鬼神悪魔道 vs IWA軍二番勝負
ミスター雁之助 vs YUJI KITO



いつしかIWA軍との抗争が始まり気がついてみればけっこう長い間の抗争になっていたが、そろそろ飽きたということでここらで抗争の終結にしておきたい。

この二番勝負はガッツワールド側が二勝すれば抗争は終了。 IWA側が二勝すればガッツワールドの興行が一回IWA興行に。
一勝一敗ならばそのまま抗争は来年に持ち越しという条件付きとなった。



先に戦うのは鬼神悪魔道がミスター雁之助、IWA側がYUJI KITOだが、シリアスな雰囲気なのに紙テープの固まりが一つ雁之助の頭を直撃してしまい、笑いが起きてコミカルな立ち上がりに。
元の空気に戻るため多少時間がかかった。

もとは雁之助が引退前、ガッツワールドで外敵軍としてのヒール軍だったころ、そのパートナーがKITOだった。
なので一時期は裏切った抗争相手だったこともあり、一度シングルが見てみたいと雁之助さん本人に話したことがあったが、これもまた実現した。






ただガッツワールド後楽園で復帰してから一年ちょい、ミスター雁之助のコンディションは日ごとに上がっていき、グラウンドはおろか戦術もKITOの一歩先を読んでいる。
テクニシャンがテクニックでやられるとけっこう厳しい。



となるとKITOの取れる戦術は足攻めしかなく、裏足4の字固めやニークラッシャーで潰しにかかる。
足をやられると厳しい雁之助はかち上げるエルボーで反撃。




だが、KITOはブラインドをついてからの急所蹴り。
その後ラリアットやフライングショルダー、足4の字と再三技を繰り出して雁之助を苦しめる。しかし。



KITOがIWAスペシャルを決めるが、雁之助は決めるところが違うと指摘。
動揺したKITOが気を抜いた瞬間にKITOを引き込んだ雁之助は腹固めに決めて瞬時にギブアップ勝ち。
ものの3秒も持たずの瞬殺だった。





後で雁之助さんに聞いたところ、最後決めるところが違うと挑発したのはかつての猪木 vs 藤原戦での猪木のセリフのオマージュらしい。
それを有効に活かすため前日のツイートで前フリをしてたらしいのだが、こちらとしてはそんなに細かいのと驚かずにはいられなかった。