさにも廻って来ている❗タイホダ❗タイホ❗」と浩二を取っ捕まえようとするが、浩二の拳銃をエミコが取って巡査に拳銃を突きつける‼
 巡査はユミエに娘の暴挙を止めるよう叫び「おまいら全員GOMIだ!」と罵る。その言葉にキレたユミエは「GOMIだと❓❗じゃ~あそのGOMIを買いに来たおまいは何だ!」と巡査に突っかかる❗❗
  
 話を立ち聞きしていた水口まで乱入してくる❗
 「こら~💢😠💢この売春巡査ァ❗全て話は聞いたぞ❗❕おまいの悪行は全て白日のもとに晒したる❕そしてこの希望ヶ丘開拓村の惨状を世間に知らしめるんだ‼」と絶叫する。

 巡査はエミコが息絶え絶えの浩二を介抱しているうちにエミコの拳銃を奪い拳銃を構える❗
 水口も柱にかけてあった巡査の拳銃を取って巡査に拳銃を突きつける❗だが巡査は衝動的に早く引き金を引いてしまい、水口を射殺してしまう‼

 ユミエは巡査の拳銃を手に取って「罪のない者を殺しやがったな‼」と拳銃を構える。
 
 「正当防衛だ❗おまいら全員証拠隠滅にぶち殺したる❕」ユミエにも発砲するが、浩二が盾になって、ユミエを庇う❗巡査は「オデの拳銃には弾は入っでね~」と叫ぶ。そして死体を前にしても身じろぎ一つしないユミエとエミコに「おまいら❗殺人をヤったんだな❗❗❗」とゼエゼエで話す。

 ユミエは「最後はおまえだよムキーッ」とエミコから手渡された鎌を手に取ると……往年のファミコンソフトの「いっき」みたく鎌を投げつける❗❗❗❗
 鎌は「空飛ぶ十字剣」のようにクルクル弧を描き飛んでいき巡査の土手っ腹にモロ命中する‼‼

 エミコはもう意識のない浩二に人工呼吸を施すが、息を吹き返すことはなかった。

 ユミエは口をひきつらせ変顔をしながら雄叫びを上げる‼‼









 事件の一抹をふくろうだけが見ていた・・・・・









 


 ソーゼツな一夜が明けて、全ての死体を片付けたユミエとエミコは、労働の後の一杯に瓶ビールで乾杯する。浩二の死体は浩二の望み通りに生家の庭に埋めてあげた。

 ユミエはエミコに希望ヶ丘開拓団の歌を歌おう❗と言う。


 「皆さん!私は希望ヶ丘開拓村の村長タチバナコウタロウでございます。我ら二十家族総勢86名は縁あってここに集いました。我ら未来に大きな夢をもっております。今はご覧の通り荒涼とした荒れ果てた土地になっておりますが、この地に我らは汗を流し畑を耕し作物を実らせようではありませんか!私たちは歌を作りました。さあ!高らかに我ら希望ヶ丘の歌を歌いましょう❗」

 ユミエとエミコは希望ヶ丘開拓村の歌を手を振って声高々に勇ましく歌うのであった……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


 一年後のこと。誰もいないゴーストタウンと化した希望ヶ丘開拓村の廃屋に警察署長や役所の人、電力会社の人、建設業者の人たちが一同に集まった。月の輪熊が人間の手首を咥えているのを目撃されたからである。時同じくして九人もの男たちが次々に蒸発して行方不明になっている。のでフルドーザーで開拓村を掘り起こして九体もの白骨死体が発見されたのである‼‼‼


 腐敗していない一部の死体から農薬と幻の毒草の雪姫草が検出された。とのことである。

 毒草と一年前に出て行った谷口親子(ユミエとエミコ)に何らかしらの課関わりがあるのでしょうか?と一人が訊ねるが、警察署長は「いや。関係ないでしょう。開拓村の人たちが毒草のことなんか知っているはずがございません。女子二人で大の男たちがみすみす殺されたりなんてことがあるでしょうか?」とバッサリ切り捨ててしまう。




 雪がしんしんと降りしきる廃屋にひっそり佇むふくろうの姿があった・・・・・・・・・・・・・・


 




 新藤兼人監督の作品に「鬼婆」がありますが、それと似たような作品かと思っていたら、全く違うブラックなんだけど、どこか人情味があって滑稽な、実際にあったら猟奇的で残酷な事件な映画になるはずなんですが、そういった重苦しさや怖さ、後味の悪さを感じさせないあっけらかんとした作りになっているな😃と感じました。

 大竹しのぶさんは日本を代表する女優さんですんで言わずもがな圧巻の演技で随所で見せてくれる変顔にガハハハハ( ´∀`)な豪放磊落な豪快な演技が嫌みがなく素敵です。ちなみにモスクワ国際映画祭で最優秀主演女優賞を獲得したそうです。新藤監督も特別功労賞を受賞したそうです。

 もう一つ!✨✨✨✨なんと言ってもこの映画屈指の白眉の存在にエミコ役の伊藤歩さんもエエ(*´∀`)♪です。何せ映画、ふくろうとググると伊藤歩ヌード。お宝映像とかそっちの意味でも有名?!なのかな?それぐらいにオールヌードで水浴びするシーンは必見なんです。それまで彼女のことをあまり知らなくて、岩井俊二の「スワロウテイル」に出てたな?ぐらいしか記憶になかったんですが、手足が長くて色白でデルモさんみたいで、とってもキュートなんですわ。彼女の出ている他の作品もチェックしたくなりました。





 新年度がスタートしてお仕事をしている方は色々と状況が変化して身体が慣れるまでは大変かとは思いますが、気合いを💪入れて乗り切って行きましょう(*^^*)