1週間待ち遠しかった週末も間もなく終わろうとしており、いまコンビニで買ったチリ産の安ワインを美味しく飲んでいる。
さて大学の安月給に甘んじながら、自由に興味のある仕事に勤しむ、中年の大学勤務医の密かな楽しみ、国際学会旅行。年2回程度。生活費、主に子供の教育費(泣)はバイトで補充している。
年2回程度の国際学会の予算を確保するために、頑張って業績を積んで(論文を書いて)研究費をゲットする。そして海外で勝利の美酒を味わうために頑張って演題を通す。アクセプトおめでとう、と送り出してもらえるように、どうせ旅行目当てだろ、と揶揄されないように、胸を張って行けるハードルの高い学会に通す(倍率は3倍程度)。
無事アクセプトされたらこれまたスライドまたはポスターの準備だけは頑張る。いよいよ現地に着いたらそれなりに発表して、あとは羽を伸ばす。
これぞ大学病院勤務医のあるべき姿である。
もっとも国際学会の目的はあくまで学会出席なので(→ここ重要)、観光は一日だけにしている。
その日は朝、事前に旅行社に依頼してあったPCR検査を受けにいく。
連れて行ってもらった日本人ガイドさんからついでに現地情報を仕入れる。スペインの世情、新型コロナの状況からお土産情報まで。
その後地下鉄で移動してエスパーニャ広場前の駅で降り立つ
歩いてマジカ噴水を通り抜け、カタルーニャ美術館の開館を10時まで待つ。
歴史や文化に疎くても十分に楽しめる、気分の落ち着く空間だった。
途中館内で朝食をとる。壮大なホールの中で美味しくいただいた。
その後歩いてミロ美術館を傍目にゴンドラでムンジュイック城へ向かう。
欧州にありがちなセンスのよい中世の山城。頂上からは噂に違わぬ素晴らしい眺め。
真ん中に聳え立つサグラダファミリアが見える!
下りのゴンドラは眼下に市内が見渡せ、上りよりも素晴らしい眺め、との口コミが散見されたが、確かにその通り。
ゴンドラを降りたあとは、このケーブルカー的な電車に乗って、Parallelという地下鉄駅まで移動。
いろんな乗り物を乗り継いで行くところは数年前に行った立山の一帯(富山、長野)に似ているかも。
ここまで駆け足で半日。次はランチです♪