農薬とは⑱ ~中締め~ | 小松菜農家 hideのブログ

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さて・・・今回農家が農薬を熱く語る。

という超イレギュラーなことをしています。



いやね、こういうことを書き始める前からずっと思っていた。



『ググる』




という言葉を知ってマス?

知ってマスよね。まぁ別にグーグルじゃなくていいけど

解らないことを検索すること。

今の日本人は解らないことがあれば大体ネットで調べるでしょう。


『○○とは』


とかいってね。で、そういった検索に引っかかるのは専門家だけではなく

多くの人が個人も出てきて、多くの人が様々な内容をネット上にあげたります。

まぁ信憑性が高いものから低いものまで多々あるのが現状なので

見る目が養われていないと、多くの情報から正しい知識を得ることが困難な

レベルにまで来ています。




が・・・




農薬って、農家が書くことは本当に稀。

居ないんじゃね?wないよね?




○土づくり

○栽培法



を書く農家は非常に多いよね?w

しかも、そういう内容においては多くは我こそが1番。

みたいに書く人がいるw


いや・・・それはその農家の地域で経営がうまくいっているだけで

他の地域に行ったり、他の作物を作ったら、うまくいく可能性は

あっても、別の方法になっているハズ。



別の方法になるよね?w

じゃー、方法をどんなに熱く語っても1番はないよねw

でも、1番みたいな顔して農法を売っちゃう農家いるけどね。

よく恥ずかしくないよねw



農家の作業なんて、他に色々あって



○袋詰め梱包の効率化。

○鬼の様に丁寧でスピーディーな収穫技術の取得。

○選別のコツ


とかw

あるべきじゃないか?

あるのかな・・・w



でもさ、もっともないのが


農薬の使い方を熱く語るサイトや

研究する農家のブログ。



ほとんど見たことない。本来ならば効果的な使用法を追及した人間が

経営上有利になるように、減農薬を追求できるはずなのにだ。



『スピノエースのうまい使い方。

効果的な防除法。』



とか。

何でないの?

経営面積に対し、効率的な防除と低労力化とか?

そういう話って全然でないよね。出るべきなのにね。

これを突き詰めていくと、対象となる昆虫の生態を1個1個

勉強していかなきゃならないハメになるのだけどねw


まぁそれは農薬云々とは関係ないけど。

どちらにしても、生産する作物における害虫は知れば

知るほど有利。




農薬に関して、触れない理由は・・・

大体わかると思うが、純粋に悪とされているからだろう。

何故悪になったかと言えば、他の農産物との差別化を目的に

付加価値として農薬の有無を追及する人々が散々煽ったからだ。



あ、過去にほんと強烈な農薬があって

それが環境や人体に及ぼしたイメージがあるのも理由の1個か。

でも、その後農薬そのものの研究の方向性が変わって

もはや毒物ではなく、普通物が多い。



そのリニューアル自体は使用者である農家からは一切語られず

語られるのは、農産物に使用しないということで安全性を訴える人々の口から


農薬は危険だ。


として使った使わないだけを問題視している。

農薬にいいところはないと思っている人が多すぎる。




果ては、消費者の農産物の評価において非常に大きなウェイトを

持つようになってしまった。本当はどうでもいいことなのにだ。

現状の農薬を適正に使用していれば、農産物の判断価値はそこにはない。



この辺りは岡本氏のブログの方が解りやすい。

仮に重要視するならば、使用を守っているかどうかだろう。

あとに、また熱く書くが(またかw)ルールを守るかどうかに関しては

栽培法云々ではなく、生産者それぞれの意識による。

有機無農薬に関しても同様の話になる。



農薬にしても肥料にしても実際は特性を知って

ルールがあるならば、それを完璧に守った上で

効果的な使用法を見つけ出すことが正しい。



無知な方々が安全安心を付加価値にするために使用した『無農薬』という言葉。

化成肥料に対する有機肥料についても結局調べたら付加価値だった・・・w

出来上がる農産物はどちらだって一緒なのに



『化成肥料を使用しないで作りました』



とか、何を思って書いているか知らないが

それを消費者は安全だとか美味しいだとかを求めて選ぶような

世の中になってしまった・・・。なんだこの農産物に対する評価はw


もっと他にやるべきことがあるだろうに。




心の底から安全を追及するために

農薬を使用しなければ安全だと思っている人も居るが

安全をちゃんと追及して考えていくと

農薬を使わないということが安全の証明になることはないとわかる。



無農薬を安全だとして売る人々は

ただの無知か、販売促進を狙ってるだけだろう。

農薬は、農薬という物質名ではなく



『効果やリスクを検査しわかっているもの』



という称号だといっていい。

その称号を嫌う人はすなわち



効果やリスクを検査することを嫌う。



ということになる。

まぁ自由人を目指し、人生冒険家を目指すなら

解る気もするがwwwリスク大好き♪みたいなねw




付加価値にして散々煽った結果・・・

農薬を使用する農家は、許可されている資材をルール通りに

使っているにも関わらず、消費者に対し常にどこか後ろめたい

気持ちを背負うことになった。


多くの消費者に農薬と言うものがどういうものなのか理解されないから

食糧供給に貢献しているにも関わらず農薬メーカーに勤める研究者は

日々研究に明け暮れながらも何故消費者がこんなに嫌うのだろうか。

と謎な気持ちがあるだろう。




次回からは今回のブログを書く原因となった

化学物質過敏症のこと、またその人とのやり取りを紹介します。

プライバシー保護のため名前は出しません。

が、ホントにホントに作り話とかではなく実際にあった話です。





うちの資材を使ったら

うちのマーケットで売ってあげる♪



有機無農薬だったら買う人が居るから

その栽培法なら○○の量を○○円で買い上げるよ。



さて・・・消費者の知らないところでは

普通にこういうやりとりがある。

もちろん悪意がある人ばかりではないし

何度も書いているが、売ることは大切だ。


でも農産物の流通において境目になっていると思われる




○慣行栽培
○有機栽培
○自然栽培



ここに安全の境目があると思いますか?
医者でもない農家や流通が作ったこの栽培法という境目。

販売促進するための付加価値でしかないと思う。



ここには化学物質過敏症やアトピーで困っている人々が
藁をもすがるほどの何かはありません。

農産物はそんな調整不可能です。


たかが農家や流通がそれらの症状について

それ専用の栽培をしていると思いますか?


実際、俺がこのシリーズを書き始めた理由はここにある。



農薬とは① ~はじめに~

農薬とは② ~農薬の概念~

農薬とは③ ~奇跡の外し方~

農薬とは④ ~鍵穴合わせ~

農薬とは⑤ ~農薬の使用有無に関しての安全性~

農薬とは⑥ ~何故農薬を使うのか~

農薬とは⑦ ~具体例~

農薬とは⑧ ~化学物質とは~

農薬とは⑨ ~農産物の流通の歴史①~

農薬とは⑩ ~付加価値~ ← お蔵入りしそうだったw

農薬とは⑪ ~農産物の流通の歴史②~

農薬とは⑫ ~経営における無農薬という付加価値~

農薬とは⑬ ~資材における有機という価値~

農薬とは⑭ ~農薬を使わないで栽培する方法①~
農薬とは⑮ ~農薬を使わないで栽培する方法② by メクレ~

農薬とは⑯ ~農薬を使わないで栽培する方法③ 生物の拮抗~

農薬とは⑰ ~農薬を使わないで栽培する方法④ 肥料分と昆虫…

農薬とは⑱ ~中締め~

農薬とは⑲ ~生産者のブレ幅~

農薬とは⑳ ~化学物質過敏症とは~

農薬とは21 ~消費者からのメール①~

農薬とは22 ~消費者からのメール②~

農薬とは23 ~消費者からのメール③~

農薬とは号外 ~映画『奇跡のリンゴ』の観方~

農薬とは24 ~消費者からのメール④~

農薬とは25 ~消費者からのメール⑤~

農薬とは26 ~消費者からのメール⑥~

農薬とは27 ~まとめ~

農薬とは28 ~このシリーズを書いて~


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