負けたなぁ。
今回は、完膚なきまでに負けた。
失ったものの方が遥かに多かった。
しかし、俺は闘って負けたんだ。
多くの者は、闘うこともなく負けていく。
俺は、闘わずして負けることと訣別する。

屈辱にまみれながら、ここまで生き抜いてきた。
もう一度、挑戦するために。
そして、再び自分の足で闘いの地に立つその時が、間も無くやって来る。
闘い、勝ち上がるため。
飛雄の時。