わたしはちょうどその頃、会社からの転勤の話しがあがっていた。
5年程前にヘッドハンティングされ、
今の会社に入った。
出張も多く毎日一生懸命働いた。
売上もかなり上げた。
バツイチ子持ちだったが、
大学にも進学させる事も出来、会社にも感謝していた。
そんな会社が売上が良く社長がファンドに売るということがきっかけで、
わたしは会社からは疎ましい存在に変わった。
その時の上司が東京の方で、
関西にいるより東京に異動した方が良いとアドバイスを下さり、東京への引っ越しを決めた。
彼の別居のタイミングも合っていたので
ある意味運命だと思った。
長く住んだ京都のマンションも引き払い、引っ越し会社にも手配していた。
彼に一緒に住んでくれと言われ
わたしは決意し東京行きを決めた。
しかし彼はそれまでに離婚、別居すら出来ていない。
わたしとわたしの荷物は行き場を無くした。
会社はマンスリーマンションを最初用意してくれたので、
わたしは一旦そこに入居し、
荷物は実家に預かって貰った。
今から考えると仕事抜きとしても
見切り発車もいいとこだなと自分でも思う。
でもその時はどんなに小さいマンションでも
彼のいる東京に来れた事がうれしかった。
脳みそ涌いていたんだなと。。