知っておきたいスマートフォンの基礎用語10
私的には、あまり用語を覚えて、相手が知らないのを分かっていて、いかにも自分は知っていると言わんばかしのは嫌いですので、出来るだけ自分の知識として、覚えるだけにします。
ピンチアウト(はじく)で拡大表示
その用語の意味、知っていますか?
スマートフォンを使い始める人が急増していますが、操作についての用語の誤解や理解不足という問題も生まれています。いまさら「その言葉の意味がわからないので教えて」というのも、どうも気恥ずかしいですね。スマートフォンの基本用語をおさらいしましょう。
■フリック
フリックは、スマートフォンで利用される入力方法や操作方法のひとつです。フリック=弾くという意味の通り、画面を弾くような指使いで操作することを指します。フリックが一番使われるのが、文字入力です。
入力パネルの文字を弾くような指使いで文字を選択するのが「フリック入力」。携帯電話で使われてきた10キーに比べてキーを押す回数が少なくすむので、指の負担も少なく、素速く入力できます。
あ行のパネルにタッチすると、指をそのままで「あ」、左に動かすと「い」、上に動かすと「う」、右に動かすと「え」、下に動かすと「お」といったように、時計回りの文字を入力できます。
■ピンチイン、ピンチアウト
画面表示を拡大・縮小するときの操作のこと。たとえば、親指と人差し指など、2本の指を使って画面上をつまんだり、開いたり(はじいたり)する操作です。つまめば縮小、はじけば拡大表示されます。写真画像の細部をみたり、ウェブページの文字を拡大してみたりするときに、素早く画面の表示を拡大・縮小できる操作です。
なお、次に説明する「タップ」を素速く2回行う(ダブルタップ)ことで同じ操作ができます。画面上の拡大、縮小したい場所をダブルタップすると、拡大、縮小ができます。ただし、拡大率、縮小率は一定となります。大きさを自由に調整したいときはピンチイン、ピンチアウトを使いましょう。
■タップ&ホールド
タップは、画面のアプリアイコンやボタンを押す操作です。パソコンのマウスでいうところのクリックと同じで、スマートフォンの場合は指で画面をタッチする(押す)ことで、選択できます。
ホールドは、タップしたまま状態を維持(長押し)する操作です。マウスをクリックしたままの状態と同じ操作です。スマートフォンでは、アイコンやボタンをホールドすることで、タップ時の操作とは異なる機能を呼び出すことができます。たとえば、ホームボタンをホールドして起動中のアプリや、起動アプリの履歴を表示できます。
■マルチタッチ
スマートフォンの画面を同時に数カ所タッチすることです。スマートフォンの画面は同時に数カ所タッチしてもそれを認識できるようになっています。たとえば、ピンチイン・ピンチアウトのように2本の指を使って同時に操作できるのも、画面がマルチタッチに対応しているからです。
マルチタッチができるおかげで、Googleマップを表示した画面を2本指でなぞって3D表示にしたり(機種によってできない場合があります)、ピンチイン・ピンチアウトで画像の拡大、縮小をしたり、2本指で画面回転をさせたりできるわけです。
■通知バー
スマートフォンは、ユーザーが操作しなくてもバックグランドで、メールやアプリの自動アップデートなど多くの処理を自動で行います。こうした処理が完了したことを知らせてるくれるのが通知バーです。
通知することがあると、ホーム画面上部のバーやLEDの点滅、バイブなどで知らせてくれます。通知内容を確認するには通知バーを指で引き下げます。詳細画面が表示されるので、そこで確認することができます。
通知バーは、スマートフォンのメッセージのほか、Wi-FiやGPS、自動更新のオンオフなどの機能を変更するメニューを備えた機種もあり、素早くスマートフォンの状態を確認したり、変更したりすることができます。
■ウィジェット
ホーム画面に配置できるツールのことで、アイコンとは違い、その多くがウィンドウやテキストボックスを持ったデザインになっています。ウィジェット上でテキストを表示したり、プログラムが動作したりするので、小さなアプリケーションのようにも利用できます。
大きさも、アイコンサイズ(1×1)から、横画面1列(4×1)、全画面(4×4)までさまざまなタイプがあります。Play Store(Androidマーケット)で、さまざまなウィジェットが入手できます。
■フォルダ
スマートフォンではホーム画面に、よく使うアプリケーションやショートカットを配置しておくことができますが、数が多くなると配置するスペースが足りなくなります。そこでフォルダを使えば、ゲーム・ツール・お仕事などジャンルごとにアプリをまとめたり、写真編集・SNSなど使う用途ごとにまとめたりできます。パソコンでいうところのフォルダと同じようなものと考えてよいでしょう。
使い方は簡単です。
1.端末下部にある「メニュー」キーを押し、「追加」をタップします(機種によって操作が違う場合があります)。フォルダを選び、ホーム画面にフォルダ追加します
2.まとめたいアイコンをフォルダにドラッグして重ねて、指を離します
3.フォルダ内のアプリを使いたいときは、フォルダをタップして開いて、使いたいアプリのアイコンをタップします
■ショートカット
パソコンと同様に、スマートフォンでもショートカットを作ることができます。ホーム画面によく使うアプリのショートカットを置けば、インストールしたアプリなどをいちいち一覧画面から探さなくても素早く利用できるようになります。
しかし、ショートカットはアプリ以外でも使い道があります。アプリの一機能を、ショートカットとしてホーム画面に置くことができるのです。たとえば、よくアクセスするブックマークを置いておけば、1回タップするだけでブラウザが起動してサイトにアクセスできます。また、スピードダイヤルのように電話番号のショートカットを置いておけば、1回のタップで頻繁にかける相手に電話できます。
■タスク
スマートフォンは、複数のアプリを同時に動作(マルチタスク)させることができます。たとえばメールを受信しながら、写真を撮り、文章を書いたりと、複数の作業を同時に処理できます。すなわちスマートフォンでは常に複数のアプリ(タスク)が動作しているわけです。
しかし、同時に複数のアプリが動作できることは便利ですが、動作しているアプリの数だけメモリとプロセッサの処理を必要とします。処理が終わっても、そのままにしておくとアプリは起動したままになり、本体全体の動作を遅くするケースもあります。
そんなときは、Play Store(Androidマーケット)からタスクキラーやタスクマネージャーといったアプリをインストールして、利用していないアプリ(タスク)を終了させると、本来の動作速度に戻すことができます。
■アプリキャッシュ
アプリは動作をアプリキャッシュというところに記録して、同じ動作をした場合にその動作を速く処理する機能を持っています。たとえば、連絡先にアクセスして宛先を1度探すと、2度目からは連絡先にアクセスせずにキャッシュの宛先を利用することで、1回目より速く作業できるようになるわけです。
ただ、便利なアプリキャッシュも、記録するメモリ量が増えてくるとアプリの動作が重くなってきます。一つ一つはそれほどでなくても、スマートフォンは複数のアプリが同時に動作するので、アプリキャッシュが大きくなってくると、今度はスマートフォンの動作自体も遅くなることがあります。
もともとキャッシュデータは、頻繁に使うデータを最適に利用することで効果を最大に活かせます。古くてもう使ってないデータまで記録しておくのは効率が悪く、そのためにスマートフォン本体の動作まで遅くなってしまうのでは本末転倒です。
そこで、もう使っていない古いアプリキャッシュのデータを適宜クリアすれば、スマートフォン本来の動作速度に戻せるわけです。これをキャッシュクリアといいます。
キャッシュクリアの方法は簡単です。
1.Play Storeで「キャッシュクリーナー」や「タスクマネージャー」などで検索し、アプリをインストールします
2.キャッシュクリーナーアプリを起動してすべてのアプリキャッシュを削除する
オート機能を持ったアプリもあり、それ使えばアプリキャッシュを自動削除することもできるので、スマートフォンを定期的にリフレッシュして使うこともできます。
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