外出先でのアクシデントのひとつに、帰りの交通費が無くなったことがあげられます。
その原因として、財布を落としたり、バッグごと盗難に遭うなどがありますが、特に、バッグごと盗難に遭うと、ATMでお金を引き出すこともできず「万事休す！」です。
しかし、そんなときは、交番でお金が借りられる大変ありがたい方法があります。
交番でお金を借りる方法については「公衆接遇弁消費事務取扱要綱」（昭和38年4月15日通達）のなかにも記載されており、原則・1,000円を借りることが可能です。
もちろん、お金を借りるためのきちんとした裏付けが必要で、「借受願書」には日付をはじめ、住所・氏名など本人を確認できる内容の記載と、押印または指印が条件になります。
この「公衆接遇弁消費」については、冒頭でお話しした「交通費」のほか、行方不明者等の保護のための応急措置に要する経費など、全4項目が該当します。
また、交番でお金を借りる場合、返済方法も気になりますが、借受者の居住地が遠隔の場合等は、最寄の派出所などでも返済可能です。
ちなみに、この制度を利用して交番でお金を借りる人のうち、きちんと返済した人は、2009年度では全体の約3分の2にしかいないそぉです笑笑