農薬とは21 ~消費者からのメール①~ | 小松菜農家 hideのブログ

小松菜農家 hideのブログ

発祥の地=江戸川区で小松菜を作る農民のブログ


テーマ:

とうとう・・・タイトルの数字より○が取れましたw

サブタイトルにはついてマスwwwww


というわけで

皆さまにこれを見てもらいたかった。

その前に色々書いたのは、皆様に理解してもらった上で

見て欲しかったから。


ある日1通のメール。

消費者の方からだ。


(名前等はプライバシーの為公表しないことを条件に

メールをブログ上にあげてOKということなので、匿名です。)



小松菜について、農薬や化学肥料
使われてる肥料を教えていただきたいです。


特に、動物性の肥料を使っている場合は
それが抗生物質不使用の動物のものか
麦が使われてるかを知りたいです。


これに対し、その時期(4月下旬)の使用していた農薬を明記しました。

前半で説明したようにいくつもの種類の中から、その時期に発生する昆虫に対し

必要なものを経験と知識でセレクトし使うため季節や条件により変わりマス。


化学肥料はメーカーの名前と商品名を伝え、細かい成分に関しては

メーカーを訪ねて欲しいと伝えました。


更に動物系の・・・と聞かれたので、うちは現在は動物系の堆肥は

使ってません。と答えました。この理由はたまたまですw


数年前までは馬糞堆肥を使っていたが・・・

腐葉土の方がよくね?くらいのつもりで使ってます。

また戻すかもしれないくらいなものです。




でね、その後・・・


特に、動物性の肥料を使っている場合は

それが抗生物質不使用の動物のものか
麦が使われてるかを知りたいです。


この質問、何を意図しているんだ?と思ったんです。

有機農法が循環型だとし、一部評価されている部分として

家畜糞尿を使うから。これは、畜産業においてはゴミとして

むしろ廃棄に困っている物質を、畑に有機肥料として戻して

使えるからエコ、循環しているとして評価を受けているものです。



俺もこのサイクルは簡単に行える場所なら正しいと思う。

悪臭を放つ糞尿を畜産農家の厩舎から取り除けるから。


で、抗生物質だと?


まぁ畜産業には詳しくないが、知りあいは沢山いるw

実際に聞いてみた。



『多くの畜産業は抗生物質使いますよw余裕です。

だって、病気とか洒落にならないし。』




まぁね、厩舎には牛とか豚とか鶏とか。

同じ種が沢山いるよね。1匹が感染したらみんな感染するんだよ。


俺がよく、同じところに小松菜がこんなに生えることは

自然ではないというでしょ?これと同じ環境なわけ。


牛なら牛が

馬なら馬が

鶏なら鶏が

豚なら豚が



同じ場所に無茶苦茶密集して存在していて

それ以外の動物は意図的に与えない限り居ない。


そんなの絶対人工の状態。

自然環境なら1匹が病気になれば群れから置いていかれて

死ぬだけだろう。けど、この環境では1匹が病気になったら

一部のウィルスでは即効感染する。



口蹄疫などがそうだ。

鶏インフルエンザなどがそうだ。



だから予防接種をする。

抗生物質を使用する。



添加物や農薬を人間の健康を害すると認められない微量だとしても

全否定する人がいるなら、こういった食肉を一切口にしないことだ。

あと、野生の動物の肉もね。何を食っているかわからないしねw


あ、彼らは自然ならいいのかw


さらに言うと、この消費者の指摘のようにその糞尿を使用している

有機農産物は口にしないことだ。



これ


一部の自然安心妄想者のための皮肉ねw



実際は俺はこれらを危険だと思わない。

専門家の方にも確かめた。



『糞尿に抗生物質が残りマスか?』


『0かどうかは知らないけど、そんなに抗生物質が残っていたら

その糞尿って・・・腐らなくない?w』



確かにそうだ。


仮に少々残っていたとしよう。

それを植物がどれほど吸い上げるのか。

さらにppbレベルまで検出可能な機械で調べたとしよう。

仮に超微量で残留していたとする。



その超微量は普通に医者で処方される抗生物質と比べたら・・・w

まったく関係がないといってもいい。

医者で処方される薬も、何度も何度も臨床試験済みだし。

まぁそこにわずかなリスクはあるかもしれないけど・・・




鶏 → 堆肥 → 植物 → 人間。




これないよw

ないないないw


普通に肉食ってよし。

と思ったわけね。


畜産の後輩に細かく聞いたら、一応居るってね。

放し飼いを基本としている人で小規模でやっている畜産業の人は

抗生物質等を一切使わない人も。


でも、時と場合によっては超リスクを伴うらしいけどw



野菜農家みたく畜産業の人も言ってみて欲しいよね。



一部の有機栽培を猛烈に進める人曰く


『健全な土壌(←有機質土壌らしい)なら、健全な野菜が育ち

病気にならない。』



まぁね、なりにくいならわかる。

ならないって・・・w病原菌をバカにするなと思う。

以下の例はウィルスではあるが、感染という意味では同じだろう。



健全に育った牛は病気にならない。

俺の家の牛は健康だから口蹄疫にならない!





なるだろっ!w

つーか、健全に生きてる人間は病気にならない?w

なるよ。周りに感染者がいっぱいいたらなるよwww


要するに周囲の環境だろう。



あ、話がそれた・・・。



あと、麦の件だ。


麦・・・、まぁ麦ってさ馬糞堆肥なら普通に敷き藁に

使っているところもあるだろ。まぁ稲わらのところもあるだろうけど。

あと、田んぼの稲作してないときって・・・麦撒いたりするよね。

緑肥で?まぁ理由は米農家に聞いてくれ。たぶんやるよ。


それで、アレルギーって出てないハズで・・・

そこまで気にしているのは、自分の症状が重く今まで色々調べたからだと思う。

俺が同じ立場でも同様の、それ以上のことを調べただろう。



・・・




が、そこで求めていた野菜のジャンル分けが・・・



●慣行栽培

●有機栽培

●自然栽培



だったわけ。


_| ̄|○ ガックシ


もう悲しくなったよ。


市場外流通の一部の方々が安心・安全を誇張し

農産物の安全性が栽培法で大きく変わる!

私たちの野菜は安全で、他が危険!


みたく言うから・・・。



実際作った生産者、本当にその成分保証してるの?

俺は自分の作った小松菜の成分把握してねーけど。

できねーけど。季節、作柄によって全部違うだろうし。

1株1株で全部違うだろうし・・・。




農産物は、普通だよ。


さて、明日も戴いたメールの解説だ。


農薬とは① ~はじめに~

農薬とは② ~農薬の概念~

農薬とは③ ~奇跡の外し方~

農薬とは④ ~鍵穴合わせ~

農薬とは⑤ ~農薬の使用有無に関しての安全性~

農薬とは⑥ ~何故農薬を使うのか~

農薬とは⑦ ~具体例~

農薬とは⑧ ~化学物質とは~

農薬とは⑨ ~農産物の流通の歴史①~

農薬とは⑩ ~付加価値~ ← お蔵入りしそうだったw

農薬とは⑪ ~農産物の流通の歴史②~

農薬とは⑫ ~経営における無農薬という付加価値~

農薬とは⑬ ~資材における有機という価値~

農薬とは⑭ ~農薬を使わないで栽培する方法①~
農薬とは⑮ ~農薬を使わないで栽培する方法② by メクレ~

農薬とは⑯ ~農薬を使わないで栽培する方法③ 生物の拮抗~

農薬とは⑰ ~農薬を使わないで栽培する方法④ 肥料分と昆虫…

農薬とは⑱ ~中締め~

農薬とは⑲ ~生産者のブレ幅~

農薬とは⑳ ~化学物質過敏症とは~

農薬とは21 ~消費者からのメール①~

農薬とは22 ~消費者からのメール②~

農薬とは23 ~消費者からのメール③~

農薬とは号外 ~映画『奇跡のリンゴ』の観方~

農薬とは24 ~消費者からのメール④~

農薬とは25 ~消費者からのメール⑤~

農薬とは26 ~消費者からのメール⑥~

農薬とは27 ~まとめ~

農薬とは28 ~このシリーズを書いて~

hideさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ