昨日の大阪市内での9党幹事長等討論会で、「原発ゼロを目指す
」政策に対し、自民党幹事長のみが「×」、他の政党はすべて「〇
」を示した。「〇」を示した政党には、何と、政権与党である公明
党も含まれているのだ。


 自民党幹事長は「原発ゼロのマイナスを考えた上で、どうやって
原発のウェートを減らすか考えないと責任ある政治とは言えない。
」と言ったそうだが、では、自民党や安倍政権は、原発ゼロについ
てその「マイナス」や「プラス」を「考えよう」としているのか。

 安倍政権は、政権発足以来、政府の審議会等で脱原発積極派の委
員を放逐し、2012年度エネルギー白書で脱原発への動向を省略
し、原発政策に関する「国民的議論」を行おうともしていない。「
考えよう」ともせず、なし崩し的に原発の再開・維持をしようとし
ているだけではないか。


 政権与党の公明党が「原発ゼロを目指す」のであれば、せめて、
公明党は、安倍政権や自民党に「国民的議論」をして「考えよう」
と呼びかけてはどうですか。