第四試合
MARU-vs-松井珠紗

 

第四試合はMARUと松井珠紗の危険な雰囲気が漂うシングルマッチ。

元々劇団水色革命からの師弟関係であり、普通の人よりは遥かに深い関係ではあるのだが。

今は珠紗が反抗期なうえにユニットも敵対してるし、加えて昨年末の後楽園で反則決着の大乱闘もあってユニット規模の大抗争中だから下手をするとこれも不透明決着になる恐れもある。
言わんこっちゃない。いきなり珠紗を場外戦に連れ出してきたMARU。

しかし蛇道衆はアレンが不在だし、ブルドーザー轟は現在舞台本場中で、一応セコンドには来たけど深入りはできないので、いつもよりは介入できるセコンドが少ない。
なのでわりと純粋に一対一で戦うことが多くなるだろう。
まずは先制攻撃を仕掛けて蛇道衆を呼び寄せるMARU。
しかし珠紗は足四の字固めで対抗したが、これが思いの外効いている。

MARUの場合蓄積されたケガも他の人より多いはずだから、動いてるうちはいいが、動きを止められるのはかなり厳しいはず。
さらに珠紗はMARUを宙吊りにしといてから逆側からレッグブリーカーの要領で引っ張り落とす。これは痛い!

そこからミサイルキックで追撃!
足狙いの珠紗は相手がMARUだからか最近はあまり使ってなかったストレッチマフラーを仕掛ける。

しかしもともとこの技の使い手のMARUは逃げ方も熟知してるからすぐに回避。
ストレッチマフラーを仕掛けられたMARUは仕返しにタックルから同じように決めようとしたが、やはり同じように逃げられる。
グラウンドがダメなら殴り合うまで。

お互い負けん気が強いからここは意地になる。
しかしMARUはチェーンを持ち出してきた。

凶器のありとなしでは決定的に違う部分。
チェーンで首を絞められてはたまらない。
さすがに珠紗は場外にエスケープ。

すると今度は岩井杏加が手を出してきた。
岩井杏加が手を出したのをきっかけに両チームセコンドが大乱闘!

その間にMARUは改めてストレッチマフラーに行く。
MARUがタックルで押し込むと蛇道衆が次々と乱入。
しかしMARUのフットスタンプがかわされるとてっぺんも山田奈保と朝陽が乱入。
蛇道衆が乱入するならまあ致し方ないか。
朝陽のアシストで珠紗がスライディングアタックを決めるが、カバーを岩井杏加がチェーンを投げつけてカット!!

朝陽は岩井杏加を追って場外の深くへ。
MARUのチェーンを蹴り飛ばした珠紗はストレッチマフラーへ。
腰が深く決まっていたためMARUはギブアップ寸前まで追い込まれる。
MARUはチェーンで殴りつけたが、咄嗟に珠紗は未依のくまちゃんで殴りつけて両者ダウン。

そう言えば今日の第一試合で未依はくまちゃんを使ってなかったが
ここで出番があるとは!

先に復活した珠紗が顔面にキックを叩き込むとハングマンDDTへ。
しかし巧みに場外エスケープしたMARUは椅子の底で一撃。
だがすぐに動き出した珠紗は追いついて雪崩式ブレーンバスターへ。
しかし前方回転から巻きこんでの裏アキレス腱固めで今度は珠紗がギブアップ寸前まで追い込まれる。
かなりの痛がり方だったからあのままだったらギブアップも有り得た。
しかしチェーンで再び殴ろうとしたMARUだが、カウンターでのバックハンドブローが一閃!

手を握ってなかったので裏拳ではないだろうが、まあ衝撃は似たようなものか。
結局あの一発が決め手になって松井珠紗がMKD(マツイカワイイドライバー)でMARUから3カウント奪取に成功。

荒れに荒れまくった試合だから逆にちゃんと3カウントで決着がついたのがむしろ意外な気がしたが。
だが決着がついたどころか因縁はむしろ深まるばかり。
写真に写ってるのはキラ☆アンだが、特に朝陽と岩井杏加はずっと乱闘を繰り返してたし。

もうこれは25日のハードコア戦まで因縁は持ち越しだろう。
岩井はアレンとのシングルだからカードには入ってないが、介入してくるのは間違いないだろうから両チーム総力戦で荒れるのは必至と思われる。