勝谷さん。 どう?楽になったかい?
私が初めてあなたを意識したのはTVで亀田親子の事を痛烈に批判した頃だった。歯に衣を着せぬ発言に、メディアでこんな事言う人もいるのかと驚いた。私と同じ歳なのに凄い男がいるなぁと。。国際情勢や政治についてのコメントも鋭かった。それからTVやラジオに出演するのを追っかけるようになり、有料配信メールも購読し始めた。でもこの時はまだあなたがボクシングジムでトレーニングしていることは知らなかった。
初めて直接会ったのは千葉で行われた、あるジム主催のボクシング大会だったな。当時ジムに入門したての私はジムの仲間の試合の応援に行き、そこで麺通団のTシャツで試合前のウォーミングアップをしているあなたを見て驚いた。ジムに通ってるのは知っていたが、まさかボクシングジムだったとは。。しかも試合に出るレベルだとは思わなかった。
その時思わず声を掛け、一緒に写真を撮ってもらったっけ。
次に会ったのは、その1年後。同じく、とあるボクシング大会。この時私はジムの仲間の応援より、あなたにお願いがあって会場へ行ったのだ。そのお願いとは次は私と戦ってほしいと言うこと。会場であなたを見つけ、次は私と試合をしてほしいと真剣にお願いしたところ「いいよ」と快諾してくれ、そこから私は打倒勝谷を目指して練習に精を出したんだ。
そして時を経て、ついにリングで相まみえる日が来た。日頃から「俺は銃弾の下をくぐり抜けてきた男だ。修羅場の数が違う」と豪語しているあなたが怖かった。そして同じ歳ながらも体重がかなり違うのも恐ろしかった。当時あなたと私の体重の差は10kg近くあったはずだ。
しかしあなたは減量をしてかなり私の体重に近づけた状態でリングに上がって来てくれた。そうまるで力石徹のように。。
ゴングが鳴りお互い力を振り絞った打ち合いをしたね。そして試合後は抱擁して再戦を誓い合ったよな。私はその再戦の日が来ることを夢見て今でも老体にムチ打ってトレーニングしていたんだぜ。
私にとっての力石戦は終わり、その力石との再戦もままならなくなった今、これから何を目標にトレーニングを続けたらいいか判らないよ。なあ勝谷さん、俺はどうしたらいいんだい?そろそろグローブを吊るす潮時なのかもな。
勝谷誠彦。凄い男だったな。。あなたの拳の痛みは一生忘れない。今は苦しみから解放されて安らかであることを祈ります。
最後に。。ボクシングではあなたが先輩だけど、モノノフ歴は私の方が上だから。そこんとこ忘れないように。じゃあね。
