自分にとっての初舞台「まほろばかなた」の稽古が昨日で終了しました。
全部で19日間、毎日夜遅く迄、西田さんをはじめ出演者の皆様から
多くの事を学ばせていただきました。
今迄自分の音楽を追求する事だけに夢中になっていた自分が、
誰かを何かを演じるという事は、対極的に感じてしまい、
正直はじめは躊躇いさえ感じていました。

隆一君に初めて舞台に誘われた時、
自分が出る事で、動員的に少しは力になれるぞ!!
今こそ恩返しするぞ!
と、そんな風に何も知らない自分は思っていたのですが....
天狗の鼻は顔合わせの本読みで、根元から更に抉られた
状態で折られました。
ミュージシャンが多いと聞いていたので、安心していたのですが、
そこにいるミュージシャンは、過去にも舞台をやっていて、
演技力が素晴らしいと評価された
選りすぐりのミュージシャンだったのです。
俺みたいな、教科書もろくに読めなかった人間が
間違っても入ってはいけない聖域だったのです。
隆一君と仲が良いというだけで、ここに来てしまった
超勘違い野郎と言う事に一瞬で気付きました。
まずい、これでは力になるどころが、完全に俺がこの舞台の
クオリティーを下げてしまう、恩返しどころの話じゃねぇと、
そこからの毎日は、まさに戦いでした。
この間体験した、SIAM SHADE+ソロアルバムの制作より
大変でした。
そして俺は改めて音楽家しか出来ない事を再確認する事が出来ました。

この舞台に出させていただくのは、隆一君への感謝の思いでしたが、
今、この舞台に立つことは、「チームまほろばかなた」への
感謝の思いであります。

それから、俺のこんな凄い唄を聴けるのは二度とないから、
絶対に見に来て下さい。
と言うか、体を鍛え、稽古をしてる
今しか出来ない唄だから絶対に見に来てくれ!
が正解だな。
例えるなら、ラーメンすすりながら吐き出せみたいな事だからね!!

今からまた、そこの練習をしに公園に行ってくるよ!!
西田さんは、俺が出来ませんと言えない事を分かっている
確信犯だと思います。

兎に角、今迄の俺で1番格好良いから、
チケット代は高いけど、絶対にそれ以上の感動を
与えられる自信がある舞台「まほろばかなた」なので
是非無理をしてでも見に来て下さい。

蛇!