志賀草津道路から見た夜明け。
Tears For Fears - The Girl That I Call Home (Official Music Video)
こんにちは。
今回はイギリスのティアーズ・フォー・フィアーズの曲を紹介します。
直訳すると「『心の故郷』と呼ぶ少女」ですが、MVを見ると、「安らぎの場所としての運命の女性」と、「人間の故郷としての地球」のダブルミーニングのような感じです。
最近、流行りの音楽をあまり聴く気が起きなかったのですが、TFFのように軸がしっかりしているベテランのアーティストの曲を聴くと安心します。
そいういう意味で、彼らの曲は私にとっての「心の故郷」です(笑)。
量産型ではない、手作りの温もりが感じられました。
そう言えば、少し前からYESが来日してますが、ギターのスティーブ・ハウは77歳!
77歳で海外の国でツアーするって、本当にすごい!
老け顔の人なので、だいぶ前からおじいさんのような風貌でしたが(失礼!)、今も精力的に活動していて、尊敬します。
YESの70年代の黄金期を支えた人で、当時のコンセプチュアルなアルバムを聴くと、今でも鳥肌が立つほど。
その他、ハウはエイジアやGTRなどでも活躍しました。
話がTFFから逸れましたが、こういうロックの根っこの部分を知ってる人たちが作る曲って、やっぱり説得力が違うと感じます。
それとも、若い人たちは「古臭い」と感じるのかなぁ。
あと、現代のミュージシャンとの違いとして、先人たちは音楽をアートとして捉えていた人が多いこと。
ビートルズやレッド・ツェッペリンもそうですが、メンバーはアートスクールに通っていて、音楽だけでなく、歌詞、アルバムのジャケットやブックレットも含めて、一つの世界観、コンセプトを構築していました。
今のようにオンラインで楽曲が配信されるような形態だと、スタジオ音源でコンセプト・アルバム的な世界観を作ることは難しいかもしれません。
情報が溢れていて、人々の関心が移るのも早く、1曲で10~20分とか、アルバム1枚を通して聴くのは難しい気がします。
だったら、YouTubeで3分前後の好きな曲を集めて聴いてれば満足と言うか。
それが今の音楽、人々の指向性なのだと思うけど、ちょっと寂しい・・・
ベテランの人たちにはまだまだ頑張ってもらって(笑)、壮大な世界観で感動させてほしいなと思います。
ちなみに、上に紹介したTFFの曲は、来月発売されるニューアルバム、『ソングス・フォー・ア・ナーヴァス・プラネット』に収録されています。
4曲の新曲とライヴ音源で構成されているようですが、早く聴いてみたいです。
志賀草津道路から見た雲海。