先に行われた全米オープンでの錦織圭選手の大活躍は記憶に新しいですよね。
そして現在は世界ランキング8位、ホント素晴らしいことですよね。
こんばんは。
情熱と挑戦、マグロちゃんこと加治木英隆のブログへようこそ!
世界中のテニス競技人口は約1億人と言われており、バスケットボール、サッカーに次いで多いようです。
まぁ、細かな所は調査機関によって異なるんでしょうが、それだけ競技人口が多いスポーツであるというのは間違いないようです。
錦織圭選手の大活躍は、日本でもテニス競技人口を増やすのかも知れませんね。
さて、冒頭の写真ですが、これはわが社で手掛けたテニスコートの竣工写真です。
サーフェスは砂入り人工芝コートのツートン仕様となっています。
うん?サーフェスって何だって?
マイクロソフトが開発した、Windows・OS搭載タブレット端末の事ではありませんから(苦笑)
はい、それはコート面の材質のことです。
そうそう、マグロちゃんの本業はスポーツ施設の企画提案・設計・施工・維持管理がメイン事業なので、今回のブログはそんなネタですね。
ズバリ、テニスコートの豆知識!かな・・・(笑)
うん、そしてサーフェスに絞って書きますね。
■「オムニコート」って、良く耳にしませんか!?でもね・・・
日本では「砂入り人工芝」のスペックが多いですよね。
よく「オムニコート」って耳にすると思いますけど、実はこれって「砂入り人工芝」における商品名なんですよね。
それは、わが社でも取り扱いの多いメーカー、住ゴム産業(住友ゴム工業)の商品です。
うん、素晴らしい人工芝だと思いますよ。歴史と伝統に裏付けされた商品力が高いシェアを生み出しているんだと思いますね。
ご用命の際は、当社まで・・・
って、完全な売り込みですよね。失礼しました(笑)
ちょっと話がそれましたけど、だから正しくは「オムニ」ではなく、「砂入り人工芝」と表現されるべきなんです。
でもね、これって日本とオーストラリア、そしてニュージーランドにおいて広く普及しているコートなんですよね。
つまり、国際的には広まっていないサーフェスなんです。
■グランドスラムにみるサーフェスの違い
国際的なツアー大会で認められているテニスコートのサーフェスは、ハードコート、クレイコート、天然芝(グラス)コートなんですよね。
ちなみに、グランドスラム大会でのセンターコートの概要も紹介しちゃいますね(笑)
・全豪オープン(1905年~)
時期:毎年1月後半にオーストラリアで開催
会場:メルボルン・パーク
センターコートサーフェス:ハードコート
センターコート収容人数:約15,000人
センターコート開閉式屋根:有り
・全仏オープン(1891年~)
時期:毎年5月末から6月初めにかけてフランスで開催
会場:スタッド・ローラン・ギャロス
センターコートサーフェス:クレイコート
センターコート収容人数:約15,000人
センターコート開閉式屋根:なし
・ウィンブルドン(1877年~)
時期:毎年6月最終月曜日から2週の日程でイギリスで開催
会場:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ
センターコートサーフェス:天然芝コート
センターコート収容人数:約15,000人
センターコート開閉式屋根:有り
・全米オープン(1881年~)
時期:毎年8月の最終月曜日から2週間の日程でアメリカで開催
会場:USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター
センターコートサーフェス:ハードコート
センターコート収容人数:約124000人
センターコート開閉式屋根:なし
ねっ、日本で多く見られる砂入り人工芝なんて、その範疇にはないでしょ(笑)
そうそう、グランドスラムって国際テニス連盟が定めた4大会の総称ですよね。
テニストーナメントとしては、最大規模かつ最高権威を持っているんですよね。
・・・って、持たせている?のが正しい表現なのかも知れませんが(笑)。
■サーフェスの違いがプレーに影響を与える
サーフェスの違いは、それぞれ異なった特徴があるんですよね。
顕著なものは球速の違い。
それに、足腰への負担だとか、天候への対応だとか、或いは維持管理・メンテナンスだとか。
つまりボールの弾み方や足の滑りやすさが違うとプレーも変わってくる、という事ですよね。
ハードコート。
文字通り固い表面です。コンクリート舗装やアスファルト舗装を下地として、その上に合成樹脂などを表面コーティング仕上げした形となります。
硬式テニスだと、弾むとボールの速度が増すので、ストロークよりボレー向きだと。
だから、優れたボレー技術を持つ選手には有利と言えるんだと思います。
でも、ハードなコートだけに、体への衝撃もあります。
クレイコート。
日本では真砂土ですが、世界におけるクレイの主流はやはりアンツーカです。
球足が遅いためにラリーが続きやすく、また足も滑りやすいので、ストロークやフットワークが得意な選手には有利と言えるんだと思います。
でも、天候に左右されやすい、つまり雨風だとか乾燥には弱いコートです。
天然芝コート。
球足が最も速く、またバウンドも低く、更にはイレギュラー・バウンドにもなりやすいコートです。
どちらかというと、サーブ・アンド・ボレーを得意とする選手に向いていると言われてます。
でも、芝の維持管理には、費用面だとか芝の育成(養生)管理含めて、手間が大変です。
人工芝コート。
球速などはハードとクレイの中間的な位置づけで、また適度な滑りと足腰への負担も少ないことが特徴です。
天候に左右されにくいという全天候コートなので、雨の多い日本で広く普及しています。
でも、芝の劣化時のジョイント部分の引っかかり、或いは国際的なツアー大会で採用されていないので、選手育成だとかトッププレーヤー輩出の障害になっているという説もあります。
いずれにしても、サーフェスによってコンディションが異なるので、それに応じた最適なプレイスタイルもあるんだ、という事ですよね。
是非、そんな視点も持ってテニスを楽しまれて下さいね。
そうそう・・・
ご用命の際は、当社まで・・・
って、最後も完全な売り込みですよね。たいへん失礼しました~(笑)
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by Hidetaka Kajiki
(ニックネーム:マグロちゃん)