ミスター雁之助、影山道雄 vs ダイスケ、大谷譲二




先発がいきなりダイスケと雁之助!!

後楽園メインの二人が第三試合という贅沢な試合だが、さすがにダイスケと雁之助の絡みはてっぱんで隙がない。
しかし汗でマットが滑るのか雁之助がそこのところを気にした。

そのため仕切り直しで早めに影山と大谷にタッチ。
この二人も初顔合わせだが挨拶がわりに影山が背中を蹴る。
影山の蹴りはクイックなので足を引く動作がかなり早い。
一発一発はフルスイングの蹴りより威力は落ちるが早いので相手には防ぎにくい。




大谷もエルボーで応戦するが、影山は場外に出て雁之助とすり変わり(笑)。
しかし今回は手島レフェリーが見逃さずすり変わりを認めない。
すると今度は雁之助側のセコンドにいた666の練習生が巻き込まれ、すり変わりに上げられたが、これは完全にとばっちりでキョトンとするのみ。



だが初の雁之助との対戦に大谷が苦戦。
圧力がハンパでなく以前の大谷なら簡単にやられていたが必死に耐えしのぐ。

しかしダイスケも雁之助に逆エビ固めを捕らえられてる間に影山が自軍のコーナーを外していた。



剥き出しの金具に背中を打ちつけられたダイスケは大ダメージ。
ロープワークからフェイントの右ラリアットも先に雁之助がラリアットを打って阻止されピンチに。



影山に右ラリアットを打って逃れたダイスケは一度大谷にタッチし、ダブルブレーンバスターからスーパーフライ。
代わった大谷も弾丸エルボーで影山を倒すがこれは雁之助がカット。

助けに来たダイスケを雁之助が場外に放り捨てると影山のレッグラリアットから雁之助のラリアット+影山のローキックの連係攻撃。
そして影山のノーザンライトボムで大谷が撃破された。



だが今年の前半までは第一試合でパッとしなかった大谷が今季中盤からだいぶ成長してきたのが収穫だった。



しかしダイスケの痛めた腰のダメージも大きく、すぐにタイトル戦線にとはならないみたいである。


吉野達彦、山田太郎、小仲=ペールワン vs 折原昌夫、アミーゴ鈴木、梁和平



なぜだか笑い転げてる吉野達彦。
明らかに普段と様子がおかしい。

大日本に参戦してた時にいろいろふざけまくっていたという話は聞いていたが、とにかく今回は明らかに酔っぱらってるかのようにやたらと笑い上戸になっているが顔は赤くないので酒を飲んだようには見えない。
じゃあ何がどうなったのか?



あまりの様子のおかしさに敵も味方も唖然とした様子。
折原があいつおかしくなってるぞと言うが、ホントにそうだから仕方がない。
今回ばかりはトンパチマシンガンズの方を応援したくなってきた(笑)。



だが狂ってるため達彦の思考が普段と異なり、逆に行動が読めない。
アミーゴは不意打ちにボディにパンチを食らい、達彦は場外に逃走する。
さすがに見かねた折原が達彦を追っていった。



とにかくこれでは怪奇派のはずのペールワンの方がまだまともか、達彦にかまいたくないトンパチマシンガンズは狙いをペールワンに変えた。
今日に限っては無難に太郎かペールワンを狙った方がよい。



とにかくキ○ガイに刃物か、さわらぬ神にたたりなしか、リアルキ○ガイと化した達彦には関わらない方が無難だが、なぜか太郎とのコンビネーションは普通に機能している。
しかも寸分の狂いもなくだ。

酩酊状態だったら試合どころかろくに動くこともできないはずなのでとりあえず酔っぱらってはいない。

しかし面倒なことになる前に早めに決着をつけたいトンパチマシンガンズは場外で達彦にイス攻撃をしていた折原を梁が呼び戻し、アミーゴのダイビングヘッド→梁のチャイニーズボムズアウェイから折原が太郎をフォールした。



達彦はほっておきトンパチマシンガンズが用があるのは責任者ガッツ石島。
実は折原が質屋に入れていたベルトを買い戻していたガッツ石島はトンパチを再び6人タッグ選手権の相手に逆指名。

だが現状に飽きていた折原は刺激を加えるためになんとディック東郷の参戦を予告。かつてのFEC(ファー・イースト・コネクション)の復活を宣言した。



それを受けガッツ石島は次の6人タッグ選手権を≪王者≫石島、CHANGO、影山 vs 折原、東郷、梁≪挑戦者≫と発表した。


実は新しいファンは知らないと思うが、ディック東郷は何度かガッツワールドに上がったことがあり、ダイスケの地元茂木でダイスケと戦い、GWCタッグの初代王者決定トーナメントでは翔太とも組んでいるし、年末で松崎和彦と組みGENTAROとミステリーのコンビに勝ったこともある。

だが興味深いのは2007年の10月に梁和平と佐藤悠己とのコンビでこのGWC6人タッグの第4代王者となり既にこのベルトを9年も前に一度巻いている。

しかも当時それを奪った相手がミスター雁之助、YUJI KITO、SUZKIの当時侵略軍と呼ばれていた面子だった。

ミスター雁之助はそのことは覚えてなかったが鬼神道とアイスリボンで東郷と戦ったことは覚えている。
しかしどれもがタッグでまだシングル対決は実現しておらず、次の6人タッグに雁之助はいないので当たるのはまだ先だが、然るべき時にシングルはやると言っている。

お互いに復活した者同士だからこの機会を逃すべくはない。
いずれにしても近い将来、この二人の激突は必至だと考えられる。


あれ、達彦はどうなったのか(笑)。