本日、都内のホテルで民主党の臨時党大会が開催され、小沢代表の3選が承認されました。この党大会では、友党から福島・社民党党首、綿貫・国民新党代表と田中・新党日本代表、友好団体から高木・連合会長、各界から作曲家の三枝成彰氏、ジャーナリストの下村満子氏と京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が来賓として挨拶され、いずれの方も、小沢代表の下での政権交代への期待を強く訴えられました。

 小沢代表も、その代表就任の挨拶(所信表明)の中で、政権交代の意気込みをこれまで以上に強く示しました。以下、小沢代表の挨拶の中から私が感じたことの主な点をご紹介したいと思います。

 先ず、政権交代への意気込みの強烈さです。挨拶の最初と最後に大いに語られています。最初の部分では、「いよいよ決着の時を迎えた」、「今こそ、日本を変えるラスト・チャンス」と言い、最後の部分では、「国民にとって、日本にとって、自分自身にとって、『最後の戦い』である」、「政治とは意志である。主権者である国民が決意すれば、政治は変えることができる」、「この一戦に私(小沢)の政治生命をかける。政治生命の全てをつぎ込む」等々です。

 次に、、今やろうとすることの順番を判りやすく言い表したことです。囲碁の「大場より急場」という言葉を使って表現しました。「国民生活における当面の『急場』を救うことを優先すべきであり、その急場を救うことで新しい日本という『大場』を切り開くことができる」との考え方を示しました。例として、①農業者の所得を補償することで、「食の安全・安心と食料の安定確保」を実現する、②高速道路の無料化で、物価高に歯止めをかけ、国民の生活コストを下げる等を示しました。

 次に、自民党・公明党政権の根本的問題を指摘している点です。「自公政権は、強固な官僚組織に守られ、それに乗っているだけで、手を着けることさえできない」とか、「(今の)政治・行政の仕組みを替えることは、自民党自身が自らの政権基盤を破壊することになる」と指摘して、民主党が新しい政権をつくることで初めて、政治・行政の仕組みそのものをつくり替えることが可能になることを訴えました。与党経験のある政治家の実感だと思います。

 次に、民主党の政策に対する批判、特に「財源の裏づけが無い」との批判に対する反論です。「官僚任せの今の財政構造自体が『税金の無駄遣い』を再生産しているので、単なる予算のつじつま合わせを議論しても仕方ない」として、一般会計と特別会計の純支出額212兆円の約1割(22兆円)を民主党の主要政策の実行財源に組み替えていくことを示しました。私も、「政治の意志」があれば、予算の組み替えは可能だと思っています。

 最後に、政権をとった場合の政策実行の手順を示したことです。小沢代表は、9本の柱から成る「新しい政権の基本政策案」を示すと共に、その実行手順を示しました。①来年度予算で直ちに実施するもの、②次期通常国会で関連法案を成立させて2年以内に実行するもの、③次の総選挙が行われる4年後までに段階的に実行するもの、という実行手順です。政権交代を恐れない政治態勢が我が国に定着すれば、可能な手順であると考えます。

 小沢代表が的確に表現したように、「自民党総裁は政権を投げ出すことはできても、国民は生活を投げ出すことができない」のです。政権を投げ出した自民党総裁に代わるべきは、野党第一党の民主党の代表であるべきです。来る解散・総選挙で、そのことを実現させていただきたいと思います。