吉野達彦 vs 宮本裕向



スペシャルシングルマッチとも言えるこの試合。
5年前のTruthで一度やっているが、その間にお互いがレベルアップしている。



しかも宮本裕向は数日前に池袋で痴漢犯人を捕まえるというお手柄を果たしており、いいイメージがあったのか今回両者共に女性客の声援が多い。
長らくガッツワールドを見続けているが、こんなに女性客が多くいたのは過去になかったかも。 プロレス女子効果がガッツワールドにも波及してきたのか。



それとは別に試合開始。 デスマッチの要素は一切無しだが宮本裕向はグラウンドでも強い。
しかしそれと真っ向勝負するつもりの達彦は早くもネックツイスト。
テコの原理で引っこ抜かれる技なので、いかに首が強かろうが関係ない。




しかし力勝負では宮本がチョップでぶっ倒すシーンもあったが、やっぱり狙われた首へのやり返しを狙っている。
だがこれは若さの特権か、やられても回復力が早い達彦はコブラツイストも素早く振りほどいてしまう。




達彦にとって苦手なのはキャリアを使ってネチネチ遠回しに来られるのが苦手な分野なのでむしろそれと真逆な宮本はむしろ組みやすい方。



手の内を読む達彦はスプリングボードエルボーをジャーマンで切り返したが、宮本は後転で回避。
しかしすかさずブルーサンダーに決め、反撃していく。





それからも的確なキック連発でぐらついた宮本にアスリートジャーマンを決めたがカウント2!!
宮本が前回勝利したムーンサルトもカウント2!!





宮本はファイヤーサンダーを繰り出して強引にカウント3をもぎ取ったが、宮本と達彦の実力差は明らかに縮まっている。
おそらく技の手数で勝負したら宮本の方が不利になるかもしれないので強引な力技で一気に決めたのかもしれない。

イサミに続いて宮本にも惜敗した達彦だが、悲観的要素はない。
まだまだ繰り出してない技もあり、本人にいろいろ欲が出てきているのが一番の特権だ。



特にこれといった話はないが差し当たり前回話の出た対ドレイク森松戦を次回にでもやってみたらどうだろうか?