一枚のCDから(http://hiderocks.cocolog-nifty.com/blog/ )との勝手に連動企画、吉田照美の“やる気MANMAN”3月終了にかこつけて1987年を振り返る・・・。 第4弾。

1986年デビューしたRED WARRIORSの名2nd。どのバンドにもこのアルバムははずせないというマスター・ピースがありRED’Sの場合、間違いなくこのアルバムになるだろう。1曲目のCasino Driveから最後のWine&Roses#2-Club Versionまで全9曲捨て曲なし、1シングルピックアップのギターで7thを多用し、サムピックによるカッティングで豪快に迫る木暮“SHAKE”武彦のギター、唄うようなフレージングのKIYOSHIのベース、つぼを得た小沼達也のドラム、そしてロッド・スチュワートばりのシャウトが決まる田所“Diamond-Yukai ”豊のヴォーカル。木暮“SHAKE”武彦の作る、メロディーラインに歌謡曲の要素を持たない楽曲達、特にこのセカンド・アルバムはバンドの引き出しの拡張を意図しており、ハードなロックンロール、ファンキーな楽曲、涙のちょちょぎれるようなバラード等バランス良く並んでいる。極めつけは9曲目のWine&Roses#2-Club Versionでデキシーランド・ジャズの要素を取り入れ、DIXIE KINGSによるいかしたホーンがオーヴァー・ダブされている。大阪の片田舎でAMラジオから流れるCasino Driveを聞いた瞬間からこのバンドに夢中になってしまった。 この後、RED'Sは89年の解散まで快進撃を続ける事になるが結構エグイ歌詞、ドライなメロディーラインを持つロックンロール・バンドが受け入れられているのが痛快だった。時は2003年、ストーンズ日本武道館公演に行くため九段下の坂の上を上っている途中、

木暮“SHAKE”武彦に遭遇、気がついたら自分から話しかけていた。そんな日が来るなど1987年、このアルバムを聞きまくっていた高校1年当時は思いもしなかった。

今月、RED'Sのコロムビア・イヤーズなるBOXSET発売になるそうです。

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